外壁塗装をしないとどうなる？実際に起こる事例6選

外壁塗装ってしないとどうなるの？

「外壁塗装ってするべき？」
「しないとどうなるの？」

外壁塗装は、建物を劣化から守るために非常に重要な役割を果たします。定期的に行うことで、建物の寿命を延ばし、維持費用を削減することができます。

この記事では、外壁塗装をしないとどうなるのか、詳しく解説します。

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外壁塗装をしないとどうなる？実際に起こる事例6選

外壁塗装をしないとどうなるのか、実際に起こる事例について解説します。

外壁塗装をしないとどうなる？事例①「外壁が劣化する」

外壁の塗装を遅らせた場合、塗膜の劣化や色褪せ、変色、チョーキング現象、ひび割れなどの外壁の劣化現象が発生することがあります。これらの現象は、外観の損傷だけでなく、建物の内部にも影響を及ぼすことがあります。

深刻な問題が発生することがあるため、できるだけ早めに対応することが重要です。定期的な点検やメンテナンスを行うことで、外壁の劣化を早期に発見し、修復することもできます。

外壁塗装をしないとどうなる？事例②「雨漏りする」

外壁の劣化が進行すると、ひび割れや隙間などから雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。

雨漏りが起こると、建物の内部に水が浸入し、壁や天井にシミやカビが発生することがあります。また、建物の構造部分にも影響を及ぼし、腐食や劣化が進行する可能性があります。

外壁塗装をしないとどうなる？事例③「家の寿命が短くなる」

外壁塗装を行わないままにしていると、外壁だけでなく家の構造部分が腐食し、家そのものの耐久性が低下します。これは、外壁が劣化することによって、外部からの水分や湿気が建物内部に侵入し、建材や木材などが腐食するためです。

外壁の劣化だけであれば、塗装を行うことで対処することができますが、家そのものが劣化すると、建て替えが必要になる場合があります。建て替えには、外壁塗装よりも膨大な費用が必要となるため、注意が必要です。

外壁塗装をしないとどうなる？事例④「害虫の侵入」

外壁塗装を行わない場合、害虫が侵入する可能性があります。外壁にはひび割れや隙間がある場合があり、特にシロアリなどの建物を脅かす害虫が侵入する可能性があるため、注意が必要です。

害虫の侵入は、人間に直接害を及ぼさない場合でも、不快な思いをすることがあります。また、害虫が建物の内部に巣を作ることがあるため、建物の損傷や劣化を引き起こすことがあります。これらの問題を回避するために、定期的な外壁塗装が推奨されます。

外壁塗装をしないとどうなる？事例⑤「美観への悪影響」

外壁塗装を行わないと、建物の美観に悪影響を与えます。長期間にわたって塗装を行わない場合、色褪せや変色、サビ、コケなどが発生することがあり、建物全体が劣化して見えるようになります。

美観が劣ると、来客時に暗い印象を与えたり、不審がられたりすることがあります。また、周囲の建物や景観との調和が取れなくなり、建物そのものの価値が低下する場合があります。

外壁塗装をしないとどうなる？事例⑥「断熱性が下がる」

外壁塗装が適切に行われていない場合、外壁に隙間が生じ、家の断熱性が低下します。この状態では、夏場は冷房の効率が低下し、冬場は室内が寒くなり、快適性が低下します。

断熱性が低下すると、家のエネルギー効率が悪化し、結果的に光熱費が高くなる可能性があります。また、快適性が低下することで、家族の健康に悪影響を与えることもあります。

外壁塗装が不要なのはレンガ・タイル外壁だけ

レンガやタイルで作られた外壁は、塗装が必要ありません。これは、レンガやタイルが紫外線や雨水に対して非常に耐性が強いためです。

これらの素材は塗装をしなくても30年以上持ちますし、塗装をしても性能があまり変わることはありません。

ただし、コケなどの汚れがつくことがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。高圧洗浄などで汚れを落とすことができます。

