蓄熱暖房機はやめた!実際に導入して後悔した事例を徹底解説!
「蓄熱暖房機ってやめた方がいいの?」
「蓄熱暖房機のメリット・デメリットを知りたい」
蓄熱暖房機は、電力を利用して発熱体に熱エネルギーを蓄え、その熱を放出して室内を暖める暖房装置です。1990年代後半から2000年代前半にかけて人気が高まり、多くの家庭で導入されました。
しかし、蓄熱暖房機はやめたというケースも非常に多いです。この記事では、蓄熱暖房機を設置するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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蓄熱暖房機とは?
蓄熱暖房機とは、深夜電力を利用して部屋を温める暖房機のことです。電気代を抑えつつ、効率的に部屋を暖めることができます。
・電気のみを使用するため、一酸化炭素の排出や空気の乾燥がない
・深夜電力を利用することで電気代を節約できる
・機器の動作にエネルギーを使わず、省エネ性が高い
・オール電化住宅に適している
しかし、昨今の電気代値上げや蓄熱暖房機機器割引の廃止により、お得感が薄れてきている設備です。
蓄熱暖房機を設置するメリット4選
次に、蓄熱暖房機を設置するメリットを解説します。
高いエネルギー効率
蓄熱暖房機は、熱を一度蓄えて時間をかけて放出することで、電力を効率的に利用して部屋を暖めることができます。
均一な暖房
蓄熱暖房機は、蓄えた熱を徐々に放出するため、部屋全体を均一に暖めることができます。急激な温度変化が少なく、快適な暖房環境を提供します。
静音性
蓄熱暖房機は、熱を蓄える過程やその後の熱放出が比較的静かです。騒音を気にすることなく利用できるため、静かな環境での暖房が可能です。
電力ピークの削減
蓄熱暖房機は、電力ピーク時に電力を消費せずに熱を蓄え、需要の少ない時間帯にその熱を放出することで、電力のピーク負荷を削減する効果があります。
蓄熱暖房機はやめた!実際に導入して後悔した事例6選
次に、蓄熱暖房機を実際に導入して後悔した事例について、詳しく解説します。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例①「電気代がエアコンと比べて高額」
蓄熱暖房機は、深夜電力を利用して電気代を節約できると聞いて導入しましたが、実際にはエアコンと比較して高額であることがわかりました。
エアコンだけで充分に暖かく、高い気密性と断熱性のおかげで暖房効果も良好です。もっと早くエアコンに切り替えていればよかったと思いました。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例②「蓄熱量の調整が手間」
蓄熱暖房機は、翌日の気温に応じて「蓄熱する量」を調整する必要があります。
昼間に蓄熱が不足してしまい、追加で熱を貯める場合は、昼間の高い電力料金がかかってしまいます。蓄熱量が不足しないようにするために、天気予報を確認して翌日の気温を調整する必要がありますが、これがかなり手間です。
特に、気温の変動が激しい時期は、毎日の調整が必要です。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例③「朝が暑い」
蓄熱暖房機は、安い深夜電力を使用して熱を蓄える仕組みです。夜間に蓄えた熱を放出するためにファンが回りますが、熱を蓄えた直後の早朝は一番暑い時間帯です。
一戸建てで「寒い家」は嫌ですが、「暑い家」も避けたいものです。暑く感じた場合は窓を開けて調整しますが、窓を長時間開けていると当然部屋が冷えてしまいます。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例④「撤去は業者に依頼する必要がある」
蓄熱暖房機は重さが約300kgあり、一度設置すると自分で移動させることはほぼ不可能です。蓄熱暖房機の撤去は、専門の業者やメーカーに依頼するのが一般的な方法です。
一度設置した後は、簡単に移動や処分することができず、撤去には費用がかかるというのは大きなデメリットです。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例⑤「寿命があり修理費用がかかる」
蓄熱式暖房機の寿命は、使用状況やメーカーによって異なりますが、一般的には10年から20年ほどです。
深夜電力割引の終了や蓄熱暖房機メーカーの倒産など、現在の状況では販売店も取り扱いを中止していることがあります。「蓄熱暖房機が故障して修理しようとしたら、修理費用が高額になってしまった…」という事例も多く見られます。
蓄熱暖房機はやめた!後悔した事例⑥「乾燥対策が必要」
蓄熱暖房機は乾燥しないと聞いたことがありますが、実際に使用してみるとエアコンと同じくらい乾燥します。加湿器は必須アイテムです。
蓄熱暖房機は慎重に検討すべき!
この記事では、蓄熱暖房機を設置するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
蓄熱暖房機の導入を検討する際には、デメリットも考慮しながら慎重に判断することをおすすめします。蓄熱暖房機は使用しなくなった場合、本当に大きくて場所を取るだけの存在になります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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