3500万円の住宅ローンはきつい?必要年収と無理のない返済プランを解説
マイホームの購入を検討している方の中には、「3500万円の住宅ローンを組めるのか」「3500万円の借入はきついのではないか」と不安に感じている方も多いでしょう。住宅ローンは人生で最も大きな借入となるため、慎重に検討することが大切です。
この記事では、3500万円の住宅ローンを組むために必要な年収や返済負担率について詳しく解説します。また、年収別の返済シミュレーションや借入額を抑える方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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3500万円の住宅ローンを組むために必要な年収
3500万円の住宅ローンを組むために必要な年収は、金融機関や返済条件によって異なりますが、一般的には年収600万円以上が目安となります。
住宅ローンの借入可能額は、年収倍率という指標で判断されることが多く、年収の約6~7倍程度が一般的な基準です。住宅金融支援機構の調査によると、平均的な年収倍率は約6.72倍となっています。
しかし、借入可能額と無理なく返済できる金額は別です。住宅ローンを組む際は、「借りられる金額」ではなく「返済できる金額」を基準に検討することが重要です。
返済負担率から見る適正年収
返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のことで、一般的には25%以内に収めることが理想とされています。3500万円の住宅ローンを35年返済、金利1.8%で組んだ場合の月々の返済額は約11万3000円となります。
この条件で年収別の返済負担率を計算すると以下のようになります。
- 年収600万円の場合:返済負担率22.6%
- 年収700万円の場合:返済負担率19.4%
- 年収800万円の場合:返済負担率17.0%
年収600万円でも基準内に収まりますが、年収700万円以上あると、より余裕を持った返済計画を立てることができます。
3500万円の住宅ローンがきつい理由と対策
3500万円の住宅ローンがきついと感じる理由として、以下のような要因があります。
長期間の返済による負担
住宅ローンは通常30~35年の長期間にわたって返済するため、その間のライフスタイルの変化や収入の変動を考慮する必要があります。子どもの教育費や親の介護費用など、将来的な支出増加も想定しておくことが大切です。
金利変動のリスク
変動金利で借入をした場合、将来的な金利上昇により返済額が増加するリスクがあります。3500万円という大きな借入額では、わずかな金利変動でも返済額に大きな影響を与える可能性があります。
対策方法
3500万円の住宅ローンの負担を軽減するための対策として、以下の方法があります。
- 頭金を多めに準備して借入額を減らす
- 返済期間を長く設定し、余裕ができたときに繰り上げ返済を行う
- 夫婦の収入を合算した収入合算やペアローンを活用する
- フラット35などの長期固定金利商品を検討する
年収別返済シミュレーション
3500万円の住宅ローンについて、年収別の返済シミュレーションを見てみましょう。
年収450万円の場合
年収450万円で3500万円の住宅ローンを組む場合の返済プランです。
- 20年返済:月々150,941円(返済負担率40.3%)
- 25年返済:月々121,785円(返済負担率32.5%)
- 30年返済:月々104,715円(返済負担率27.9%)
- 35年返済:月々88,478円(返済負担率23.6%)
年収450万円の場合、返済期間を30~35年に設定することで、返済負担率を適正範囲内に収めることができます。
年収500万円の場合
年収500万円で3500万円の住宅ローンを組む場合の返済プランです。
- 20年返済:月々150,942円(返済負担率36.2%)
- 25年返済:月々121,783円(返済負担率29.2%)
- 30年返済:月々102,354円(返済負担率24.6%)
- 35年返済:月々88,475円(返済負担率21.2%)
年収500万円の場合、30年返済で月々約10万円の返済額となり、比較的無理のない返済計画を立てることができます。
年収600万円の場合
年収600万円で3500万円の住宅ローンを組む場合の返済プランです。
- 20年返済:月々150,940円(返済負担率30.2%)
- 25年返済:月々121,785円(返済負担率24.4%)
- 30年返済:月々102,350円(返済負担率20.5%)
- 35年返済:月々88,475円(返済負担率17.7%)
年収600万円の場合、25~30年返済で理想的な返済負担率に収めることができ、家計に余裕を持たせることができます。
年収700万円の場合
年収700万円で3500万円の住宅ローンを組む場合の返済プランです。
- 20年返済:月々150,768円(返済負担率25.9%)
- 25年返済:月々121,783円(返済負担率20.9%)
- 30年返済:月々102,352円(返済負担率17.5%)
- 35年返済:月々88,474円(返済負担率15.2%)
年収700万円の場合、どの返済期間でも理想的な返済負担率に収まり、早期返済も視野に入れることができます。
年収800万円の場合
年収800万円で3500万円の住宅ローンを組む場合の返済プランです。
- 20年返済:月々150,940円(返済負担率22.6%)
- 25年返済:月々121,787円(返済負担率18.3%)
- 30年返済:月々102,353円(返済負担率15.4%)
- 35年返済:月々88,473円(返済負担率13.3%)
