踏みつけに強いグランドカバーを徹底解説！
「グランドカバーを芝生以外にしたい！」
「踏みつけに強い植物を選びたい！」
グランドカバーとは、地表を覆うために栽培される植物のことです。一般的な種類には「芝生」がありますが、他にもさまざまな植物がグランドカバーとして使用されます。
この記事では、踏みつけに強いグランドカバーについて解説します。
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グランドカバーのメリット・注意点
グランドカバーを植える前に知っておきたいメリットと注意点についてご紹介します。
「グランドカバーのメリット」
・雑草対策になる
・花壇の縁取りに使える
・砂埃や泥跳ねを防止する
・地表を冷やす効果がある
・（ハーブの場合）香りによってリラックス効果が得られる
雑草や泥跳ねの予防、地表の冷却効果があるため、手入れが十分でない庭に植えることもおすすめです。特に常緑ハーブのグランドカバーは、1年中緑色で香りを楽しむことができ、リラックス効果も高いことが利点です。
「グランドカバーの注意点」
・一定の手入れが必要
・広がりすぎる可能性がある
ハーブのグランドカバーはほとんど手入れが必要ありませんが、「乾燥が進んだ場合は水を与える」「枯れた部分を取り除き、土を補充する」といった基本的な手入れが必要です。
また、性質の強さから「広がりすぎる」というデメリットもあります。望まないエリアに広がらないように、土中に板などを埋め込んで対策することをおすすめします。
踏みつけに強いグランドカバー10選
次に、踏みつけに強いグランドカバーをご紹介します。
踏みつけに強いグランドカバー①「クローバー」
クローバーはマメ科のトリフォリウム属の植物であり、可愛らしいクローバーの形をした葉を持っています。クローバーは常緑であり、種類によっては紫や赤などさまざまな色の葉を持っています。背丈も低く、芝生の代わりとしても活用できます。
一株の植物でも広がりを持ちますので、多くの植え付けが必要なく、経済的です。日陰にも強く、基本的にどんな場所でも育ちます。家庭で四つ葉のクローバーを探す楽しみもあります。
乾燥には弱いという弱点がありますので、土壌が乾燥している場合は、水やりをしっかり行ってから育てることが良いでしょう。また、比較的寒さにも強いですが、極寒の地域（-10度以下）では枯れてしまいます。寒冷地には適していないので、注意が必要です。
さらに、暑くなるとアブラムシの発生が起こることもあります。その場合は、薬剤を散布して虫除け対策を行いましょう。
踏みつけに強いグランドカバー②「クラピアK5」
クラピアは非常に速い成長速度が特徴です。クラピアK5という種類の場合、他のクラピアと比べて緑の葉の密度が高く、花の数は少ないという特徴があります。
成長速度が速く、すぐに広がるため、広い庭に適している植物です。また、草の背丈が一定の高さにならないため、草刈りなどの手入れが不要です。クラピアの中でもK5は最も耐病性が高いため、枯れる心配はありません。
成長速度が速く、強いため、放置すると広がりすぎるというデメリットがあります。クラピアは耐踏性が高いため、踏まれた場所では芝生のような状態を保つことができますが、踏まれない場所では背丈が伸びてしまうことがあります。
伸びたクラピアの場所は虫にとって居心地の良い環境になるため、伸びすぎた箇所は刈り取るようにしましょう。
踏みつけに強いグランドカバー③「ムラサキゴケ」
ムラサキゴケはもともと日本に自生している野草であり、それをグランドカバーとして改良した植物です。草丈は短く、開花時には小さな可愛らしい花を咲かせます。日本が原産地であるため、「和」の景観にぴったりの植物です。
もともと野草であったため、非常に頑健で繁殖力が強いという利点があります。また、日陰にも強く、どこにでも植えることができます。さらに、寒さにも耐性があり、冬でも美しい緑の景観を保つことができます。
デメリットとしては、繁殖力が強いため、意図しない場所まで広がってしまうことがあります。その場合は、石などを使用して繁殖を制限する工夫が必要です。また、梅雨の時期にはナメクジの発生が起こることもあります。
踏みつけに強いグランドカバー④「ローマンカモミール」
ローマンカモミールは日本ではあまり馴染みのないハーブであり、海外ではグランドカバーとしてよく使用されています。りんごのような甘い香りがあり、鮮やかな葉が特徴です。カモミールは白い花を咲かせますが、近年では花を咲かせないノンフラワーカモミールという品種も存在します。
