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発泡ウレタン断熱材|知るべき7つのデメリット



発泡ウレタンの断熱材としてのメリットとデメリット完全ガイド

「断熱材は発泡ウレタンにしたい!」
「メリット・デメリットを把握したい」

建物の断熱性能を高める方法として注目されている発泡ウレタン断熱材。住宅の快適性や省エネ性能に大きく影響するこの素材について、本当に知っておくべきことをご紹介します。

この記事では、発泡ウレタン断熱材の特徴からメリット・デメリット、施工費用の相場まで徹底解説します。これから住宅の新築やリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。



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発泡ウレタン断熱材とは何か

発泡ウレタン断熱材は、ポリウレタン樹脂を主成分として発泡させた断熱材です。内部には熱を伝えにくくする空気が閉じ込められており、高い断熱性能を持っています。冬の寒さを防ぐだけでなく、夏の暑さ対策にも効果的というのが発泡ウレタン断熱材の大きな特徴です。

発泡ウレタン断熱材は液体状のポリオールとポリイソシアネートに発泡剤や整泡剤、触媒などを混ぜ合わせて製造されます。この素材の最大の特徴は独立気泡構造となっており、気泡同士のつながりがないため水分や空気の通過を防ぎ、施工箇所の断熱性や耐水性を向上させることができます。

また、発泡ウレタン断熱材には微細な気泡に熱伝導率の低いガスが含まれているため、比較的薄い施工でも十分な断熱効果を発揮できるという特性があります。床下や壁、天井などに発泡ウレタン断熱材を施工すれば室内の保温性を確保でき、冬場でも快適に過ごせる住環境を実現できます。

 

発泡ウレタン断熱材の主なメリット

高い断熱性能

発泡ウレタン断熱材の最大のメリットは、その優れた断熱性能です。微細な気泡に熱伝導率の低いガスが含まれているため、熱の移動を効果的に抑制します。

そのため、住宅の断熱性能を大幅に向上させることができます。発泡ウレタン断熱材を使用すると、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を維持しやすくなります。

優れた気密性

発泡ウレタン断熱材は吹き付けによる施工が一般的で、複雑な形状の場所でも隙間なく施工できるという大きなメリットがあります。

これにより住宅の気密性が高まり、外部からの冷気や熱気の侵入を防ぎます。断熱効果と気密性の向上によって、冷暖房の効率が上がり、エネルギー消費を抑えることができます。

高い耐水性と結露防止効果

発泡ウレタン断熱材は独立気泡構造になっているため、水や水蒸気が浸入しにくいという特性があります。

そのため、耐水性に優れており、結露対策や湿気の多い床下への施工に適しています。結露を防ぐことで、カビやダニの発生を抑制し、住宅の耐久性向上や健康的な住環境の維持にも貢献します。

遮音性の向上

発泡ウレタン断熱材は断熱効果だけでなく、遮音性も向上させる効果があります。

外部からの騒音を軽減することで、より静かで快適な住環境を実現できます。特に都市部や交通量の多い道路近くの住宅では、この遮音効果は大きなメリットとなります。

 

発泡ウレタン断熱材のデメリット

耐火性能の低さ

発泡ウレタン断熱材の最大のデメリットは、耐火性能が低いことです。発泡ウレタン断熱材は基本的に可燃性であり、燃焼すると有害なガスを発生する恐れがあります。国土交通大臣が定めた防火材料の区分では「難燃」に分類されますが、これは加熱開始後わずか5分間の性能評価によるものです。実際には、火が点くとすぐに燃える可能性があります。

難燃剤や特殊配合などの対策で耐火性能を高めることも可能ですが、それでも他の断熱材と比較すると耐火性は低いと言わざるを得ません。耐火性能を重視するなら、グラスウールやロックウールなどの無機質系断熱材を選択する方が良いでしょう。

火災時の危険性

発泡ウレタン断熱材が燃えると、無色透明の有毒ガスが発生する危険性があります。このガスを吸うと短時間で体が動かなくなり、逃げ遅れて死亡する事故が実際に発生しています。

さらに恐ろしいのは、昼間でも発泡ウレタン断熱材に引火してそのガスにより逃げ遅れるケースもあるということです。火災時の死亡リスクが高いというのは、発泡ウレタン断熱材の重大なデメリットと言えます。

シロアリに弱い

発泡ウレタン断熱材はプラスチック系の断熱材であるため、木材やプラスチックを食害するシロアリに弱いというデメリットもあります。

シロアリに強い断熱材を求めるなら、ロックウールやグラスウールなどの無機質系断熱材を検討することをおすすめします。

熱の蓄積問題

発泡ウレタン断熱材は熱を断つというよりも、熱伝導を遅らせる性質があります。

そのため、熱を蓄熱してしまう性質もあり、夏場に室内が熱くなりやすいというデメリットも考えられます。特に日射量の多い地域では、この点を考慮する必要があります。

電気配線への影響

発泡ウレタン断熱材を吹き付けた場合、電気配線ケーブルからの放熱が悪くなるという問題もあります。

通常の気中配線に比べて許容電流が50〜60%程度に低下し、ケーブルの温度が上昇してケーブル火災のリスクが高まる可能性があります。これは住宅の安全性という観点から見逃せないデメリットです。

 

