高さ90cmのキッチンは後悔する？
「高さ90cmのキッチンを検討したい！」
「高くするデメリットってある？」
キッチンの作業台は、規格品の80cm・85cm・90cmから選べます。身長が高いため90cmを選ぶケースも多いですが、後悔するケースもあります。
この記事では、高さ90cmのキッチンを採用して実際に後悔した事例や、高さを選ぶ際のポイントを解説します。
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高さ90cmのキッチンを採用して実際に後悔した事例4選
高さ90cmのキッチンを採用して、実際に後悔した事例をご紹介します。
高さ90cmのキッチンで後悔した事例①「作業が大変になる」
高さが90cmのキッチンを選んで後悔する理由の中で最も多いのは、予想以上に作業が困難になったという内容です。
高すぎるキッチンでは、包丁を使う際に力を入れづらくなります。特に固い食材や大きな野菜類を扱う際には、調理が非常に煩雑になります。また、肩が上がってしまうため、フライパンや鍋を使う際にも振りづらくなります。
高さ90cmのキッチンで後悔した事例②「肩や腕に負荷がかかる」
高すぎるキッチンでは、肩が上がって緊張状態が続くため、肩や腕に負荷がかかると感じる人が多いです。
毎日使うものだからこそ、適切な高さを選ぶことが大切です。高さが合わない場合は、慢性的な肩こりの原因にもなります。
高さ90cmのキッチンで後悔した事例③「部屋が狭く見える」
高さが90cmのキッチンは圧迫感を与え、部屋が狭く見えることがあります。
壁付けのキッチンでは、高さをアップしても圧迫感を感じにくいですが、ペニンシュラ型やアイランド型などの対面キッチンでは、想像よりも存在感が大きくなる傾向があります。
また、少し低い85cmのキッチンを選んだことで、目線の届く範囲が広がり、部屋を広く感じることができます。5cmの高さの差が、部屋全体の開放感に影響するため、キッチンの高さを決める際には、部屋全体のバランスを考慮する必要があります。
高さ90cmのキッチンで後悔した事例④「吊り戸下収納と干渉する」
大きい吊り戸棚を設置した上で、吊り戸下に水切り棚をつける場合、高さが合わないと水栓のハンドルが干渉して、湯水を全開で出せなくなってしまうことがあります。
また、シンク横に卓上食洗機を設置する場合にも、高さや扉の開き方を計算に入れておかないと、工事後に設置ができなかったり、開けられなかったりというトラブルが起きる可能性があります。
キッチンの高さを選ぶ際のポイント4選
次に、キッチンの高さを選ぶ際のポイントについて解説します。
ショールームで体験する
キッチン選びには個人差があるため、身長だけを基準にキッチンの高さを決めることはできません。ショールームに行って、実際にキッチンを体験することが重要です。
ショールームでは、最新機能やデザインを確認するだけでなく、実際にキッチンで動きをシミュレーションすることが重要です。食材を切ったり、洗い物をしたりするなど、自分がキッチンでどのように動くかを試してみましょう。
スリッパやキッチンマットを考慮する
スリッパを履いたり、キッチンマットを敷いたりする場合は、その分の高さも考慮する必要があります。数cmの厚みでも、キッチンの高さ感は大きく変わります。
ショールームでキッチンの高さを確認する際には、スリッパを履いていくなどの準備をして、自分に合った高さを選ぶようにしましょう。
迷ったら高めのキッチンを選ぶ
キッチンの高さを決めきれない場合は、低めではなく高めのサイズを選ぶことをおすすめします。
キッチンが高すぎた場合は、スリッパやキッチンマットなどで調整することができますが、低すぎた場合は腰痛などの問題が生じる可能性があります。迷った場合は、調整が効く高めのキッチンを選ぶと失敗が少なくなります。
柔軟に高さを選べるキッチンもある
多くのメーカーや商品では、80cm、85cm、90cmの3つの高さから選ぶことができます。しかし、1mm単位で高さを調整できる商品や、90cm以上の高さを選べる商品もあります。
高さ90cmのキッチンをオススメできる人
高さ90cmのキッチンをオススメできる人は、どのような人でしょうか？
身長は170cmが目安
キッチンの高さは、身長から求めることができます。適切な高さは、身長（cm）÷2+5cmで求めることができます。例えば、身長が170cmの場合、適切な高さは90cmとなります。
ただし、スリッパやキッチンマットを使用する場合は、その分が身長に加算されるため、身長170cm以上でなくても、高さ90cmのキッチンが適切な場合があります。
肘の高さも参考になる
キッチンでの作業は、肘を曲げたり、伸ばしたりすることが多いため、肘の高さを基準にキッチンの高さを決める方法もあります。肘高から適切なキッチンの高さを求める場合は、肘高（cm）-10cmで計算することができます。
わずかな高さの差でも使い勝手は違う
この記事では、高さ90cmのキッチンを採用して実際に後悔した事例や、高さを選ぶ際のポイントを解説しました。
キッチンの高さを選ぶことは、毎日の調理にとって非常に重要な要素です。高さが合わない場合は、不便や腰痛などの問題が生じる可能性があります。
キッチンの高さはわずかな変化でも、使い勝手が大きく変わります。身長に合わせて安易に決めるのではなく、慎重に検討して後悔のないキッチン選びをしましょう。
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