ジューンベリーを庭に植えてはいけない理由について徹底解説！
「ジューンベリーを庭に植えたい！」
「ジューンベリーを植えてはいけないって本当？」
ジューンベリーは、最近人気の高い落葉樹で、シンボルツリーとしても注目されています。小さくて赤い実が可愛らしいため、庭木としてジューンベリーを選ぶことが多いです。
しかし、ジューンベリーを庭に植えてはいけないと言われることも多いです。この記事では、ジューンベリーを庭に植えるメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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ジューンベリーを庭に植えるメリット3選
まずは、ジューンベリーを庭に植えるメリットをご紹介します。
四季折々で表情が変わる
ジューンベリーは、花や果実など四季折々で表情が変わるため、一年中楽しむことができる落葉小高木です。
落ち葉の掃除は手間がかかるかもしれませんが、常緑樹でも葉が落ちることはあります。落葉樹の魅力は、季節ごとに見どころがあることです。
ジューンベリーは春に白い花が咲き、初夏に赤い果実をつけ、秋には紅葉を楽しむことができます。また、見た目だけでなく、味も楽しめます。ジューンベリーの実は食べることができ、酸味をあまり感じず、ほんのり甘いのが特徴です。生食はもちろん、ジャムや果実酒にしても美味しく楽しめます。実が黒ずんで赤くなった頃が食べごろです。
初心者でも育てられる
ジューンベリーは寒さや暑さに強く丈夫なため、植物を育てたことがない初心者でも心配ありません。特別な対策をする必要もなく、自然に成長してくれます。
ジューンベリーは日当たりの良い場所で水はけの良い土地に植えるのが好ましいですが、耐陰性もあるため、半日陰でも十分に育ちます。根付くまでは乾燥したら水やりが必要ですが、成長して根付いた後はほとんど水やりは必要ありません。真夏の日照りが続く日には、適度に水やりをする程度です。
剪定の技術が必要ない
ジューンベリーは幹がまっすぐ伸び、自然に樹形が整う性質を持っているため、頻繁な剪定は必要ありません。樹高は3〜5m程度であり、専門家に剪定を依頼するほど大きくなりません。自然な樹高は約5mですが、毎年剪定すれば3m程度に抑えることができます。
自分で剪定できるサイズなので、専門家に頼まなくても大丈夫です。ジューンベリーの成長は穏やかであり、不要な枝を間引く程度の剪定で十分です。剪定は、葉が完全に落ち着いた休眠期の12〜2月に行うのが適切です。
ジューンベリーを庭に植えてはいけない理由6選
次に、ジューンベリーを庭に植えてはいけない理由をご紹介します。
ジューンベリーを植えてはいけない理由①「近隣住民の迷惑になる」
ジューンベリーは落葉樹であるため、落ち葉が近隣住民の迷惑となることがあります。近隣の敷地に落ち葉が飛んでしまう可能性もあるため、植える位置によっては後悔します。
自分の敷地内ならまだしも、他人の敷地に落ち葉が侵入してしまうと、揉め事に発展することもあるでしょう。マイホームで長い時間を過ごす場所であるなら、近隣住民とのトラブルは避けたいですよね。
ジューンベリーを植える際には、落ち葉が近隣に迷惑にならないような位置に植えるなどの対策を考えることが重要です。
ジューンベリーを植えてはいけない理由②「鳥の糞によって汚れてしまう」
ジューンベリーを植えるべきでない理由として、周囲が鳥の糞によって汚れてしまうことがあります。
ジューンベリーは花が咲いた後、6月ごろに実をつけます。この実を鳥が好んで食べに来るため、実を食べた後の鳥の糞により周囲が汚れてしまいます。
鳥の糞は乾燥するとなかなか落とすことができず、掃除が手間となります。また、鳥の糞には多くの菌が存在し、不衛生な状態となります。掃除を行う際には手袋やマスクを着用し、飛散に注意しながら掃除する必要があります。
ジューンベリーを植えてはいけない理由③「実が落ちて家や路面が汚れる」
ジューンベリーの実は、落ちて家や路面を汚します。ジューンベリーの実は赤く、コンクリートの路面や屋根などに落ちると実が潰れて赤い果汁が残ります。
落ちた実が路面に潰れて残っている様子は見た目も悪く、頻繁な掃除が必要です。掃除する際には、赤い汁が服や靴に付着し取り除きにくいです。
ジューンベリーを植えてはいけない理由④「冬になると葉が全て落ちる」
ジューンベリーは落葉樹であり、冬になると葉が全て落ちてしまいます。緑の葉と赤い果実で魅力的な姿を楽しみたいと思って植えた方でも、冬季の枝だけが残る景観に後悔することがあります。