【症状別】外壁塗装をするべきかどうか

次に、どのような場合に外壁塗装をするべきかどうか、症状別に解説します。

カビ・汚れは塗装不要

外壁にカビや汚れが付着している状態は、外壁の塗装が弱っていることを示唆することがありますが、緊急性の高い問題ではありません。ただし、長期間放置すると、汚れが増えてカビが繁殖する可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

汚れが気になる場合には、水洗いや洗剤を使って洗うことができます。ただし、外壁が傷つかないように柔らかいスポンジを使用することが重要です。また、洗剤を使う場合には、適切な種類の洗剤を使用し、希釈率を守るようにしましょう。

色あせは塗装不要

外壁の色あせが目立つと、見た目に影響が出るため気になる人もいるかもしれませんが、チョーキング(塗膜表面の白い粉状の劣化現象)が起きていなければ問題ありません。ただし、色あせが進行することで、塗膜が薄くなり、その結果、塗料の劣化や腐食が進行する可能性があります。

チョーキングは外壁塗装で対処する

外壁のチョーキング(塗膜表面の白い粉状の劣化現象)が起きた場合は、外壁塗装のタイミングとしては比較的早めの対処が必要です。チョーキングが進行すると、塗料の劣化や腐食が進み、建物の耐久性が低下する可能性があります。また、チョーキングが進行している状態で塗装を行っても、塗料が密着しないため、塗装効果が低下してしまいます。

そのため、チョーキングが起きている場合には、早めに塗装を行うことが重要です。ただし、慌てて塗装をする必要はありません。塗装業者による点検を受け、適切なタイミングで塗装を行うことが重要です。また、チョーキングが進行すると、補修費用が余計にかかってしまうことがあるため、早めの対処がオススメです。

クラックは塗装で対処する

外壁にクラック(ひび割れ)が生じた場合、できるだけ早期に対処することが重要です。小さなクラックであれば、塗装で簡単に修復できます。しかし、幅1mm以上のクラックの場合は、補修が必要になることがあります。クラックが進行すると、水が浸入して建物に損害を与える恐れがあるため、早めの対処がオススメです。

クラックの補修費用は、1カ所あたり5,000円程度が相場とされています。ただし、補修が必要な箇所が多数ある場合には、費用がかさむことがあります。

剥がれは補修/張り替えが必要

外壁に剥がれが生じている場合、そのまま塗装を行うことは危険です。剥がれた部分は補修、もしくは張り替えを行った上で塗装する必要があります。

放置すると、外壁の劣化が進行し、建物全体の耐久性が低下する恐れがあります。また、外壁全体が弱っている可能性もあるため、部分的な補修だけでは対処しきれない場合があります。

雨漏り・下地の腐食は修復や張り替えが必須

外壁に雨漏りが生じている場合、塗装をしても解決することはできません。まずは、下地や構造物の修復を行い、その上で塗装や張り替えを行う必要があります。

ただし、外壁全体の劣化が進んでいる場合には、張り替えが塗装よりも適している場合があります。塗装をしても、別の場所が傷んでくる可能性があるためです。

外壁塗装の種類によっても塗り替え時期が違う

外壁や塗料の種類によって、塗装の重要性や塗り替え時期が異なります。

異なる外壁素材や塗料を使用することで、外壁の耐用年数が変わります。そのため、同じ時期に建てられた住宅であっても、適切な塗り替え時期は異なる場合があります。

塗料の種類と耐用年数は以下の通りです。

ウレタン塗料：6～10年
シリコン塗料：8～13年
フッ素塗料：13～20年
無機系塗料：15～25年

外壁塗装はするべき！逆に費用を抑えられる

この記事では、外壁塗装をしないとどうなるのか、詳しく解説しました。

外壁塗装には、使用する塗料の種類や地域の気候条件などによって耐用年数が異なりますが、一般的には8〜15年に一度の塗り替えが必要とされています。塗装工事には、100万円前後の費用がかかるため、後回しにしたいと考える人もいるかもしれません。

しかし、放置することによるデメリットを考えると、適切な時期に外壁塗装を行うことが結果的に費用を抑えることにつながることが多いです。

ぜひ、参考にしてみてください。

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