リモコンニッチがダサい!失敗しないためには
最近の注文住宅では、多くの方がリモコンニッチを採用しています。
リモコンニッチとは、壁面に凹んだスペースを作り、リモコン・スイッチなどを収納する場所です。スイッチニッチとも呼ばれています。また、テレビニッチ・玄関ニッチなど様々な使われ方をしています。
しかし、オシャレな注文住宅を目指してリモコンニッチを採用したものの、実際に作るとダサい!と感じる方もいます。
この記事では、リモコンニッチで失敗しない方法についてご紹介します。
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リモコンニッチとは?
リモコンニッチとは、壁に設けられた凹み部分に、家庭内で使用するリモコンを一カ所にまとめて収納するためのスペースのことです。「ニッチ」という言葉は様々な場面で使われますが、住宅におけるニッチとは、壁に作られた小さなくぼみを指します。この凹みを利用して収納スペースを作り出すのがニッチです。
ここではリモコンニッチに焦点を当てていますが、ニッチには他にも多くの種類があります。
ニッチの種類
- 玄関のスリッパ収納ニッチ:玄関にスリッパを整然と収納するためのスペース。
- 階段下のディスプレイニッチ:階段下に飾り物を置くために設けられたスペース。
- 階段をおしゃれにするニッチ:階段の一部をくぼませて装飾的にするスペース。
- リビングの小物収納ニッチ:リビングにティッシュやリモコンなどの小物を置くためのスペース。
- 雑誌収納ニッチ:雑誌を収納するために設けられたスペース。
- キッチンの調味料収納ニッチ:キッチンで調味料を整理するためのスペース。
- キッチンカウンターの装飾ニッチ:おしゃれな小物を置くために設けられたスペース。
- 洗面所の化粧品収納ニッチ:洗面所で化粧品やスキンケア用品を収納するためのスペース。
これらはニッチの一例ですが、特定の目的に応じて様々な場所で活躍します。
リモコンニッチは、リモコンやスイッチを一つの場所に集約するためのスペースです。他のニッチに比べると機械的な印象を与えることが多く、そのために設置をためらう人もいます。しかし、利便性を考慮すると非常に役立つスペースであり、見た目を工夫することでおしゃれにすることも可能です。
ただ壁を凹ますだけのリモコンニッチはダサい!
ただ壁を凹ますだけのリモコンニッチは多いのですが、失敗が多いのであまりオススメしません。ダサい印象になりがちです。
リモコンニッチはアクセントクロスのような役割で、アクセントになるような見せ方が重要です。
また、理想的な場所に設置できないケースもあります。壁面を凹ますためには石膏ボードをくり抜く必要がありますが、断熱材が入っている壁だと断熱性能が落ちてしまうためです。
リモコンニッチがダサい!実際に失敗した事例7選
次に、リモコンニッチで実際に失敗した事例をご紹介します。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例①「雑多な印象になってしまった」
リモコンニッチの設置によって、雑多な印象になってしまいました。リモコンをニッチに集めすぎたので、見た目がごちゃごちゃしてしまっています。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例②「リモコンの配置ミス」
リモコンの配置が不均衡で、見た目が悪くなってしまいました。高さや間隔が揃っていないと、全体のまとまりが悪くなり気になってしまいます。可愛いクロスを選んだのですが、リモコンの配置によってはダサいと印象です。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例③「ニッチなのに突出してしまった」
リモコンがニッチの高さを超えて突出しており、見た目がダサいです。もっとリモコンの仕様をしっかりと確認すべきでした。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例④「オプション費用が掛かった」
リモコンニッチの設置に、5万円ほどのオプション費用がかかりました。リモコンニッチの優先度を考慮した上で、採用するかどうかを検討すべきです。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例⑤「インターホンにノイズが入る」
リモコンニッチにインターホンと給湯リモコンが隣り合わせなので、ノイズが入ってしまいます。インターホンと給湯リモコンは離して設置すべきでした。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例⑥「リモコンをまとめすぎると不便」
リモコンニッチにリモコンを必要以上にまとめてしまうと、リモコンがある場所までわざわざ遠回りしなければなりません。外見の洗練さよりも、生活しやすいリモコン配置を検討すべきでした。
リモコンニッチがダサい!失敗した事例⑦「掃除の手間が増えた」
リモコンニッチは壁を凹ませて作るため、ホコリがたまります。小物を飾っており、掃除の手間が増えてしまっています。
リモコンニッチを設置するメリット3選
次に、リモコンニッチを設置するメリットについて解説します。
壁面がスッキリする
リモコンやスイッチをニッチに集約することで、壁面に余白が生まれ、空間がスッキリとします。リモコンやスイッチが壁からデコボコと飛び出すこともありません。壁面に余裕ができることで、写真や絵を飾ったり、家具を配置するスペースが広がるため、よりインテリアを楽しむことができます。
おしゃれなアクセントになる
リモコンニッチにアクセントクロスやタイルを施すことで、部屋全体のおしゃれなアクセントとなります。ニッチの形状もお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことで、他とは異なるこだわりのある空間を演出することができます。
リモコンが一箇所にまとまって便利
リモコンニッチを設置することで、リモコンが一箇所にまとまり、一度に操作することができます。また、電気の消し忘れがあった際にも、あちこち移動する必要がないため、とても便利です。
リモコンニッチをオシャレにする方法3選
リモコンニッチをオシャレにするためには、様々な方法があります。
アクセントクロスと併用する
リモコンニッチ部分にアクセントクロスを施すことで、リビングの中でオシャレな印象を演出できます。アクセントクロスではなく、珪藻土で洗練された雰囲気を出す方もいます。
四角以外の形にする
リモコンニッチは四角である必要がありません。形を変えることで、オシャレな印象になります。
ダウンライトを設置する
玄関のニッチなど、ダウンライトを設置することでオシャレになります。飾り棚のニッチなどにオススメです。
リモコンの配置を統一する
リモコンやスイッチを設置する際には、ニッチ壁面からの距離や高さを統一することが重要です。希望の配置を図面に書き込んで、事前に指示すると良いでしょう。均等な間隔を保つことで、ごちゃつき感が一気に解消されます。
ニッチのサイズを調整する
ニッチのサイズは、お部屋の雰囲気に大きく影響を与えるため、事前に考慮して調整することをおすすめします。あまりにも大きくすると存在感が強調されてしまい、逆に小さくするとリモコンが密集してダサく見える可能性があります。リモコンのサイズを確認しながら、適度な余白を持つリモコンニッチに調整すると良いです。
リモコンニッチで失敗しないために
リモコンニッチで失敗しないためには、事前にしっかりとイメージを膨らませることが大切です。
家づくりには決めることが多く、リモコンニッチの存在をつい忘れてしまうことがあります。しかし、リモコンニッチは生活の利便性に大きく影響しますので、しっかりと考慮する必要があります。
まず、リモコン、スイッチ、コンセントの数を検討しましょう。それらをリモコンニッチにまとめるべきかどうかも重要なポイントです。リモコンニッチを採用する場合は、配置、サイズ、デザインを具体的に決めることが必要です。
リモコン類の標準仕様は住宅会社ごとに異なるため、担当者に確認しておくと安心です。図面だけではリモコンの配置イメージが湧かない場合は、リモコンの実寸サイズに紙を切り取り、現在の住まいの壁に貼って確認すると実感が湧きやすいでしょう。
設計士やインテリアコーディネーターとも相談しながら、納得のいくリモコンニッチを作り上げるための準備を進めましょう。
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