家庭用サウナを設置するメリット・デメリットを徹底解説!
「家庭用のサウナを設置したい!」
「家で自由にサウナを楽しみたい!」
現在、日本ではサウナが大変人気となっています。その健康効果や美容効果が注目され、本格的な北欧式のサウナ設備を備えたおしゃれなスパ施設が数多く存在しています。
自宅で手軽にサウナを楽しめる家庭用サウナにも注目が集まり、新築住宅でもその導入例が増えています。
この記事では、家庭用サウナを設置するメリット・デメリットや設置方法について、詳しく解説します。
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家庭用サウナとは?
家庭用サウナとは、自宅に設置できるサウナのことです。
以前は、自宅用のサウナと言えば、北欧のサウナメーカーから輸入される製品が主流でした。しかし、最近では国内メーカーも家庭向けのサウナを製造し始め、多様な選択肢があります。
例えば、一般的な高温のドライサウナ(乾式サウナ)や、遠赤外線を利用したサウナ、フィンランド式のサウナでロウリュ(ウコンパウダーを使った蒸気)を楽しめるタイプ、ミストサウナやスチームサウナ、さらには岩盤浴など、さまざまな種類の自宅用サウナがあります。これにより、自宅でお気に入りのサウナ環境を再現することが可能です。
家庭用サウナを設置するメリット5選
次に、家庭用サウナを設置するメリットをご紹介します。
家庭用サウナのメリット①「いつでも利用できる」
自宅サウナの最大の利点は、自分の都合でいつでも利用できることです。
朝、サウナでスッキリしてから出勤したり、テレワークの合間にリフレッシュしたり、自宅ならではの楽しみ方も可能です。
また、早朝や深夜など、銭湯のサウナが混雑していない時間に利用できるのも大きなメリットです。
家庭用サウナのメリット②「自由なスタイルで利用できる」
施設のサウナでは制約が多いですが、自宅用サウナなら自分の好きなスタイルで利用できます。
サウナの中で横になったり、スマートフォンや音楽を楽しんだり、自宅ならではのスタイルがたくさんあります。
家庭用サウナのメリット③「混雑を避けられる」
自宅用サウナなら、他の人と混雑せずに楽しむことができるのも魅力的なポイントです。
最近のサウナブームにより、施設が混雑することがあり、週末や夜のピークタイムには「サウナ待ち」の列ができることもあります。しかし、自宅のサウナなら曜日や時間帯を気にせず、自分のペースで利用できます。
家庭用サウナのメリット④「サウナ後すぐに就寝できる」
施設のサウナでは、出てから車や公共交通機関で帰宅する必要がありますが、自宅ならすぐに就寝できるのも魅力的です。
サウナから出てリフレッシュした後、そのままベッドに入ることができるのは素敵なことですね。
家庭用サウナのメリット⑤「入浴料の心配がない」
自宅用サウナでは毎回の入浴料がかからないため、気軽に毎日利用できるのもメリットです。特に1日2回や3回と頻繁に利用するヘビーサウナーにとっては、大変嬉しいポイントです。
家庭用サウナを設置するデメリット7選
次に、家庭用サウナを設置するデメリットをご紹介します。
家庭用サウナのデメリット①「高額な初期費用」
家庭用サウナを設置するには、高額な初期費用が必要です。
長期的に使用することで経済的にはお得になりますが、数十万円から数百万円という初期費用はデメリットと言えます。
一回数百円のスーパー銭湯のサウナと比較すると高額に感じられるため、長期的な視点で考えられるかどうかが重要なポイントです。
家庭用サウナのデメリット②「設置スペースの確保」
一戸建てやマンションのどちらの場合でも、家庭用サウナを設置するためのスペースを確保することは困難な場合があります。
一戸建ての場合、広い屋外スペースがあれば問題ありませんが、テントサウナではなく常設型を考えると、場所選びが重要になります。屋内型のホームサウナ製品の場合、一戸建てやマンションのどちらにおいても設置場所に悩まれる方が多いでしょう。
家庭用サウナのデメリット③「狭いホームサウナではくつろげない」
設置場所の問題を乗り越えても、一人がギリギリ入れるほど狭いホームサウナだと、のんびりくつろぐことは難しいです。
小さなホームサウナでも十分に汗をかくことはできますが、開放感が欠けるため、結局は広々とした銭湯のサウナに行きたくなる方が多いようです。
家庭用サウナのデメリット④「メンテナンスが必要」
施設のサウナとは異なり、家庭用サウナは定期的なメンテナンスが必要です。
サウナストーブやストーンは消耗品であり、メンテナンスや交換が必要です。また、毎回の清掃は必要ありませんが、使用頻度に応じて年に数回の大掃除も必要です。
乾燥しすぎると木材が割れる可能性もあるため、湿度調整などの軽微なお手入れやメンテナンスも欠かせません。
家庭用サウナのデメリット⑤「水風呂の工夫が必要」
サウナ後の水風呂は、自宅での場合、手間と工夫が必要になります。
冬季には水を浴槽に入れるだけで十分ですが、夏季になると水温が上昇し、快適な温度にするには冷却装置(チラー)や氷が必要です。一般的なサウナの水風呂は15~20℃程度が一般的であり、6~9月の水温上昇時には水道水のままだと物足りなさを感じることが多いでしょう。
家庭用サウナのデメリット⑥「準備に時間がかかる」
家庭用サウナは、入るまでの準備に時間がかかるという点もデメリットの一つです。
サウナストーブをスイッチオンしてから、適切な温度になるまでには数十分かかります。水風呂の準備にも手間と時間がかかるため、サウナに急に入りたくなった場合には少々もどかしく感じるかもしれません。
家庭用サウナのデメリット⑦「飽きた場合の損失が大きい」
