20代でマイホームを購入すると後悔する？
「家は早く買った方が良い」という方は多く、20代でマイホームを購入する方は増えています。
家を買う場合は35年ローンが基本になります。つまり、35歳で購入した場合、70歳まで住宅ローンを背負うことになるのです。
また、家賃がもったいないから早く家を買うケースも多いです。しかし、本当に早く家を買った方が良いのでしょうか？
この記事では、20代でマイホームを購入して実際に後悔した事例など、詳しく解説します。
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20代でマイホームを購入するメリット2選
まずは、20代でマイホームを購入するメリットについて、詳しく解説します。
定年までにローンを払い終えられる
20代でマイホームを購入する場合、定年までに住宅ローンを完済できるメリットがあります。
29歳で家を購入した場合でも、返済するのは64歳です。まだ働ける年齢で、定年後は住宅ローンが無いという安心感があります。
返済計画に無理がない
家を購入する方は、様々な物件を見て自分で購入できる最大限の家を選ぶ傾向があります。
20代でマイホームを購入する場合、その時点で返済できる住宅ローンを組みます。つまり、今後に昇給などしていくと、支払いがどんどん楽になっていくのです。
20代でマイホームを購入して実際に後悔したこと5選
20代でマイホームを購入するメリットはありますが、実際に購入して後悔した事例をご紹介します。
20代でマイホームを購入して後悔したこと①「共働きが難しくなった」
奥さんと共働きの前提で家を買いましたが、子供が産まれて体調を崩すことも多く、奥さんは仕事を辞めることになりました。
しかし、私だけの給料だと住宅ローンを払うのはギリギリで、今の生活はかなり切り詰めています。共働き前提ではなく、もっと安い家を買うべきでした。
20代でマイホームを購入して後悔したこと②「転勤が決まった」
家を購入して3年ですが、夫が遠方への転勤が決まりました。2年で戻る予定のため、2年限定では家を貸し出すのも難しいです。致し方なく、単身赴任で家計が苦しくなりました。
20代でマイホームを購入して後悔したこと③「想定よりも子供が増えた」
家を建てた当初は、子供が1人いてもう1人産む予定でした。しかし、実際には双子だったため、子供部屋が足りなくなってしまいました。子供の数が確定してから家を買うべきだったと、後悔しています。
20代でマイホームを購入して後悔したこと④「もっと知識をつけてから購入すべきだった」
20代でマイホームを購入しましたが、今思うと無駄に外壁にこだわったり、もっと値下げ交渉できた部分が多いと感じています。しっかりと知識をつけてから、家を購入するべきでした。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑤「会社が潰れてしまった」
今の会社でずっと働いて住宅ローンを返済する想定でしたが、会社が潰れてしまいました。再就職できたものの、年収が減ってしまい住宅ローンの返済が苦しくなっています。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑥「ローンの支払いが負担になっている」
通常、住宅を建てる前には家計の収支を計算し、無理のない返済プランを立てることが一般的です。しかし、勤務先の経営状況が悪化し給与が減少するなど、家計が厳しくなることがあります。
対策としては、自己資金をある程度残しておくことが有効です。頭金を多く用意し、借入額をできるだけ減らすことが推奨されますが、手元にお金を残すことも重要です。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑦「補助金の期限に追われて焦って購入」
住宅の購入には、政府の目標に合致すれば補助金を受けることができる場合があります。しかし、補助金には申請期限や竣工日などの制限が設けられていることに注意が必要です。期限に追われて、条件に合致しない土地や建物を購入するケースも見受けられますが、急いで間取りを決めることは後悔の元になります。
対策としては、常に補助金が出ているという認識を持つことが重要です。例えば、消費税率引き上げに伴う住宅取得の負担増を軽減するための「すまい給付金」は、原則として令和3年12月に終了しましたが、同等の支援策として「こどもみらい住宅支援事業」が開始されています。住宅の建築需要が落ち込まないように、いつも何らかの補助制度が実施されていると考え、焦らずに選択しましょう。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑧「隣人トラブルに巻き込まれた」
隣人トラブルに巻き込まれることも、自分がマイホームを持つべきではなかったと後悔させる要因となります。
隣人トラブルはさまざまな種類があり、騒音やペット、ゴミ、子ども関係、境界など様々な問題が起こる可能性があります。他人が関与するため、解決が難しい問題です。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑨「税金や維持費が予想以上に高い」
住宅を購入すると、年間を通じて「固定資産税」「都市計画税」「火災保険・地震保険」といった費用が発生します。
固定資産税は、自宅の土地や建物の評価額に1.4%をかけた金額が納税額となります。たとえば、2000万円の評価額の自宅では、年間約28万円の税金負担が発生します。都市計画税がかかる地域では、評価額の0.3%を支払う必要もあります。
また、新築後には10年から20年ごとに外壁や屋根の塗装が必要となるほか、水回りの修理や交換にかかる費用もランニングコストとして考慮する必要があります。
これらの費用を考慮せずに住宅を購入してしまうと、予想外の出費が生じて返済が困難になる可能性があるため、注意が必要です。
20代でマイホームを購入して後悔したこと⑩「価格だけで物件を選んで後悔」
中古住宅を手頃な価格で購入する場合でも、後に住環境に不満を抱くことがあります。価格の安い物件には、劣化している箇所が多いことがあり、入居後すぐにリフォームが必要になる場合もあります。
後悔しないためには、価格だけでなく、居住条件をバランスよく考慮することが重要です。価格と居住性を両方考慮し、慎重に物件選びを行いましょう。
20代でマイホームは後悔するケースが多い
この記事では、20代でマイホームを購入して実際に後悔したことについて、解説しました。
早くに結婚すれば別ですが、20代は基本的に自分の将来が定まっていません。転職、出産などで想定が崩れるケースが多く、後悔する要因になっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
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