踏まれても強く、実際に踏むことで広がり、背丈も低くなるため、カーペットのような効果をもたらします。管理も簡単で肥料も必要ありません。また、香りが強いため、庭全体がハーブの爽やかな香りに包まれます。
寒さにも強く、霜が降りる地域でも問題ありません。もし枯れてしまってもカモミールは多年草なので、翌年には新しい葉を生やしてくれます。
デメリットとしては、湿気には弱いため、日当たりの良い場所での植え付けをおすすめします。また、アブラムシの発生が比較的起こりやすいのが欠点です。
踏みつけに強いグランドカバー⑤「リシマキア・ミッドナイトサン」
リシマキア・ミッドナイトサンは、地面を覆うように密集した緑の葉を生やすため、芝生の代わりとして最適です。4～8月には大きめの黄色い花が咲くため、長い期間楽しめます。
葉と葉の間隔が狭いため、クッション性の高い庭を作ることができます。花も咲きますが、どちらも強いので、子供たちが遊ぶ際にも安心です。また、耐寒性が強いため、寒冷地でも植えることができ、一年中緑の美しい庭を楽しむことができます。
乾燥には弱いため、植える際には腐葉土などを混ぜて保湿性を高めるようにしましょう。また、水やりも必要ですが、しっかりと手入れを行うことで健康的に成長します。
踏みつけに強いグランドカバー⑥「ハイゴケ」
ハイゴケは日本に生息する一種のコケです。野生でもよく見かける植物であり、最近ではグランドカバーとしても利用されています。
コケであるため、純和風の景観にも調和し、洋風の庭でも素敵なアクセントとして機能します。自然に生育しているため、持ち帰って自宅の庭に植え替えることも可能です。
一般的にコケは湿気のある場所でしか育たないイメージがありますが、ハイゴケは他のコケとは異なり、乾燥に強く丈夫な特性を持っています。
日陰や日向の場所でも育つことができ、元気がなくなってきた場合は水を与えるだけで回復します。繁殖力も強く密度が高いため、雑草対策としても効果的です。
しかし、ハイゴケはコケであるため、根を張ることはありません。踏みつけには比較的強いコケですが、それでもコケの一種であるため、観賞用として利用する方が安全です。
もし剥がれてしまった場合は、元の位置に戻しておくことをおすすめします。剥がれてもハイゴケは丈夫なため、枯れる心配はありません。
踏みつけに強いグランドカバー⑦「クリーピングタイム」
クリーピングタイムは、芝生に近い特徴を持つ植物で、小さな花と葉が可愛らしいです。
乾燥した日向の環境で香り高い芝生を作るためにおすすめです。性質が強く、自己増殖も進むため、放っておいても徐々に広がっていきます。
また、4月から6月にかけて花を咲かせることも魅力の一つです。冬でも枯れにくいため、一年中緑色の景色を楽しむことができます。クリーピングタイムを育てる際は、水はけの良い土壌に植え付けて、乾燥気味に管理することが重要です。
踏みつけに強いグランドカバー⑧「ワイルドストロベリー」
ワイルドストロベリーは大きな葉が茂り、日陰で育てるのに最適な常緑のグランドカバーです。
白い花や赤い実も可愛らしく魅力的です。病害虫には強い性質を持っていますが、雨の多い時期にはナメクジの被害を受けることがあります。
踏みつけに強いグランドカバー⑨「ペニーロイヤルミント」
ペニーロイヤルミントは常緑で匍匐性があり、踏みつけにも強いため、芝生の代わりに使用することができます。半日陰の環境でも生育するため、幅広い場所でグランドカバーやハーブとして活躍します。
また、強い香りには虫よけ効果があると言われており、アリやノミを避けるためにも使用されることがあります。同時に香りも楽しむことができます。
踏みつけに強いグランドカバー⑩「ラムズイヤー」
ラムズイヤーは、ふわふわとした肉厚なシルバーリーフを持つグランドカバー植物です。踏みつけにはあまり強くありませんが、花壇やタイルの縁取りに適しています。
高温多湿には弱いため、適度に剪定して風通しの良い状態を保つことが重要です。
それぞれの目的や用途に応じて選ぼう！
この記事では、踏みつけに強いグランドカバーについて解説しました。
グランドカバーは景観のポイントとして活用するか、庭の空いたスペースに植えるか、あるいは庭全体に広げるかなど、それぞれの目的や用途に応じて選んでみましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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