家庭用サウナは撤去にも費用がかかるため、もし飽きてしまった場合の損失は大きいです。
据え付け型や埋め込み型いずれの場合も、解体や撤去にはかなりの手間がかかり、一般の個人が廃棄するのは難しいでしょう。
先述したように、設置には高いハードルと費用もかかるため、導入する前に飽きる心配がないかよく検討する必要があります。
家庭用サウナの種類4選
次に、家庭用サウナとして設置する商品の種類をご紹介します。
ドライサウナ/フィンランド式サウナ
ドライサウナは、日本でよく見られる高温で湿度の低いサウナであり、一般的には70〜100℃程度の温度を維持します。これは乾式サウナとも呼ばれます。一方、フィンランド式サウナは温度が80〜90℃程度の高温で、湿度が高い特徴があります。また、フィンランド式サウナではサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」という楽しみ方ができます。
家庭用のビルトインタイプのドライサウナ・フィンランド式サウナは、製品と工事費を合わせて150〜400万円程度が一般的な相場となっています。屋外のバレルサウナは樽の形状をしており、価格は100〜200万円程度です。テント式のサウナは比較的安価で、10万円程度から購入できます。
ただし、サウナストーブやロウリュストーンなどの追加費用が別途必要な場合もあるため、各メーカーに事前に確認することをおすすめします。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナは、遠赤外線の力を利用して体を芯から温めるタイプのサウナです。温度は50〜60℃程度と比較的低温であり、デトックス効果が高いとされています。
遠赤外線サウナは、冷え性改善や美容効果が高いと評価されており、女性を中心に人気があります。また、医療用途にも活用されています。
遠赤外線を利用する代表的なサウナとしては、岩盤浴があります。遠赤外線サウナには、ドーム型のサウナや岩盤浴ベッド型のサウナも存在します。これらのタイプは移動可能であり、設置場所を選びません。
家庭用の遠赤外線サウナボックスの価格は、一般的に50〜150万円程度が相場です。
遠赤外線サウナのドーム型や岩盤浴ベッド型の製品は、一般的に50〜80万円程度が相場です。ただし、現在はフードをかぶって使用する簡易タイプの製品も多く市場に出回っており、ネット通販では数千円から数万円で購入できるものもあります。
ミストサウナ
ミストサウナは、低温サウナの一種であり、スチームサウナに似ていますが、蒸気よりも高い湿度の霧(ミスト)で満たされているサウナです。
家庭でミストサウナを楽しむ場合、据え置き型のサウナボックスの他に、「ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機」というお風呂で利用できるタイプも選択肢となります。
浴室や給湯器メーカー、ガス会社などが提供しているミストサウナ付き浴室暖房乾燥機は、お風呂の天井や壁に設置されます。新築時に設置すれば、専用スペースを必要とせずにサウナを楽しむことができます。
屋内に据え置き型のミストサウナルームを設置する場合、一般的な価格は100〜300万円程度です。また、ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機の設置費用は20〜40万円程度になります。
スチームサウナ
スチームサウナは、低温サウナの一種であり、室内で40〜60℃の温度で蒸気を利用するサウナです。
家庭でスチームサウナを楽しむ場合、お風呂やお風呂の近くにスチーム発生器を設置するか、スチームルーム(サウナルーム)を作る方法があります。家庭用のスチームルームを提供しているメーカーはドライサウナやフィンランド式サウナほど多くはありませんが、スチーム発生器は100万円以上、スチームルームの設置には300〜700万円程度かかり、他のサウナ設備と比較して高額です。
家庭用サウナの設置方法
家庭用サウナの設置方法は、屋内と屋外の二通りがあります。
屋外での設置
テントサウナ:10〜30万円
バレルサウナ:100〜150万円
お庭やベランダ、屋上などの屋外スペースに家庭用サウナを設置する方法です。
屋外設置のメリットとしては、比較的設置が容易であり、テントサウナなどのリーズナブルな自作タイプも選べる点が挙げられます。一戸建てのみならず、マンションのベランダにも比較的簡単に設置できます。
ただし、屋外は他の人から見られる可能性もあるため、出入りの際にはプライバシーに気を使う必要があります。
屋内での設置
据え置きタイプ:40万円〜
埋め込みタイプ:70万円〜
メーカーのホームサウナ製品を購入し、屋内に設置する方法です。
最近のサウナストーブは種類やサイズが豊富であり、自宅で本格的なサウナ体験が可能となるため、屋内設置のメリットがあります。
据え置きタイプは、電源が確保できれば設置が比較的容易です。一方、埋め込みタイプは大規模な工事が必要となるため、設置のハードルと費用がやや高くなります。
サウナ愛好家にとってオススメ!
この記事では、家庭用サウナを設置するメリット・デメリットや設置方法について、詳しく解説しました。
家庭用サウナは、自宅で自分の好きなスタイルでいつでもサウナを楽しむことができるため、サウナ愛好家にとってはおすすめの設備です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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