もし一年中緑の葉を楽しみたいのであれば、常緑樹の選択を検討することをおすすめします。
冬になると枝だけが残り、景観が殺風景に感じられるかもしれませんが、その分、日差しを通しやすくなる利点もあります。暑い夏には木陰として、寒い冬には日光が差し込むことで快適さを提供してくれます。
ただし、葉が全て落ちると家の中が丸見えになる可能性もあるため、殺風景を避けたい方や視界を遮りたい方は、ジューンベリーと一緒に他の庭木を植えることを検討してみてください。
ジューンベリーを植えてはいけない理由⑤「落ち葉の掃除が手間」
ジューンベリーは、秋から冬にかけて落葉する落葉樹です。落ち葉の掃除は、手間になります。
鳥の糞や実の掃除に比べれば片付けやすいものの、木が大きければ落ちる葉の数も多く、集めるのに時間がかかります。また、近隣の家が近い場合、ジューンベリーの落ち葉が隣の敷地内に入り込むこともあります。
ジューンベリーを植えてはいけない理由⑥「害虫や病気の可能性」
ジューンベリーは害虫がつきにくい植物ですが、稀にイラガやカミキリムシが発生することがあります。害虫を見つけた場合は捕獲するか、薬剤を使って駆除する必要があります。
また、ジューンベリーはうどんこ病にかかりやすいです。うどんこ病とは葉の表面に白いカビが生える病気です。
この病気を放置すると実がつかなくなったり、枯れてしまうこともありますが、害虫と同様に専用の薬剤を使えば問題ありません。
ジューンベリーを庭に植える場合の注意点3選
次に、ジューンベリーを庭に植える場合の注意点を解説します。
鳥対策
ジューンベリーを植える際に最も重要なのは、鳥対策です。鳥の糞は放置すると、鳥たちがそこを安全な餌場と認識し、居座るようになる可能性があります。
鳥が居座ると、巣を作ったり、一般的な鳥除けでは効果が薄れることもあります。また、鳥の糞は固まるとなかなか落ちにくくなり、乾燥した糞は風で飛散してしまいます。
鳥が糞を落とす前に、鳥が近づかないような対策が必要です。ジューンベリーが実ったり熟したりする前に収穫する方法もありますが、大きく成長したジューンベリーを楽しみたい場合は、鳥からの被害を防ぐ対策をすべきです。
最も手軽な方法は、CDや防鳥テープなどの光るものを設置することです。簡単にできますが、効果がない場合や鳥が慣れてしまう可能性もあります。
忌避剤はジェルやスプレー、吊り下げ型や置き型などさまざまな種類がありますが、定期的に設置する必要があります。効果は期待できますが、コストは高くなります。
消毒や殺虫剤散布
ジューンベリーには、余裕があれば消毒を行ったり、害虫の発生を予防するために殺虫剤を散布したりすることがおすすめです。これにより、毛虫などの害虫の発生を抑えることができます。もし害虫が発生した場合は、殺虫剤をスプレーすることが効果的です。
特に、地中に潜むコガネムシの幼虫には注意が必要です。幼虫は目に見えないため、下葉の黄色化や土の乾かない状態、木のぐらつき、周囲の土のへこみなどの症状が出た場合は、コガネムシの幼虫が地中にいる可能性が高いです。
樹形の選び方
ジューンベリーの栽培において、樹形の選び方は掃除や手入れの容易さに影響を与えます。
ジューンベリーには「一本立ち」と「株立ち」の2つの樹形があります。一本立ちのジューンベリーは高さが3m以上になることもありますが、株立ちのジューンベリーは1.2m～2m程度の大きさに抑えることができ、中には1m程度で実をつける品種もあります。
株立ちのジューンベリーは手の届く高さで管理することができるため、自分で手入れが容易です。一方、ジューンベリーが大きく成長するほど、剪定や手入れ、掃除が困難になります。
もし業者に手入れを依頼しない場合は、最初から株立ちのジューンベリーを選ぶことで、剪定や掃除の負担を軽減することができます。
ジューンベリーは管理できるなら植えても良い
この記事では、ジューンベリーを庭に植えるメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
ジューンベリーは、四季折々に異なる姿を楽しませてくれる魅力的な樹木です。しかし、ジューンベリーを植えることによって「家の周囲が汚れてしまう」という理由で避ける人もいます。
ただし、近隣や自宅の生活環境に適した品種を選んだり、適切な手入れや掃除を行うことで、ジューンベリーは絶対に植えてはいけない植物ではありません。
ぜひ、参考にしてみてください。
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