発泡ウレタン断熱材の施工方法と費用相場

吹き付け工法の特徴

発泡ウレタン断熱材は、ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えた素材であるため、施工する際には吹き付け工法を用いるのが一般的です。液体状のウレタンを発泡させながら吹き付けることで、複雑な形状の場所でも隙間なく施工できるというメリットがあります。

吹き付け工法には主に以下のような特徴があります。

  1. 隙間なく施工できるため、高い断熱性と気密性を確保できる
  2. 複雑な形状の部分にも対応できる
  3. 施工後の膨張により細部まで行き渡る
  4. 施工速度が比較的速い

施工費用の相場

発泡ウレタン断熱材の施工費用相場は、1平方メートルあたり3,000〜6,000円程度となっています。ただし、施工する場所や条件によって費用は変動します。特に床下に施工する場合は下から吹き上げる必要があるため難易度が上がり、費用も高くなる傾向があります。

また、吹き付け施工には専門的な技術も求められるため、対応している業者が限られているという問題もあります。施工を依頼する際には、対応の可否や過去の実績などをしっかりと確認しておくことが大切です。

施工時の注意点

発泡ウレタン断熱材の施工時には以下のような点に注意する必要があります。

  1. 施工中は換気を十分に行う
  2. 施工後も一定時間の換気が必要
  3. 電気配線や配管との兼ね合いに注意
  4. 防火対策を十分に検討する
  5. 専門技術を持った業者に依頼する

 

発泡ウレタン断熱材と他の断熱材の比較

グラスウールとの比較

グラスウールはガラスを繊維状にした比較的安価な断熱材です。耐久性や耐火性に優れ、施工しやすいというメリットがあります。発泡ウレタン断熱材と比較すると以下のような違いがあります。

  • 価格:グラスウールの方が安価
  • 断熱性能:発泡ウレタン断熱材の方が高い
  • 耐火性:グラスウールの方が優れている
  • 耐水性:発泡ウレタン断熱材の方が優れている
  • シロアリ対策:グラスウールの方が有利

ロックウールとの比較

ロックウールは玄武岩や天然岩石などを加工した断熱材です。安価でありながら、断熱性と耐火性に優れています。発泡ウレタン断熱材と比較すると以下のような特徴があります。

  • 価格:ロックウールの方が安価
  • 断熱性能:発泡ウレタン断熱材の方がやや高い
  • 耐火性:ロックウールの方が大幅に優れている
  • 耐水性:発泡ウレタン断熱材の方が優れている
  • 施工の容易さ:状況による(複雑な形状の場所では発泡ウレタン断熱材が有利)

セルロースファイバーとの比較

セルロースファイバーは新聞紙や段ボールなどの天然木質系原料を使った断熱材です。綿状なので吹き付けて施工します。発泡ウレタン断熱材との比較では以下のような点が挙げられます。

  • 環境負荷:セルロースファイバーの方が低い(リサイクル材料を使用)
  • 断熱性能:同程度
  • 耐火性:セルロースファイバーの方が優れている(難燃処理されている)
  • 価格:セルロースファイバーの方がやや高い
  • 施工業者の数:どちらも限られている

ポリスチレンフォームとの比較

ポリスチレンフォーム(発泡スチロールなど)は、製造方法によって「ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)」と「押出法ポリスチレンフォーム(XPS)」に分かれます。発泡ウレタン断熱材との主な違いは以下の通りです。

  • 形状:ポリスチレンフォームは板状、発泡ウレタン断熱材は吹き付けが主
  • 断熱性能:発泡ウレタン断熱材の方がやや高い
  • 施工の柔軟性:発泡ウレタン断熱材の方が高い
  • 耐火性:どちらも低い
  • 価格:ポリスチレンフォームの方が安価

 

まとめ:発泡ウレタン断熱材は適材適所で使用すべき

発泡ウレタン断熱材は優れた断熱性能や気密性、耐水性を持っており、適切に使用すれば住宅の省エネ性能向上や快適な室内環境の実現に大きく貢献します。特に複雑な形状の場所への施工や、高い断熱性能が必要な場所には大変有効です。

しかし、耐火性能の低さやシロアリへの弱さ、火災時の危険性など、無視できないデメリットも存在します。また、施工費用が比較的高く、専門的な技術を持った業者が限られているという課題もあります。

住宅の断熱材を選ぶ際には、それぞれの断熱材の特性をよく理解し、使用する場所や目的に応じて適切な選択をすることが重要です。発泡ウレタン断熱材のメリットを活かしつつ、デメリットを補うような組み合わせを考えることも一つの方法です。例えば、火災リスクの高い場所には耐火性の高いグラスウールやロックウールを使い、湿気対策が必要な場所には発泡ウレタン断熱材を使うというような使い分けです。

また、近年では遮熱技術なども進化しており、断熱材に頼らない方法で住宅の温熱環境を改善する選択肢も増えています。自分の住まいにとって最適な断熱・遮熱の方法を、専門家と相談しながら検討することをおすすめします。

住宅の断熱性能は、住まいの快適性だけでなく、省エネルギーや健康にも大きく関わる重要な要素です。発泡ウレタン断熱材のメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、適材適所での使用を心がけましょう。

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著者の写真

りっきー

元大手ハウスメーカー社員です。

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