2階を涼しくする方法完全ガイド!暑さの原因から効果的な対策まで
夏になると感じる「2階だけ異常に暑い」という悩み。エアコンをつけていても快適に過ごせないことがあります。2階を涼しくする方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2階が暑くなる原因と効果的な対策方法、そして快適な住まい選びのポイントまで詳しく解説します。リフォームなしでできる簡単な対策から、本格的な断熱改修まで幅広くご紹介するので、あなたの家に合った涼しくする方法が必ず見つかるでしょう。

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2階が暑くなる5つの原因とは
なぜ2階だけが特に暑くなるのでしょうか。まずは原因を理解することが効果的な対策への第一歩です。
暖かい空気は上に上昇する
物理の基本法則ですが、暖かい空気は冷たい空気より軽いため上昇します。そのため、1階で温められた空気がどんどん2階に集まり、結果として2階の気温が上がりやすくなります。
特に吹き抜けのある家では、1階の暖かい空気がダイレクトに2階へと上昇するため、この現象がより顕著に表れます。
風通しが悪くなりがち
2階は屋根に囲まれた空間であることが多いため、1階と比べて風の通り道が限られています。窓の数や配置によっては、熱がこもりやすい環境になってしまうのです。
窓が一つしかない部屋や、窓の配置が同じ壁面にしかない場合は特に風通しが悪くなり、室内の熱が外に逃げにくくなります。
屋根からの輻射熱が直接伝わる
2階の天井の上には屋根があります。夏の強い日差しで屋根材は80度を超える高温になることもあり、その熱が天井を通じて室内に伝わってきます。
特に近年の住宅では軽量な屋根材が主流となっていますが、これらは断熱性能が不十分な場合が多く、屋根の熱が室内に伝わりやすくなっています。
住宅の断熱性能・気密性能が低い
家全体の断熱性能や気密性能が低いと、外の暑さが室内に入り込みやすくなります。特に2階は屋根面からの熱の影響を直接受けるため、断熱性能の低さがより大きな問題となります。
断熱性能が低いと、エアコンで冷やした空気も外に逃げてしまい、冷房効率が悪くなってしまいます。
ベランダやバルコニーの照り返し
2階にベランダやバルコニーがある場合、床面に反射した日光が窓から室内に入り込み、室温を上昇させる原因になります。この「照り返し」は想像以上に室温を上げる要因となっています。
特に南向きや西向きのベランダやバルコニーでは、夏の強い日差しによる照り返しの影響が大きくなります。
リフォームなしでできる!2階を涼しくする5つの方法
まずは手軽にできる対策から始めましょう。大掛かりなリフォームをせずに2階を涼しくする方法をご紹介します。
室内の暑い空気を逃がす工夫
2階の窓を全開にして、たまった熱気を外に逃がしましょう。特に窓が複数ある場合は、対角線上に窓を開けると効率よく空気を循環させることができます。
朝や夕方など外気温が低い時間帯に換気をすることで、室内に溜まった熱を効率的に排出できます。エアコンをつける前に一度換気をすることで、冷房効率も高まります。
カーテンやブラインドで日射をカット
室温上昇の大きな原因は窓からの日射です。屋外からの熱の約73%は窓から入ると言われているため、カーテンやブラインドで日射をカットすることは非常に効果的な対策です。
特に南向きや西向きの窓は日差しの影響を強く受けるため、遮光カーテンやUVカット機能のあるカーテンを使用するとより効果的です。朝から閉めておくことで、室温の上昇を防ぐことができます。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
空気を循環させることで体感温度を下げることができます。特にエアコンと併用すると冷房効率が格段に上がります。
サーキュレーターは扇風機よりも直線的で強い風を送ることができるため、2階の暑さ対策には特に効果的です。エアコンの冷たい空気を部屋全体に循環させることで、室温のムラをなくし快適に過ごせます。
グリーンカーテンで自然の力を利用
窓の外側にゴーヤやアサガオなどのつる性植物を育てることで、自然の日よけを作ることができます。これをグリーンカーテンと呼びます。
国立環境研究所のデータによると、グリーンカーテンによって日陰になった場所と日なたの温度差は約14℃にもなります。また植物の蒸散作用によって周囲の温度を下げる効果もあります。
ただし、植物の種類によっては手入れが大変な場合があり、虫が集まりやすくなることもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
ベランダやバルコニーに打ち水をする
江戸時代から行われてきた日本の知恵「打ち水」は、現代でも有効な暑さ対策です。水が蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」の原理を利用しています。
ベランダやバルコニーに打ち水をすることで、周辺の温度を下げ、室内に伝わる熱を減らすことができます。ただし、外気温が低い早朝や夕方に行うのがポイントです。暑い時間帯に行うと湿度が高くなり、逆に不快感が増すことがあります。
本格対策!リフォームで2階を涼しくする3つの方法
手軽な対策だけでは効果が不十分な場合は、リフォームによる根本的な対策を検討しましょう。
二重構造の窓に交換する
