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アルゴンガス入り窓のメリット・デメリットを完全解説



アルゴンガス入り窓のデメリットと特徴を徹底解説

「アルゴンガス入りの窓ってどんな特徴があるの?」
「デメリットも把握した上で選びたい!」

住宅の窓選びで悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。特にアルゴンガスを使用した窓について、その特徴やデメリットを知りたいと思っている方も多いでしょう。

この記事では、アルゴンガス入り窓に焦点を当て、その特徴やメリット、そして見落としがちなデメリットについて解説します。



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アルゴンガス入り窓とは何か

アルゴンガス入り窓とは、複層ガラスの中間層に空気の代わりにアルゴンガスを封入した窓のことです。一般的な窓との大きな違いは、このアルゴンガスの存在によって断熱性能が高められている点にあります。

アルゴンガスは空気よりも熱伝導率が低く、室内の温度を逃がしにくい特性を持っています。アルゴンガスの熱伝導率は0.016W/(m・K)であるのに対し、一般的な空気の熱伝導率は0.024W/(m・K)となっています。このわずかな差が窓全体の断熱性能に大きな影響を与えるのです。

アルゴンガスの基本的な性質

アルゴンガスは空気中にわずかに含まれている希ガスの一種です。化学的に非常に安定しており、他の物質と反応しにくい性質を持っています。この安定性のおかげで、窓の中間層に封入する気体として適しているのです。

アルゴンガスは無色無臭で人体に無害であるという特性も持っています。食品保存にも使われるほど安全性の高いガスなのです。

窓の構造におけるアルゴンガスの役割

窓の構造において、アルゴンガスは複層ガラスの間に封入されています。複層ガラスとは、2枚以上のガラスを一定の間隔を空けて配置したものです。その間の空間に気体を封入する構造になっています。

通常は乾燥した空気が使われることが多いですが、アルゴンガスを使用することで断熱性能を高めることができるのです。

 

アルゴンガス入り窓の主なメリット

アルゴンガス入り窓には多くのメリットがありますが、ここでは主なものを紹介します。

高い断熱性能

アルゴンガス入り窓の最大のメリットは、その優れた断熱性能です。アルゴンガスは空気よりも熱を伝えにくい性質があるため、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなります。

これにより、夏は室内の温度上昇を抑え、冬は暖かさを逃がしにくくすることができます。特にLow-E複層ガラスと組み合わせることで、その断熱効果はさらに高まります。

省エネ効果による光熱費の削減

高い断熱性能によって室内の温度を快適に保ちやすくなるため、エアコンなどの使用頻度や設定温度を抑えることができます。これにより、電気代などの光熱費を削減することが可能になります。

日本の住宅では、室内の熱のうち約60%が窓から出入りするとされています。そのため、窓の断熱性能を高めることは、住宅全体の省エネルギー対策として非常に効果的なのです。

結露の抑制効果

窓の内側に発生する結露は、カビやダニの発生原因となり、健康面でも問題があります。アルゴンガス入り窓は断熱性能が高いため、窓の内側の表面温度が下がりにくく、結露が発生しにくいという特徴があります。

ただし、完全に結露を防ぐことはできないので、この点については後ほどデメリットの項目でも触れます。

 

アルゴンガス入り窓のデメリット

アルゴンガス入り窓には多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。窓選びをする際には、これらのデメリットもしっかりと理解しておくことが重要です。

導入コストが高い

アルゴンガス入り窓の最も大きなデメリットの一つは、導入コストの高さです。一般的な空気を使用した複層ガラスに比べて、アルゴンガスを封入することで製造コストが上昇します。

具体的には、一般的な複層ガラスと比較して10〜20%程度価格が上昇するケースが多いです。住宅の規模にもよりますが、30坪程度の住宅で全ての窓をアルゴンガス入りにすると、数十万円の追加コストがかかることもあります。

ガスの経年劣化による断熱性能の低下

アルゴンガス入り窓の中間層に封入されているアルゴンガスは、時間の経過とともに少しずつ外部に漏れ出していくというデメリットがあります。一般的に、年間約1%程度のガスが抜けていくと言われています。

