一条工務店をやめてよかった理由を徹底解説!
「一条工務店で家を建てたい!」
「やめてよかった理由ってどんな内容?」
一条工務店は「家の性能」にこだわり、品質の高い木造住宅を提供することで知られるハウスメーカーです。断熱材や窓など、住宅の重要な部分を自社で製造するという特徴があり、これが一条工務店の魅力の一つとなっています。
私たちは家を建てる際、一条工務店を候補に挙げて検討しましたが、最終的には別のハウスメーカーを選びました。
一条工務店は多くの人気を集めているものの、全ての人に最適な選択とは限りません。性能を重視する人にはぴったりかもしれませんが、他の価値観を優先する場合は、別の選択肢も考えるべきです。
この記事では、私がなぜ一条工務店を選ばなかったのか、やめてよかった理由を詳しく解説します。
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私が一条工務店をやめてよかったと思う理由10選
やめてよかった① 設計の自由度が制限されていた
一条工務店での設計は、独自のルールに縛られており、間取りの自由度が低いことが私にとって大きな課題でした。特に「一条ルール」と呼ばれる設計基準は、断熱性や耐震性の高い住宅を提供するために設定されていますが、その代わりにデザインの自由さが犠牲になることが多いです。
例えば、総2階建てでないといけないルールや、窓の大きさや配置に厳しい制限がある点は、私の理想とはかけ離れていました。また、耐力壁やタレ壁の配置にも制限があり、設計の自由度が著しく制限されてしまうのです。
これらの点から、自分の理想の家づくりが難しいと感じ、一条工務店をやめてよかったと思います。
やめてよかった② 自社製品しか選べない設備が不満だった
一条工務店では、キッチンやお風呂、カップボードなど多くの設備が自社製品に限られており、選択肢が限られていました。
もちろん、これにより品質と価格が一定水準に保たれるという利点はありますが、我が家では他社製品を導入したい部分が多くありました。そのため、自社製品に縛られることで、デザインや機能性に不満を感じたのです。
特に、モデルハウスで確認した設備のデザインは、私たちの好みに合わず、結果として他社製品を導入するには大幅な費用がかかるということがわかりました。この点が一条工務店を選ばない大きな理由となりました。
やめてよかった③ 外壁タイルの選択肢が限られていた
一条工務店では、標準仕様の外壁タイルがホワイト一色という選択肢に限られていました。
これは、高機能な「ハイドロテクトタイル」を選べば解決できるのですが、その分オプション料金が約40万円と高額になります。私たちは、外壁にあまり予算をかけるつもりがなかったため、外観の自由度の低さがネックになりました。
やめてよかった④ 値引きが一切なかった
一条工務店では、値引き対応を一切行わない方針があるため、交渉の余地がなく、その点も不満でした。
「すべての顧客に同じ価格を」という理念は理解できますが、他社と比較しても値引きの余地がないことは、我が家の予算を圧迫する原因となりました。また、紹介割引や法人割引などの制度も当てはまらず、結果的にコストが高く感じました。
やめてよかった⑤ 網戸がオプションだった
一条工務店の標準仕様では、網戸がオプション扱いで、取り付けるには追加費用がかかる点が大きなデメリットでした。
全館換気システムが備わっているため、窓を開ける必要がないという理由で網戸が標準装備されていないのですが、我が家では自然の風を感じながら生活したいと思っていたため、網戸がオプションであることが残念でした。
やめてよかった⑥ 価格が高く予算オーバーだった
一条工務店の家づくりは、近年のハウスメーカーの中でも特に高い坪単価が特徴です。建物自体の坪単価は70万円前後となり、35坪ほどの家を建てる場合は、建物本体だけで2,450万円になります。
さらに付帯工事やオプションを加えると、総額3,000万円を超えることも珍しくありません。また、土地代や外構費も別途必要となり、最終的に予算を大幅にオーバーするケースが多く、私はこの金額の高さが理由でやめることにしました。
やめてよかった⑦ 床暖房が必要なかった
一条工務店では、床暖房が標準仕様として組み込まれていますが、私は温暖な地域に住んでおり、床暖房は必要ないと感じていました。
この設備はオプションとして外すことができないため、結果的にオーバースペックだと感じ、辞める決断をしました。もちろん、全館床暖房のメリットは大きく、トイレやお風呂場も暖かく保つことができるため、寒冷地に住む方には魅力的かもしれませんが、私のニーズには合いませんでした。
やめてよかった⑧ 仮契約がプレッシャーだった
一条工務店では、土地を持っていない場合、仮契約という制度を利用することが推奨されます。
