核シェルターって意味ないの？必要性について徹底検証！
「核シェルターって必要？」
「意味ないのかな？」
注文住宅を建てる方の中で、核シェルターについて質問を受けることが増えました。
2011年、東日本大震災により原子力発電所からの放射能漏れが発生し、深刻な汚染が発生しました。また、各地での戦争では核攻撃の危険性が高まっている状況から、核シェルターへの注目度が上がっています。
この記事では、核シェルターは意味ないのか、その必要性について詳しく解説します。
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日本での核シェルター事情
日本は過去に核被害を被った唯一の国でありながら、実際に核シェルターが設置されている割合は0.02％と非常に低く、ほとんど普及していません。
一方、他国では核シェルターの設置が義務化されたり、国民が核シェルターに避難できる状態を整えている国もあります。日本は、核兵器の被害を受けた唯一の国であり、原子力発電所事故によって核の汚染被害を経験しています。
それにもかかわらず、なぜ日本には核シェルターが普及していないのでしょうか。その理由として、以下の点が挙げられます。
・核シェルターについての認知がない
・高額な費用
・固定資産税が上がる
・法律上の義務がない
諸外国に比べて、核シェルターの制度自体が整っていないのが現状です。
核シェルターが意味ないと言われる理由3選
核シェルターの必要性は高いものの、一方で意味ないという意見の方もいます。その理由について、ご紹介します。
核シェルターが意味ないと言われる理由①「直撃からは身を守れない」
爆心地から2～3.5km以内の場合、爆発の衝撃・爆風・熱・火・水から身を守る頑丈なコンクリート施設が必要です。
ここまで対応できる核シェルターは非常に高額です。一般的には、空気清浄機（ろ過装置）を自宅に取り付けることで、放射能被曝被害を防ぐことを目的とします。
直撃から身を守れないのでは、意味がないという方が一定数います。しかし、放射能被曝被害を防げるだけでも、大きな意味があると思います。
核シェルターが意味ないと言われる理由②「対応実績がない」
核兵器に対する防護機能は、世界でも実績がありません。本当に核シェルターがあることで安全なのか、効果を検証できないのです。
核シェルターが意味ないと言われる理由③「爆心地から遠ければ生きていられる」
爆心地から遠い場合、核シェルターに入らなくても生き残ることができます。核シェルターが必要な場面が限られるので、意味ないという方もいます。
核シェルターの必要性2選
次に、核シェルターの必要性について解説します。
核シェルターの必要性①「14日間の待機期間を過ごせる」
放射能は減衰速度が非常に速いため、核シェルター内で食料や水を確保して2週間ほど過ごすことで、外に出ることができるようになるとされています。
その期間中、14日間の待機期間を安心して過ごせる場所を確保できます。
核シェルターの必要性②「津波対策」
核シェルターは、物によっては地震の津波対策になる商品もあります。
円形で水に浮くため、津波による水害からも守ることができます。また、ドアを開けて空気を入れることができるため、新鮮な空気を確保することができます。
海から近い場所に住んでいる方は、検討の余地があります。
核シェルターは普段使いもできる！
この記事では、核シェルターは意味ないのか、その必要性について詳しく解説しました。
地下型核シェルターの場合、普段は防音室としても使えます。楽器演奏やカラオケなどに最適ですし、仕事場として静かな環境にすることができます。
核シェルターの必要性は、今後増していくことが想定されます。注文住宅を建てる際に、将来的な設置も考慮しながら検討することをオススメします。
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