アルゴンガスが30%程度抜けると断熱性能が低下し始めるため、理論上は約30年で性能が著しく低下することになります。これは窓の寿命と考えることもできます。長期的な視点では交換費用も考慮に入れる必要があります。

重量増加による開閉のしづらさ

アルゴンガス入り窓は複層ガラスを使用するため、単板ガラスに比べて重量が増加します。特に大きなサイズの窓の場合、その重量差は顕著になり、開閉がしづらくなるというデメリットがあります。

これにより、特に高齢者や子どもがいる家庭では、窓の操作性に問題が生じる可能性があります。また、重量が増すことで窓枠や金具への負担も大きくなります。

修理や交換の難しさ

アルゴンガス入り窓は、一度ガスが漏れ出したり、ガラスが破損したりした場合、部分的な修理が難しいというデメリットがあります。多くの場合、窓全体を交換する必要があり、これには大きなコストがかかります。

また、専門的な技術が必要なため、一般的なガラス修理業者では対応できないケースも多いです。修理や交換に時間がかかることもあります。

 

アルゴンガス入り窓と結露の関係

結露は多くの住宅で問題となっていますが、アルゴンガス入り窓と結露の関係について見ていきましょう。

結露が発生するメカニズム

結露は、空気中の水蒸気が冷たい表面に触れることで水滴となって付着する現象です。窓の場合、室内の暖かい空気が冷たいガラス面に触れることで結露が発生します。

結露の発生しやすさは、室内の湿度とガラス表面の温度差に大きく影響されます。湿度が高いほど、また温度差が大きいほど、結露は発生しやすくなります。

アルゴンガス入り窓でも結露が発生するケース

アルゴンガス入り窓は一般的な窓よりも断熱性能が高いため、結露が発生しにくいという特徴がありますが、完全に防ぐことはできません。特に室内の湿度が極端に高い場合や外気温が非常に低い場合などでは、アルゴンガス入り窓でも結露が発生する可能性があります。

また、換気が不十分で室内に水蒸気がこもっている場合や、窓の設置不良や劣化により断熱性能が低下している場合も結露が発生しやすくなります。

内部結露のリスク

特に注意が必要なのが「内部結露」です。これは複層ガラスの中間層内部で発生する結露で、一度発生すると自然に解消することはほとんどありません。内部結露が発生すると、ガラスの透明度が低下するだけでなく、断熱性能も著しく低下します。

内部結露が発生した場合、窓全体を交換する必要があり、大きな費用負担が発生します。特に寒冷地では内部結露のリスクが高まるため、窓の選定や設置には十分な注意が必要です。

 

アルゴンガス入り窓のメンテナンス

アルゴンガス入り窓を長く効果的に使い続けるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。ここでは、メンテナンスの重要性と具体的な方法について解説します。

定期的な点検の必要性

アルゴンガス入り窓は、シールの劣化やガスの漏れなどが起こる可能性があるため、定期的な点検が重要です。ガラスの周囲のシールに亀裂や劣化がないか、ガラスにひび割れや損傷がないかなどをチェックすることが推奨されます。

これらの点検は、年に1〜2回程度行うことが望ましいでしょう。早期に問題を発見することで、大きな修理費用を抑えることができます。

ガスの補充は可能か

アルゴンガス入り窓では、時間の経過とともにガスが少しずつ漏れていきますが、残念ながらガスの補充は基本的に不可能です。これは窓の構造上、一度封入したガスを追加することができない仕組みになっているためです。

そのため、ガスの漏れによって断熱性能が著しく低下した場合は、窓の交換を検討する必要があります。

 

アルゴンガス入り窓の選び方

アルゴンガス入り窓を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、そのポイントについて解説します。

地域の気候に合わせた選択

アルゴンガス入り窓は全ての地域で同じように効果を発揮するわけではありません。地域の気候条件によって、最適な窓の仕様が変わってきます。

寒冷地では、断熱性能を重視したLow-Eトリプルガラスにアルゴンガスを封入したものが効果的です。一方、温暖な地域では、Low-Eペアガラスにアルゴンガスを封入したもので十分な場合が多いです。

