地震に強い家が建つハウスメーカーはどれ?
地震に強い家を建てたいと思っている方へ。
東日本大震災以降は耐震性を重視する方がさらに増えていますが、どのハウスメーカーでも耐震性をアピールしており、本当に地震に強い家が建つハウスメーカーがどれなのか理解できません。
スーモの「家づくりで重視したいことランキング」でも、下記の結果となりました。
1位:耐震性
2位:耐久性
3位:間取り・プラン
4位:断熱性・気密性
5位:アフターサービス・長期保証
耐震性は第1位となっており、注目度が伺えます。
そこで、今回はどのハウスメーカーで地震に強い家を建てることができるのか、独自の基準でランキングを行いました。
地震に強い家ランキング10位「パナソニックホームズ」
パナソニックホームズは、3つの異なる構法で家を建てます。それぞれ地震に強い構造となっていながら、大きな空間の設計も可能になっています。住宅商品に応じて、3つのタイプから最適な構法を採用します。
HS構法
制震鉄骨軸組構造をHS構法といいます。鉄骨柱や梁とアタックフレームを組み合わせることで、地震のエネルギーをしっかりと吸収する建物になります。
F構法
大型パネル構法をF構法といいます。外壁・床・屋根とパネルが一体化したブロック体となっています。パネル構法は構造体の全体をしっかりと荷重で受け止めることができます。
NS構法
重量鉄骨ラーメン構造をNS構法といいます。重量鉄骨を用いることで、耐震に優れながらも大きな空間に対応できるようになっています。高層ビルの構造にパナソニックホームズ独自の技術を加えており、7階建てまで対応できます。
地震に強い家ランキング9位「一条工務店」
採光の耐震性を実現するために、国が定める耐震性の最高等級を超えるレベルを自社基準に設定しています。また、机上の計算だけでなく実験を重視しており、実際の地震を想定した家づくりをしています。
一条工務店の特徴として、ツインモノコック構造を採用している点です。壁・床・天井が強固に結合している構造となります。箱型のモノコック構造のため、大きな力が加わっても力が分散されて、家全体で受け止めることができます。そのため、耐震性が高いのです。
また、建物の強さだけでなく、地盤に対する強度に合わせた基礎を選定しています。自社工場で生産することで、品質管理と精度を高めていることも特徴です。
地震に強い家ランキング8位「大和ハウス」
大和ハウスは最大手のハウスメーカーですが、商業施設やマンションなど大きな建物も多く手掛けています。そのため、耐震技術のノウハウも豊富です。
耐震・免震・制震の全てに力を入れています。特に、「ディークト」や「ディーネクスト」といったsシリーズは耐力パネルが標準仕様となっており、どの家を選んでも地震の強い家となります。
大和ハウスの鉄骨2階建てが基本で、オーソドックスな軸組工法です。軸組工法の弱点をカバーする制震技術を取り入れています。
地震に強い家ランキング7位「アキュラホーム」
アキュラホームの家は、耐震等級において最高ランクの構造体となります。基礎構造がとても頑強に作られているのが特徴です。
鉄筋コンクリート造りの家となり、建物に負荷が掛かっても力を分散させてバランスよく支えます。また、鉄筋ユニットを背筋することで、コンクリートの力を強化しています。
ストロングウォールというという高倍率耐力壁を採用しており、最大で32帖の大きな空間を実現できます。耐震性を高めつつ、自由なプランを可能にしているのがアキュラホームです。
地震に強い家ランキング6位「積水ハウス」
積水ハウスの中で、特に鉄骨造の家は耐震性能が高いです。
「ダイナミックフレームシステム」という大空間を作ることが可能な構法でありながら、積水ハウスのオリジナル耐震技術として「シーカス」という地震動エネルギー吸収システムを採用しています。これは、震度7クラスの地震に対応できることを想定した制震構造です。
地震動エネルギーが発生したときに、それを熱エネルギーに変換して吸収します。この技術によって、地震に耐えるだけでなく内外装の被害を最小限にします。
シーカスには特殊なゴムが使われており、メンテナンスフリーで耐用年数は100年です。繰り返し地震が発生した場合でも、シーカスであればしっかりと対応することができます。
地震に強い家ランキング5位「住友林業」
地震に強い家は鉄骨造が多く、木造は弱いのが通常です。しかし、住友林業は木造住宅のみを扱っていますが、鉄骨造と比べても遜色のない耐震性を持ちます。それは、下記の理由からです。
BF構法(ビッグフレーム構法)
一般の柱に加え、約5倍の太さ(560mm)のビックコラムと呼ばれる柱を、主要な構造材として使用しています。柱が太いだけでなく、筋交いや耐力壁の役割も果たしています。
この強靭な柱を使用することで、耐震性能だけでなく間取りの自由度が格段に上がります。
GSパネル
地震エネルギー吸収パネル「GSパネル」を採用することで、建物の変形を最大約70%も抑えることを可能にしています。このGSパネルは、グッドデザイン賞も受賞しています。
メタルタッチ接合
太い柱を可能な限り損傷させず、強固に接合する方法です。また、基礎と柱は通常土台を通して接合しますが、メタルタッチにより直接接合しているため、ビックコラムの柱・梁・基礎の一体化を実現しています。
剛接合
