納戸の使い方は重要!間取りをしっかりと考えよう
家を建てる時に、必ず設置しておきたいのが「納戸」です。
納戸とは、収納の用途だけに特化した部屋のことです。2畳・3畳程度の納戸を設置したり、ロフトや屋根裏収納を設置する場合もあります。
家を建てる主な世代は30代前半です。まだ子供も小さいので荷物が少ないですが、子供が増えて大きくなると捨てられない物がたくさんあります。
5月人形・クリスマスツリーといった季節物や、スポーツ用品・扇風機・暖房器具といったスペースを取る物、コート・ブーツといったかさばる衣類もあります。
家を建てて10年ぐらい経つと、「建てる時は収納が十分だと思ったけど、全然足りていない」という状態になります。
しかし、納戸はいざ設置してみると、他の部屋とは違った後悔のポイントが出てきます。今回は、納戸の使い方・間取りの工夫・失敗例を12選を紹介します。
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納戸の失敗例6選
・照明を付けなかったので暗い
・照明のスイッチを納戸の中に付けてしまった
・納戸にコンセントを付けなかった
・棚が少ない
窓を付けたら物が日焼けしてしまった
納戸はどうしても閉めっぱなしになるので、換気をするために窓を設置する方が良いです。
しかし、大きい窓を設置したり日当たりが良いと、収納した物が日焼けしてしまう場合があります。また、夏は日差しが入り込むせいで、納戸が暑くなってしまいます。
照明を付けなかったので暗い
1帖〜2帖の狭い納戸を作って、費用を抑えるために照明を設置しない方が多いです。
しかし、昼間は窓を付けていれば入れますが、夜は廊下の明かりを頼りに物を探すことになってしまいます。狭くても、照明は付けておいた方が良いです。
照明のスイッチを納戸の中に付けてしまった
通常の部屋であれば、照明のスイッチは部屋の中に付けるのが一般的です。しかし、納戸のスイッチは外の廊下側に設置しておいた方がよいです。
たまにしか入らない納戸のスイッチは、外に付けておいた方が探す手間がありません。また、スイッチを納戸の中に設置すると、壁面に物を置きたい場合に邪魔になる可能性があります。
納戸にコンセントを付けなかった
納戸にコンセントを付けない方が多いですが、掃除の面でもコンセントは付けておいた方がよいです。
また、子供が大きくなるまで子供部屋を書斎にして、子供に部屋を渡したら納戸を書斎にする人もいます。その時に納戸にコンセントが無いと、パソコンすら使うことができなくなります。
扉が狭くて荷物が入れずらい
納戸への扉は、開き戸よりも引き戸の方がスペースが取れます。納戸への扉が狭いと、大きい荷物を入れる納戸なので後悔することになります。
棚が少ない
納戸は衣服を掛けるポールのみにする方が多いですが、納戸に入れる物を想定して棚を用意しておかないと、スペースを有効活用できない場合があります。
この6つの失敗が多くなっているので、納戸を作る際はチェックしてみてください!
納戸の使い方の工夫6選
・照明のスイッチを廊下側にする
・照明のスイッチを廊下側にする
・窓を設置する場合はカタガラスにする
・高さを調整できる棚を設置する
・納戸+土間収納はとても使いやすい
・将来の使い勝手も考える
換気扇を付ける
納戸の湿気対策として、窓の代わりに換気扇を付けましょう。
窓の方が価格が高い上に、スイッチ1つの換気扇よりも納戸に入って窓を開ける方が手間です。窓があると、窓の前に荷物を置くこともできません。
照明のスイッチを廊下側にする
照明のスイッチは、納戸に入る前に設置した方が便利です。換気扇のスイッチもあると、入る時に換気もできて一石二鳥です。
窓を設置する場合はカタガラスにする
窓を設置したい場合は、カタガラスにしておけばカーテンが無くてもよいです。カーテンはお金が掛かるだけでなく、カーテンレールやカーテン自体が収納時に邪魔になることがあります。
高さを調整できる棚を設置する
納戸に高さを調整できる棚を付けておくと、利便性が高まります。ホームセンターで収納を購入するよりも高いかもしれませんが、備え付けの棚の方が地震の時に倒れてくる心配もありません。
納戸+土間収納はとても使いやすい
1階に納戸を設置できる場合、納戸+土間収納にすると使い勝手がよいです。
土間収納には、バーベキュー・キャンプ用品やスポーツ用品など、外で使う物を収納します。納戸には室内で使うクリスマスツリーなどを収納しておけば、家の物を1箇所に集約できます。
将来の使い勝手も考える
「将来は書斎として使いたい」「子供が3人になったら部屋にしたい」ということも、可能性が少しでもあるのであれば検討しておきましょう。
コンセント・テレビ・LAN配線など、もし使う可能性があれば用意しておかなければいけません。
間取りを考える時の収納スペースの目安
間取りを考えるときに、全体に占める収納面積の割合である「収納率」という考え方があります。
収納面積÷家の総面積=収納率(%)という簡単な計算で、きちんと収納できる家は10%以上を目安にしましょう。
例えば35坪の家だと、家の総面積は約70帖です。その中で、玄関収納・クローゼット・階段下収納など、全ての収納の面積を足してみましょう。7帖のスペースがあれば、ある程度収納力のある家だと言えます。
納戸の広さは2畳〜3畳が良い|把握すべき使い方
納戸は2畳〜3畳程度をオススメします。2畳に満たない広さしか取れない場合は、人が立つスペースの割合が大きくなりすぎるため、非効率な納戸になってしまいます。2畳のスペースが取れないのであれば、納戸ではなく収納スペースとしましょう。
納戸の使い方は、人によって異なります。どのような物を収納したいのか事前に検討することで、自分に合った納戸を作ることができます。一例として、納戸に入れる物をご紹介します。
・季節の家電
・衣類
・思い出の品
・たまに使用するスポーツ用品
・乾電池や電球などのストック
・食品のストック
など
使い方のコツは、「使用する頻度が低い物から順に奥に収納していくこと」です。最初に住み始めた時にこのルールを徹底することで、格段に使いやすい納戸になります。
納戸の設置を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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