窓のサイズと設置場所の考慮

窓のサイズや設置場所によっても、アルゴンガス入り窓の効果は変わってきます。大きな窓や南向きの窓では、断熱効果がより重要になるため、高性能なアルゴンガス入り窓が推奨されます。

一方、北向きの小さな窓などでは、コストパフォーマンスを考慮して、必ずしもアルゴンガス入り窓を選ぶ必要はない場合もあります。住宅全体のバランスを考えながら、窓の性能を選定することが重要です。

信頼できるメーカーの製品を選ぶ

アルゴンガス入り窓の品質は、メーカーによって大きく異なります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、長期間にわたって高い性能を維持することが可能になります。

品質の良い製品は、ガスの漏れが少なく、シールの耐久性も高いため、長期的に見れば費用対効果が高くなります。また、アフターサービスが充実しているメーカーを選ぶことも重要です。

 

アルゴンガス入り窓の将来性

住宅設備は日々進化しており、アルゴンガス入り窓も例外ではありません。ここでは、アルゴンガス入り窓の将来性について考えてみましょう。

技術の進化による改善の可能性

現在のアルゴンガス入り窓には、ガスの漏れという課題がありますが、技術の進化によってこの問題が解決される可能性があります。シール技術の向上やガラス自体の性能向上によって、より長期間高い性能を維持できる窓が開発されることが期待されています。

また、アルゴンガス以外の新たな気体や材料が開発され、さらに高性能な窓が登場する可能性もあります。例えば、クリプトンガスなどの希ガスを使用した窓も既に一部で使用されていますが、現状ではコストが高いため普及には至っていません。

環境性能重視の時代における重要性

地球温暖化対策や省エネルギー政策の強化に伴い、住宅の断熱性能はますます重要視されています。日本でも住宅の省エネルギー基準が強化される傾向にあり、高性能な窓の需要は今後も増加すると予想されます。

アルゴンガス入り窓は、そのような時代の要請に応える重要な選択肢の一つとなるでしょう。初期コストは高くても、長期的な視点では省エネルギー効果によるコスト削減やCO2排出量の削減に貢献することができます。

 

アルゴンガス入り窓に関するよくある質問

最後に、アルゴンガス入り窓に関するよくある質問とその回答をまとめました。

アルゴンガスは安全なのか

アルゴンガスは化学的に非常に安定しており、他の物質と反応しない特性を持っています。そのため、引火性や爆発性はなく、安全性の高いガスとして知られています。

アルゴンガスは自然界にも存在し、私たちが普段呼吸している空気にもわずかに含まれています。食品保存にも使用されるほど安全性が高いガスです。

アルゴンガス入り窓の寿命はどれくらいか

アルゴンガス入り窓の寿命は、主にガスの漏れ具合によって決まります。一般的に、年間約1%のガスが漏れると言われており、30%程度のガスが漏れると断熱性能が著しく低下するため、理論上の寿命は約30年と考えられています。

ただし、これは平均的な数値であり、製品の品質や使用環境によって大きく異なります。質の高い製品では、より長期間性能を維持できる場合もあります。

既存の窓をアルゴンガス入り窓に交換できるか

既存の窓をアルゴンガス入り窓に交換することは可能です。ただし、窓枠全体の交換が必要になる場合が多く、工事の規模が大きくなることがあります。

リフォームの際には、窓枠のサイズや形状、建物の構造などを考慮して、適切な製品と工法を選定することが重要です。専門業者に相談し、現地調査を行った上で具体的な提案を受けることをおすすめします。

 

まとめ

アルゴンガス入り窓は、高い断熱性能を持ち、省エネルギー効果や結露防止効果などの多くのメリットがある一方で、導入コストの高さやガスの経年劣化、修理の難しさなどのデメリットも存在します。

窓選びをする際には、これらのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、自身の住環境や予算、長期的な視点から最適な選択をすることが重要です。特に地域の気候条件や窓の設置場所、サイズなどを考慮して、バランスの取れた窓選びを心がけましょう。

アルゴンガス入り窓は決して万能ではありませんが、適切な条件下では非常に効果的な選択肢となります。この記事が皆さんの窓選びの参考になれば幸いです。

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著者の写真

りっきー

元大手ハウスメーカー社員です。

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