年収800万円の場合、返済負担率が低く抑えられ、20年返済でも無理のない返済が可能です。
年収が低くても3500万円の住宅ローンを組む方法
年収が低い場合でも、以下の方法を活用することで3500万円の住宅ローンを組める可能性があります。
頭金を準備する
借入額を減らすために頭金を多めに準備することで、返済負担率を下げることができます。例えば、年収400万円の場合、500万円の頭金を準備して借入額を3000万円に抑えれば、返済負担率を適正範囲内に収めることができます。
頭金を準備するメリットは以下の通りです。
- 借入額が減ることで月々の返済額が軽減される
- 返済負担率が下がり、審査に通りやすくなる
- 総返済額を抑えることができる
返済期間を長くして繰り上げ返済をする
返済期間を35年に設定することで月々の返済額を抑え、将来的に繰り上げ返済を行う方法もあります。この方法のメリットは以下の通りです。
- 月々の返済負担を軽減できる
- 収入が増えたときに繰り上げ返済で総返済額を抑えられる
- 家計に余裕を持たせることができる
繰り上げ返済には「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があり、利息軽減効果の高い返済期間短縮型がおすすめです。
収入合算やペアローンを活用する
夫婦共働きの場合、収入合算やペアローンを活用することで借入可能額を増やすことができます。
収入合算は夫婦の収入を合わせて審査を受ける方法で、ペアローンは夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。どちらも借入可能額を増やせるメリットがありますが、それぞれ特徴が異なるため、自分たちの状況に合った方法を選ぶことが大切です。
フラット35を検討する
フラット35は住宅金融支援機構が提供する長期固定金利の住宅ローンで、民間の住宅ローンよりも審査基準が緩やかな傾向があります。金利が返済期間中ずっと変わらないため、将来の金利上昇リスクを回避できるメリットもあります。
年収が不安定な方や転職予定がある方でも、一定の条件を満たせば利用可能です。
住宅ローンで後悔しないためのポイント
3500万円の住宅ローンを組んで後悔しないためには、以下のポイントに注意することが大切です。
将来のライフスタイルを想定しておく
住宅ローンは30~35年の長期間にわたって返済するため、将来のライフスタイルの変化を想定しておく必要があります。
考慮すべき要因として以下があります。
- 子どもの教育費
- 親の介護費用
- 転職や収入減少のリスク
- 健康状態の変化
無理な返済計画では、ライフスタイルの変化に対応できず、最悪の場合マイホームを手放すことになる可能性もあります。
金利が変動した場合のシミュレーションもしておく
変動金利で住宅ローンを組む場合、金利上昇時の返済額増加を想定しておくことが重要です。3500万円の借入では、金利が0.1%上昇するだけでも年間数万円の負担増となります。
金利タイプ別の特徴を理解し、自分の状況に合った金利タイプを選ぶことが大切です。
予期せぬ収入減少を踏まえて余裕を持った借入額を検討する
病気やリストラ、家族の介護などにより突然収入が減少するリスクがあります。毎月ギリギリで返済している場合、収入減少時に生活が困窮する可能性があります。
将来の変化を想定して、万が一の場合でも対応できる余裕を持った借入額を検討することが重要です。
住宅ローンの金利タイプと返済方法
3500万円の住宅ローンを組む際は、金利タイプと返済方法の選択も重要なポイントです。
金利タイプの種類
住宅ローンの金利タイプには以下の3種類があります。
全期間固定金利
契約時から完済まで金利が一定で変わらないタイプです。返済額が変化しないため返済計画を立てやすく、金利上昇リスクを回避できるメリットがあります。一方で、借入時の金利は変動金利よりも高く設定されています。
固定金利期間選択
一定期間(3年、5年、10年など)金利が固定されるタイプです。固定期間終了後は変動金利か固定金利を選択できます。固定期間中は安定した返済額で、期間終了後に金利情勢を見て判断できるメリットがあります。
変動金利
金融情勢によって適用金利が変動するタイプです。借入時の金利は全期間固定金利よりも低く設定されていますが、将来的な金利上昇リスクがあります。
返済方法の種類
住宅ローンの返済方法には以下の2種類があります。
元利均等返済
毎月の返済額が一定になる返済方法です。返済計画が立てやすく、借入当初の返済負担が軽いメリットがあります。ただし、元金均等返済と比べて総返済額は多くなります。
元金均等返済
毎月の元金返済額が一定で、返済が進むにつれて返済額が減少する返済方法です。総返済額を抑えられるメリットがありますが、借入当初の返済負担が重くなります。
まとめ
3500万円の住宅ローンを組むためには、基本的に年収600万円以上、理想的には700万円以上の年収が必要です。しかし、年収が低い場合でも頭金の準備や収入合算、ペアローンの活用により借入可能となる場合があります。
重要なのは、「借りられる金額」ではなく「返済できる金額」を基準に検討することです。将来のライフスタイルの変化や金利変動リスクを考慮し、余裕を持った返済計画を立てることが、3500万円の住宅ローンを成功させるポイントです。
住宅ローンは人生で最も大きな借入となるため、専門家のアドバイスを受けながら慎重に検討することをおすすめします。無理のない範囲で理想のマイホームを実現し、充実した住宅ライフを送ってください。
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