プレハブ住宅を500万円で建てることは可能？
「プレハブ住宅だと安く建てられる？」
「500万円でも建築可能？」
プレハブ住宅は安く家が建てられるイメージがありますが、一体いくらで家を建てることが可能なのでしょうか？
プレハブ住宅という言葉をよく聞くものの、しっかりと理解できている方は少ないです。この記事では、プレハブ住宅で500万円の家を建てられるのか、詳しく解説します。
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プレハブ住宅とは？
プレハブ住宅とは、工場で作った部品を組み立てて作る住宅のことです。
通常の住宅は、部品の加工から実際に家を建てる現場で行います。それに対し、プレハブ住宅は柱・壁など工場で製造し、現場では組み立てるだけになります。
工場で加工を行うので、建築コストを下げるだけでなく品質も安定します。工期を短くできるため、安く家を建てることが可能になります。
プレハブ住宅のメリット・デメリット
次に、プレハブ住宅のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。
プレハブ住宅のメリット①「費用が安い」
建築現場ではなく工場で部品を作るため、基本的には機械で製造します。人件費を抑えられるだけでなく、スケールメリットがあるので部材を安く製造できるのです。また、工期も短くなるため、全体の費用を抑えることができます。
プレハブ住宅のメリット②「工期が短い」
工場で部材を作るため、現場では組み立てるだけになります。通常数ヶ月が掛かる工程でも、プレハブ住宅であれば1日で組み立てることが可能です。
プレハブ住宅のメリット③「品質が安定する」
工場で機械によって部材を作るため、品質が安定します。家の出来は大工さんの技術によって左右されがちですが、プレハブ住宅であれば品質にムラが少ないです。
プレハブ住宅のデメリット①「間取りの制約がある」
プレハブ住宅は工場で部材を製造するため、ある程度規格が決まっています。細かくカスタマイズすることができず、間取りに制約があります。
プレハブ住宅のデメリット②「計画の変更がしづらい」
工場で部材を作ってしまった後だと、計画の変更は難しいです。設計の変更がないように、しっかりと検討しましょう。
プレハブ住宅で500万円の事例
エグゼスタイル社が提供するプレハブ住宅「TORIDE」という商品だと、プレハブ住宅で400〜500万円台の商品があります。
8坪・1K : 440万円
10.3坪・1LDK : 550万円
1人暮らしや夫婦でシンプルに暮らしたいという方であれば、十分に暮らすことができます。また、プレハブ住宅を取り扱っている大手ハウスメーカー（ダイワハウス・ミサワホーム・セキスイハイムなど）でも、小規模であれば500万円程度でも施工が可能です。
プレハブ住宅以外で500万円の事例3選
プレハブ住宅以外でも、500万円台で家を建てることは可能です。参考として、下記の●つをご紹介します。
アーネストワン「クレイドルパレット580」
アーネストワンが展開している「クレイドルパレット580」は、580万円(税別)で購入することができます。クレイドルパレット580よりも広い「クレイドルパレット780」という商品もあります。
楽ちん住宅
引用：楽ちん住宅
千葉県茂原市を中心に展開している平屋専門のハウスメーカー「楽ちん住宅」です。553万円(税込)から平屋を展開しています。
平屋専門店 みんなの平屋
引用：平屋専門店 みんなの平屋
クレバリーホームのフランチャイズ店である「クリエイトホーム」が手掛ける平屋専門店です。新築の平屋が580万円から展開されています。
無印良品「MUJIの小屋」
無印良品が提供する「MUJIの小屋」は、本体価格が300万円（税込・オプション別）です。内装面積は9.1㎡（約5.5帖）と小さめの作りで、プレハブ住宅のような簡便さを持ちつつも、必要最低限の機能が備わっています。
ツインベッドを置ける広さがあり、シンプルなデザインが特徴です。しかし、水道管や電気配線、換気システムの設置ができないため、自家発電システムを利用して屋外トイレを配置するなどの工夫が必要です。
別荘や趣味のスペースとして利用するには最適かもしれません。
エグゼスタイル「TORIDE」
エグゼスタイルの「TORIDE」は、坪単価55万円で提供されるオーダーメイドの小型住宅です。価格には運搬費や設置費、工事費、基礎工事費、電気配線が含まれますが、水道引き込み工事は別途費用がかかります。
500万円以内での建築例として、価格440万円（税抜）で1Kの間取りがあり、キッチン、バス、トイレ、シャワー、独立洗面台が完備されています。工場で生産された部品を組み立てるプレハブ工法に、希望に応じた特注仕上げが可能な点が特徴です。
用途や予算に応じて、自由にカスタマイズできる点が魅力的で、特にキッチンやトイレといった生活必需品が揃っているのに500万円以下で建てられるのが人気の理由です。
500万円のプレハブ住宅がおすすめな人
コストを最優先に考える人
新しい家を建てる際に、まずは費用を抑えたいと考える人には、プレハブ住宅がぴったりです。
注文住宅の場合、1坪あたりの平均単価は約104万円とされています。これは、令和4年度の新築注文住宅の平均延床面積123.5㎡と平均価格3,866万円から算出された数値です（参考：令和4年度 住宅市場動向調査報告書｜国土交通省 住宅局）。
一方、プレハブ住宅は1坪あたり約50万円で建てることができ、コストを大幅に削減できます。例えば、10坪の家を建てる場合、注文住宅なら1,000万円以上かかるところを、プレハブ住宅なら500万円程度に抑えることが可能です。このように、費用を抑えたいと考える人にとって、プレハブ住宅は非常に魅力的な選択肢となります。
土地代が高い地域での住宅建設を考えている人
都市部や首都圏で土地を購入しようとすると、土地代だけでも1,000万円から2,000万円程度かかることが一般的です。このような高額な土地代がかかる場合でも、プレハブ住宅を選ぶことで建設費を抑えることができます。
プレハブ住宅は、注文住宅に比べて建設コストが低いため、その分を土地代に回すことができます。さらに、プレハブ住宅は延床面積を小さく設計することが可能なため、広大な土地を必要とせず、土地代自体も節約することができます。これにより、高額な土地代がネックとなっている人にとって、プレハブ住宅は非常に実用的な選択肢と言えるでしょう。
プレハブ住宅であっても比較検討しよう！
この記事では、500万円台で建てられるプレハブ住宅やその他のハウスメーカーについて、解説しました。
プレハブ住宅であっても、必ず比較検討するようにしましょう。しっかりと比較検討すると費用を抑えられるだけでなく、自分にあったプランが把握できるようになります。
ぜひ、参考にしてみてください。
住宅展示場に行こうと思っている方や間取りで悩んでいる方へ
注文住宅を検討している方は、「とりあえず住宅展示場へ行ってみようかな？」という方がほとんどです。
しかし、住宅展示場はオススメしません。理由は下記の3つです。
・グレードの高い住宅展示場のモデルハウスは参考にならない。
・大した収穫もなく、資料だけもらって帰ることになる。
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