平屋はやめたほうがいい？実際に後悔した事例を徹底解説！
「老後を考えて平屋に住みたい！」
「平屋に住むデメリットって何？」
平均寿命の延長により、長期間快適に暮らせる住宅が重要視されるようになり、平屋住宅が注目されるようになりました。
しかし、一方で平屋はやめたほうがいいという方もいます。この記事では、平屋に住んでみて分かったメリットや、実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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平屋に住んでみて分かったメリット7選
まずは、平屋に住んでみて分かったメリットについて解説します。
ワンフロアで生活できる
平屋の最大のメリットは、ワンフロアで生活できることです。
2階建て以上の建物では、階段を上り下りする必要があります。階段は危険で疲れるものであり、特に高齢になると階段の上り下りが辛くなり、2階を使わなくなるケースも多いです。
平屋ならばワンフロアで生活できるため、階段を上り下りする必要がありません。階段による足腰の負担や転倒による怪我のリスクもなくなります。
洗濯や掃除の家事が楽になる
平屋には階段がないため、洗濯や掃除などの家事が非常に楽になります。
例えば、2階建て住宅では洗濯をする際に、洗濯物を1階から2階のベランダに運び、乾いた洗濯物を再び1階に取り込む必要があります。階段を往復する必要があるため、手間がかかります。また、洗濯物は濡れた状態では重たくなるため、階段を使うことは負担となります。
一方、平屋では全ての作業を1階で完結させることができるため、洗濯にかける時間が短縮され、負担も軽減されます。
また、2階建て住宅では手入れが大変な階段の掃除も、平屋では必要ありません。階段を1段ずつ掃除するのは手間がかかるため、平屋にすることで家事が楽になるでしょう。
外観がオシャレ
平屋の魅力は、その外観にも現れています。一般的な2階建て住宅と比べると、平屋はこじんまりとした家になり、おしゃれでかわいらしさが感じられます。
平凡な外観とは一味違った魅力を放つことができるため、平屋に憧れる人は多いです。
家族同士のコミュニケーションが取りやすい
平屋の場合、部屋と部屋の距離が近く、家族同士が顔を合わせやすいため、コミュニケーションが取りやすくなります。リビングを通る必要がある間取りにすると、日常的に家族の様子を把握することができます。
2階建ての場合、玄関の近くに階段があると、帰宅後に直接2階に行ってしまうことが多くなります。また、子供部屋が2階にあると、コミュニケーションが難しくなることもあります。
修繕費用が安い
2階建て以上の建物では、修繕作業時に高所での作業や足場の設置が必要となり、費用も高くなります。
平屋では、修繕時のメンテナンス費用を2階建てよりも抑えることができます。足場の高さが2階建ての半分で済む場合や、足場を必要としない場合もあります。
耐震性が高い
平屋は建物の高さが低いため、耐震性が高くなります。
地震が発生した場合、高い建物は大きな影響を受けることがあります。高層階で地震の揺れを感じた経験がある人にとっては、イメージしやすいでしょう。
一方、平屋は1階部分のみで構成されているため、建物が地面に近い位置にあります。そのため、地震に対して強く耐えることができ、安心して暮らすことができる住宅と言えます。
太陽光発電の面積が広い
平屋は屋根の面積が広く、多くの太陽光を取り込むことができます。
2階建て住宅では、屋根が延べ床面積の約半分しかないのに対し、平屋では延べ床面積と同じくらいの広さの屋根があります。そのため、平屋の屋根面積は2階建て住宅に比べてほぼ倍近くなります。
屋根の面積が広いことは、費用が高くなるというデメリットもありますが、太陽光をたくさん取り込むというメリットとして捉えることもできます。
平屋はやめたほうがいい？実際に後悔した事例8選
次に、平屋に住んで実際に後悔した事例をご紹介します。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例①「2階建てに比べて高い」
平屋住宅は、一般的な2階建て住宅に比べて基礎と屋根の面積が広くなるため、建築費が割高になります。
ただし、平屋は階段やバルコニーが不要なため、シンプルでコンパクトな設計も可能です。予算を考慮して家づくりを進めることが重要です。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例②「広い土地が必要になる」
平屋を2階建てと同じ広さで建てる場合、2階のスペース分の土地が追加で必要になります。広い敷地が必要であり、都心部で平屋を建てることは難しいです。なぜなら都心部は商業施設や集合住宅の需要が高いからです。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例③「プライバシーが守りにくい」