仮契約をすることで、契約時の坪単価やキャンペーンが適用されるなどのメリットがありますが、仮契約時に100万円の手付金が必要です。
この金額を支払うことに躊躇する人も多く、私もその一人でした。土地が決まっていない段階で大金を支払うのはリスクがあると感じ、他社との比較を続けたい気持ちが強かったため、この制度が合わないと感じました。
やめてよかった⑨ デザインが自分の好みではなかった
一条工務店の家は、どのモデルも似たような外観デザインが特徴です。特に「アイスマート」シリーズでは、外壁のタイルは限定され、カラーバリエーションも少ないため、独自性を出しにくい印象を受けました。
また、内装に関しても標準仕様のオリジナル製品が多く、同じような雰囲気になりがちです。私はもっと個性的で、自分の好みに合わせたデザインが欲しかったため、一条工務店は適していないと感じました。
やめてよかった⑩ 床材の質が期待外れだった
一条工務店の全館床暖房の影響で、無垢材の床を採用することができません。標準仕様の床材は合板が使用されており、見た目の高級感や耐久性に不満を感じました。
私は自然素材の無垢材が好みだったため、この点も辞める理由の一つとなりました。オプションで無垢材を選べるものの、ワンフロアすべてに採用する必要があり、費用がかさむため断念しました。
一条工務店が選ばれる理由6選
選ばれる理由① 高品質な標準仕様
一条工務店の特徴的なフレーズ「家は性能。」が示すように、同社の家づくりは標準仕様で非常に高い性能を提供しています。この標準仕様の高さは、費用対効果が優れた家を建てる際に大きなメリットをもたらします。
例えば、予算内で建設を進めやすく、オプション費用を抑えることができ、施工ミスのリスクも低くなります。具体的には、耐震等級3の耐震性、高い気密性・断熱性を誇る構造、全館換気システム、全館床暖房、トリプル樹脂サッシ、そしてタイル外壁などが標準装備されています。これにより、性能の高い家が実現され、多くの顧客がこの点に魅力を感じています。
選ばれる理由② 優れたコストパフォーマンス
一条工務店は、広告費を抑えたり、自社工場で自社製品を多く製造することで、コストを効率的に削減しています。
その結果、床暖房やトリプルサッシ窓、タイル外壁、太陽光パネルなどを含めた住宅を、他社よりもリーズナブルに提供できるのです。
選ばれる理由③ ランニングコストの低さ
一条工務店の住宅は、高断熱・高気密の性能により、光熱費が大幅に抑えられる点が大きな魅力です。外壁タイルや太陽光パネルの標準装備により、メンテナンス費用も軽減されます。
実際、オール電化住宅では、夏の光熱費が約5,000円、冬でも約10,000円と非常に経済的です。長期的な維持費を考えると、一条工務店の家は非常にお得です。
選ばれる理由④ 透明な価格設定
一条工務店では、値引きが行われないため、どのお客様にも同じ価格が提示されます。この透明な価格設定により、他のお客様との間で価格の違いに不満を感じることがなく、公平性が保たれています。
そのため、価格に関するトラブルが少なく、信頼性が高いと言えます。ただし、紹介制度やキャンペーンを活用することで、お得に契約できる可能性もあります。
選ばれる理由⑤ 充実したアフターサービス
一条工務店は、アフターメンテナンスを専用アプリ「I・サポ」で簡単に依頼でき、迅速な対応が可能です。アプリを通じて、メンテナンスの手順を自分で確認することもできるため、小さな問題であれば自力で対処することも可能です。
アフターサービスが充実していることで、住まいに関する不安が解消され、長く安心して暮らすことができる点も大きな魅力です。
選ばれる理由⑥ 快適な室内環境を実現する高い断熱性能
一条工務店は、外内ダブル断熱構法を採用しており、家全体が高い断熱性能を持っています。これにより、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を維持できます。
全館床暖房も標準装備されているため、冬の寒い時期でも家全体が心地よく暖まります。冷暖房の効率が良いことで、光熱費も節約できるため、家計にも優しいです。
一条工務店をオススメできる人
オススメできる人① 常に暖かい家で快適に暮らしたい人
一条工務店の最大の特徴は、全館床暖房が標準装備されていることです。
リビングや寝室だけでなく、バスルームやトイレといった全ての部屋に床暖房が設置されているため、家のどこにいても快適に過ごすことができます。特に寒い冬でも、家中が均一に暖かく保たれるので、寒がりの人には最適です。
さらに、省エネ性能が優れているため、24時間暖房を稼働させても電気代が驚くほど低く抑えられる点も魅力です。真冬でも薄着で過ごせるほどの暖かさを求める人にとって、一条工務店は理想的な選択肢です。