一般的な住宅の接合では、接合している柱が細いため、接合部分の荷重に耐えられず地震に負けてしまうケースが多いです。
住友林業の「剛接合」は、太い柱を強固につなぐための構造体を一体化させやすく、地震エネルギーを分散して耐震力の高い家となります。
地震に強い家ランキング4位「三井ホーム」
三井ホームは「震度7に60回耐えた家」というキャッチフレーズをテレビCMで展開しています。地震に強い家を印象づけていますが、下記の構法により実現しているのです。
プレミアム・モノコック構法
プレミアム・モノコック構法とは、基本の枠組みに加え、6面体で床面・壁面・屋根面を構成している構造です。
面で支える2×6(ツーバイシックス)工法をベースに、木材を一体化させる接合プレート・約2.4tにも耐える屋根を組み合わせたオリジナルの構法となります。
マットスクラブ基礎
マットスクラブ基礎とは、建物の基礎にかかる荷重を家ごとに解析し、重荷重の空間の基礎には鉄筋量を増加させているのが特徴です。
例えば、洗濯機など大きな家電などがある空間は荷重が大きくなり、吹き抜けなどの空間は荷重が軽くなります。そこで、マットスクラブ基礎では荷重の大きい場所に鉄筋を増やし、均等な力で支えられるようにしています。
地震に強い家ランキング3位「ミサワホーム」
ミサワホームは蔵の家などデザイン性のある家で、グッドデザイン賞を31年連続受賞しています。その中で、耐震性能も素晴らしいものがあります。木造受託の中では、耐震性能は1番と言って良いでしょう。
ミサワホームは一般的な軸組工法ではなく、「モノコック構造」と呼ばれる方法で家を建てます。モノコック構造とは、木質パネル接着工法でジェット機などと同じ一体構造となり、あらゆる方面からの荷重に対して建物全体で支えることができます。
また、木質パネル内には、制震ダンパー「エムジオ」が設置されています。モノコック構造だけでも地震に強いのですが、エムジオによりさらに強化されているのです。
エムジオは、地震エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収してくれるのが大きな特徴です。地震のエネルギーを最大50%も軽減することができ、建物の変化量も従来の1/8まで抑えることができます。
その他、IoT技術「ガイネット」も使用できます。地震が発生した際に、リアルタイム震度・被災度を見える化してくれる機能です。地震時にもすぐに状況が把握できるので、逃げ遅れなどのリスクが小さくなります。
ミサワホームの家は、1967年の創立以来、地震による倒壊は1件もありません。木造住宅にも関わらず、ここまでの耐震性能は素晴らしいです。
地震に強い家ランキング2位「セキスイハイム」
セキスイハイムは鉄骨造で地震に強いだけでなく、「ボックスラーメン構造」という耐震性の高い構造となっています。
柱と梁は通常ボルトで固定するのですが、セキスイハイムでは溶接して一体化させるのです。その上で、柱と梁は100cm角ととても太いのが特徴です。
セキスイハイムは工場で8割作ってから現場で組み立てる「ユニット工法」です。ユニット工法により、ボックスラーメン構造が実現しているのです。
また、基礎部分は面で支える「ベタ基礎」を採用しています。線で支える「布基礎」と違い、面で支えることで地震の衝撃を分散させる効果があります。
地震に強い家ランキング1位「ヘーベルハウス」
地震に強い家ランキングの1位は、やはりヘーベルハウスです。
ヘーベルハウスはテレビCMなどで地震に強いイメージがあると思いますが、実際に耐震性は素晴らしいです。特徴は下記となります。
重量鉄骨造
重量鉄骨造を採用しており、木造や鉄骨造に比べて圧倒的に耐震性が高いです。重量鉄骨造は、戸建住宅ではあまり採用されず、ビルの建築などで使用されています。
ロッキング工法
外壁と躯体を完全には固定しない手法です。地震で揺れた時に回転させることで、全体に力が伝わるのを防ぎます。
また、目地のシーリング材も柔軟で動きのある素材を採用しています。地震により力が加わった場合でも、シーリング剤が力を吸収して外壁のダメージを少なくします。
地震による外壁のひび割れや落下が防げるだけでなく、地震後のメンテナンスも最小限に抑えてくれます。
ハイパワードクロス
制震フレームである「ハイパワードクロス」は、粘り強く変形能力が強い鋼材で作られています。地震があった際には、この鋼材が動きながら地震のちからを受け止め、構造躯体を守ります。
剛床システム
2階の床面に施工される「剛床システム」は、地震の揺れに対して床面が変形することを防ぐ効果があります。
厚みのある剛床をつなぎ合わせるために、間に鉄筋が組まれその隙間にモルタルを流し固めています。このことで、強固な床となり変形を防ぐのです。
耐震性能だけでなく間取りの自由度もチェック
今回紹介した地震に強い家が建てられるハウスメーカーは、耐震性だけでなく間取りの自由度も高いメーカーが多いです。
ハウスメーカーを選ぶ基準として、耐震性は最も重要な指標です。そこで、耐震性は担保しつつ自分の思い通りの家を建てることが重要です。
ハウスメーカーによって、工法や構造は全く異なります。ぜひ参考にしてみてください。
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