窓を二重構造にすることで断熱性能が大幅に向上します。二重窓は外側と内側の2つの窓の間に空気層ができ、この空気層が断熱材の役割を果たします。
断熱性能が高まることで外気温の影響を受けにくくなり、夏は涼しく冬は暖かい快適な環境を維持できます。さらに結露防止や防音効果も期待できるメリットがあります。
近年は省エネリフォームに対する補助金制度もあるため、費用面でのハードルも下がってきています。
屋根裏や天井の断熱・遮熱性能を向上させる
屋根からの輻射熱は全体の約11%と言われており、2階が暑くなる大きな原因です。屋根裏や天井に適切な断熱材を設置することで、この熱の侵入を防ぐことができます。
断熱材の種類や厚みによって効果は異なりますが、最近では吹き付けタイプの断熱材も普及してきており、比較的手軽に施工できるようになっています。また屋根に遮熱塗料を塗ることで、熱の吸収自体を減らす方法もあります。
断熱リフォームを依頼する際は、実績と経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。断熱の施工不良は効果が半減するだけでなく、場合によっては結露などの新たな問題を引き起こすこともあります。
排気排熱ファンを取り付ける
天井付近にたまった熱気を機械的に排出する「排気排熱ファン」の設置も効果的です。これは天井に設置し、室内の暑い空気を屋外に排出する装置です。
特に屋根裏の温度が高くなる住宅では、この熱を外に逃がすことで室温上昇を抑えることができます。エアコンと併用することで冷房効率も向上します。
ただし、フィルターの掃除や定期的なメンテナンスが必要です。ほこりが溜まった状態で使用すると、アレルギー症状やシックハウス症候群の原因になることもあるため注意が必要です。
快適な暮らしのために!2階が暑くない住宅を選ぶ3つのポイント
新築や住み替えを検討している方は、最初から2階が暑くならない住宅を選ぶことが最も効果的です。
通気性の良い間取りを選ぶ
風通しの良い間取りは室内の熱がこもりにくく、自然の風で涼しさを得られます。窓の数や配置が重要で、特に対角線上に窓がある間取りだと風の通り道ができやすくなります。
窓の数は2つ以上あることが理想的で、それぞれが異なる方角を向いていると更に効果的です。また家具配置によって風の通り道がふさがれないような間取りであることも重要です。
高気密・高断熱の住宅を選ぶ
気密性能と断熱性能が高い住宅は、外気温の影響を受けにくく一年中快適な室温を保ちやすくなります。
気密性能が高いと冷房で冷やした空気が外に逃げにくくなり、断熱性能が高いと外からの熱が室内に入りにくくなります。これにより冷房効率が高まり、省エネ効果も期待できます。
近年はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)など、高断熱・高気密を実現した住宅も増えてきています。初期費用は通常の住宅より高くなりますが、長期的に見ると光熱費の削減につながるため、トータルコストで考えると経済的です。
全館空調システムを導入する
全館空調システムは、家全体を一定の温度に保つシステムです。これにより2階と1階の温度差がなくなり、どの部屋にいても快適に過ごすことができます。
従来のエアコンと違い、気流が穏やかなため体感的な快適性も高く、温度ムラもできにくいというメリットがあります。また冬場のヒートショック対策にもなります。
ヒートショックは温度差による血圧の急激な変化で起こる健康リスクで、特に高齢者や持病のある方は注意が必要です。全館空調システムは家全体の温度差をなくすことで、このリスクも軽減できます。
よくある質問
2階が暑くない住宅は実際にあるの?
はい、あります。断熱性能と気密性能が高い住宅であれば、2階でも快適に過ごすことが可能です。ただし、どんなに性能が高い住宅でも換気は重要です。窓を開けて熱を逃がし、空気を循環させることで快適な環境を維持できます。
窓のない部屋を涼しくする方法はある?
窓のない部屋では、ドアを開けてサーキュレーターを使用することで空気を循環させることができます。また発熱の少ないLED照明や省エネ家電を選ぶことで、室内で発生する熱を減らすことも有効です。根本的な解決には換気設備の増設も検討すると良いでしょう。
2階が暑いと健康面に影響はある?
はい、あります。室内が高温になると熱中症のリスクが高まります。実は室外よりも室内の方が熱中症になりやすいというデータもあります。また2階が寝室の場合、暑さによる睡眠の質の低下も健康に悪影響を及ぼします。快適な温度環境を整えることは健康維持のためにも重要です。
まとめ
2階を涼しくするためには、まず暑くなる原因を理解し、適切な対策を講じることが大切です。
リフォームなしでもできる対策としては、窓を開けて熱を逃がす、カーテンで日射をカットする、サーキュレーターで空気を循環させるなどがあります。より効果を求めるなら、二重窓への交換や断熱性能の向上などのリフォームも検討する価値があります。
新築や住み替えを考えている方は、通気性の良い間取り、高気密・高断熱の住宅、全館空調システムなどのポイントを押さえることで、2階の暑さに悩まされない住まいを手に入れることができます。
季節を問わず快適な住環境は、健康で充実した暮らしの基盤となります。この記事で紹介した対策を参考に、あなたの家に最適な涼しくする方法を見つけてください。
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