オススメできる人② 紹介割引や法人割引を活用できる人
一条工務店では一般的な値引き交渉は行われませんが、特定の割引制度を利用できる人には大きなメリットがあります。
例えば、知人の紹介で最大30万円分の特典が得られたり、親族の紹介で1.5%の割引を受けられたりします。また、法人割引では2〜3%の割引が提供されるため、これらを活用することで総費用を大幅に下げることが可能です。
割引制度が使える場合、一条工務店はコスト面でも非常に魅力的です。もし紹介割引や法人割引の条件を満たしているなら、ぜひ検討してみてください。
オススメできる人③ 選択肢が少ない方が決断しやすい人
豊富な選択肢があると逆に迷ってしまう人には、一条工務店のシンプルな商品ラインアップがぴったりです。
一条工務店では、自社製品を中心に設備を提供しているため、選べるオプションが他社に比べて限定されています。これにより、選択肢が多すぎて混乱する心配がなく、必要なものをスムーズに選ぶことができます。
ただし、一条工務店のデザインには一貫したスタイルがあり、どのモデルを選んでも「一条らしい」外観になります。デザインにこだわりがある人は、モデルハウスを実際に訪れて雰囲気を確認するのが良いでしょう。それでも、迷いやすい人にとっては、むしろ決断が楽になるメリットがあります。
一条工務店をオススメできない人
オススメできない人① 間取りに細かくこだわりたい人
一条工務店は、独自の間取りルールがあり、自由にカスタマイズできる範囲が限られています。
そのため、「ここはもう少し広くしたい」「この部屋の配置を変更したい」といった細かい要望を叶えたい人にとっては、制約が多く感じるでしょう。
オススメできない人② 設備に特定のメーカーを求める人
一条工務店では、キッチンやお風呂といった設備が自社製品で統一されています。
そのため、「キッチンは特定のメーカーがいい」「お風呂はこのブランドで決めている」といったこだわりを持つ人には、他のハウスメーカーの方が適しているかもしれません。
オススメできない人③ デザイン性を重視する人
一条工務店の家は、全館床暖房など高機能な設備が売りですが、デザインに個性を求める方には不向きです。
多くの家が似た外観になりがちで、「一目で一条工務店の家とわかる」と言われるほどです。デザインにオリジナリティを求める方には、他のメーカーの方が柔軟に対応できる可能性があります。
オススメできない人④ 床暖房が不要な人
一条工務店の特徴の一つは、全館床暖房です。しかし、床暖房に興味がない、または必要性を感じていない方にとっては、コストや性能が無駄に感じられるかもしれません。
一条工務店に関するよくある質問
一条工務店の仮契約にはどんなリスクがあるのか?
一条工務店で仮契約を結ぶ際、事前に100万円の手付金を支払う必要があります。
これは大きな金額のように感じるかもしれませんが、仮に契約をキャンセルした場合、この手付金は返金されるため、安心して契約を進めることができます。また、状況によってはこの手付金の金額を減額できる可能性もあるため、気になる方は事前に相談してみると良いでしょう。
ハウスメーカーは何社まで検討するべきか?
ハウスメーカーを選ぶ際、理想的には3社程度から見積もりを取ることが推奨されています。
2社では選択肢が限られてしまい、4社以上になると情報が多すぎて比較が難しくなることがあります。最初はカタログを請求して各メーカーの特徴を確認し、その上で気になるメーカーに間取りや見積もりを依頼すると、自分の希望に最も近い選択肢を見つけやすくなります。
ハウスメーカー選びの際の決定要素とは?
住宅を選ぶ際、何を重視するかは人それぞれ異なりますが、市場調査によれば、多くの人が重要視するポイントは以下の通りです。
1. 性能
2. 立地
3. 間取りデザイン
4. 価格
5. アフターサービス
ただし、最も重要なのは、自分自身の希望や生活スタイルに合った家を選ぶことです。どんな家に住みたいのか、どの部分を優先したいのかをしっかりと考え、それに対応できるハウスメーカーを選ぶことが、理想の家づくりへの第一歩です。
一条工務店は検討すべきハウスメーカー
一条工務店を調べてみて、住宅の性能に対するこだわりが非常に高いことに驚かされました。
我が家の場合、設備やデザインの好みが異なっていたため、最終的には別のメーカーを選びましたが、一条工務店は好みに合う方にはとても魅力的な選択肢だと感じています。
実際にモデルハウスを訪れて、家の雰囲気や設備を確認しながら、自分たちにピッタリの家づくりができるかどうか検討するのが良いでしょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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