平屋住宅は、すべてが1階に集中しているため、家庭内のプライバシーを守るのが難しいというデメリットがあります。
2階建て住宅では、リビングと個々の部屋を階で分けることができ、それぞれのプライバシーを守った空間を作ることができます。しかし、平屋ではリビングに他の部屋が隣接している間取りが多く、各々のプライベート空間を確保するのが難しくなります。特に、子供がお年頃の家庭や在宅ワークが多い家庭では、この点が気になるかもしれません。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例④「防犯上の懸念」
平屋には2階以上がないため、防犯上の不安を感じることが多いです。2階建て住宅では、2階の寝室で窓を開けたまま寝ることもできますが、平屋では寝室が1階に集中するため、窓を開けたままにすることに抵抗を感じます。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例⑤「水害の時に避難できない」
水害に遭った場合、平屋は被害が大きくなる可能性があります。2階がないため、屋内に避難する場所がないためです。
2階建ての場合は、荷物を2階に移動させ、自分たちも避難することができます。平屋よりも被害を最小限に抑えられます。重要な対策は、事前にハザードマップを確認し、水害に遭わないようにすることです。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例⑥「家の中心部分の風通しが悪い」
平屋では、すべての居室を1階に配置するため、家の中心部分の風通しは制限されがちです。
2階建て住宅では、各階の面積が適度なため、全ての部屋に大きな窓を設け、家全体の風通しを確保しやすくなります。しかし、広い面積を持つ平屋では、窓を開けても家全体の風通しを十分に確保することは難しい場合が多いです。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例⑦「固定資産税が高くなりがち」
平屋では土地の面積が広くなり、建物の基礎部分も多くなるため、固定資産税の負担が高くなりがちです。
同じ床面積であっても、2階建てにすると土地の面積を半分程度に抑えることができるため、固定資産税の負担も軽減されます。
平屋はやめたほうがいい？後悔した事例⑧「日陰になりやすい」
平屋は建物の高さが低いため、周囲の建物の影響を受けやすく、日陰になりやすいです。
日陰になりやすく、室内が暗くなることが気になる場合は、リビングを南向きに配置し、大きな窓を設置すると良いでしょう。
平屋に向いている人の特徴5選
平屋に向いている人は、下記のような特徴があります。
老後も住み続けたい
マイホームを建てた後も将来的に住み替えを避けたい方には、平屋がおすすめです。
高齢になると階段の上り下りが困難になり、2階の部屋を使用しなくなることが多いです。しかし、最初から平屋を選ぶことで、洗濯や就寝時に2階に上る必要がありません。
平屋ならば、老後においても足腰に負担をかけずに全ての部屋を快適に利用することができます。
階段のない生活をしたい
普段の生活で階段を避けたい人には、平屋の住宅が最適です。
平屋には階段が存在しないため、日常生活の移動が簡単になります。また、階段の掃除も不要になり、居室までの廊下の距離も減らすことができます。
階段を使わずに家事を効率的に行いたいと考える方にとって、平屋は理想的な選択肢となるでしょう。
広い土地を所有している
広い土地を所有している方にとって、平屋は適しています。平屋を建てるには広い土地を持つことを前提としており、持っている土地であればハードルが大きく下がります。
個性的でオシャレな家に住みたい
ありきたりな家ではなく、個性的で特別な家を構築したいと思う方には、平屋がおすすめです。
2階建て住宅が一般的ですので、平屋にするだけで独自性とオシャレさを演出することができます。平屋は外観の魅力にこだわりたい方に最適な選択肢です。
2階部分が不要
単身者や夫婦2人で生活する場合、部屋数の必要性は少ないかもしれません。そのため、2階部分が必要ないコンパクトな平屋を選ぶことがあります。
床面積が広くなくても問題ないのであれば、2階建てよりも平屋の方が価格が安くなります。省スペースでコンパクトに生活したい方にとっても、平屋はおすすめです。
平屋は必ず検討すべき！
この記事では、平屋に住んでみて分かったメリットや、実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
平屋にはデメリットもありますが、老後のことや住み心地を考えると、必ず検討すべきです。特に大きいのは広い土地の確保や建築費が高くなることですが、そこをクリア出来ればメリットは非常に大きいです。
ぜひ、参考にしてみてください。
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