県民共済住宅は1000万円で家が建てられる？できないことなど徹底解説！
「県民共済住宅で家を建てたい！」
「県民共済住宅なら1000万円でも建てられる？」
県民共済は、全国の都道府県に存在する共済組合の会社です。実は、埼玉県では県民共済が住宅建設も手がけていることをご存知でしょうか？埼玉県民共済が住宅事業を展開しており、低コストで高品質な住まいを提供していると評判なのです。
この記事では、県民共済住宅で注文住宅を建てる方法について、詳しく解説します。
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県民共済住宅とは？
県民共済住宅は、埼玉県民共済生活協同組合が100％出資する企業です。この取り組みは日本中で埼玉県民共済だけが展開しており、残念ながら埼玉県内でしか建てることができません。
県民共済住宅は、埼玉県民共済の加入者を対象に事業を行っているため、注文住宅を建てたい場合は、まず共済に加入する必要があります。
そして、県民共済住宅の最大の魅力は、そのコストパフォーマンスの良さです。
広告費にあまり予算を割かず、また共済組合が運営していることから、大きな利益を追求する必要がありません。それにもかかわらず、十分な標準仕様が備わっており、他のハウスメーカーに比べてオプションを追加する場合でも、まだまだお得な価格です。
県民共済住宅は、低コストで自由な設計を実現できると評判であり、まさに驚くべきコストパフォーマンスを持っています。広く知られていないかもしれませんが、その魅力は確かです。
県民共済住宅ってどんな会社なの？
埼玉県民共済は、埼玉県で認可を受け、主に共済事業を展開している生活協同組合です。
県民共済と聞くと、共済金の支払いに加えて、加入者に割戻金として還元される期末剰余金があることが有名ですね。医療保険や生命保険のように保険料を支払って保険金を受け取るだけではなく、県民共済は「少ない負担で大きな保障」を提供することで、加入者に寄り添った会社であると言えるのではないでしょうか。
さらに、埼玉県民共済は以下の2つの関連企業に100％出資しています。
(株)県民共済総合サービス：低価格のオーダースーツを販売しています。
(株)県民共済住宅：安心・安全で高品質な注文住宅を提供しています。
どちらの企業も、お客様本位のサービスを提供しています。
県民共済住宅の価格は？
県民共済住宅の相場価格は、驚くべき坪単価35.8万円（税込393,800円｜35坪以上・標準仕様の場合）です。 現在、価格は上昇していますが、その分標準仕様が充実しています。もちろん、オプションを追加する場合は実際には少し上がりますが、それでも驚くほどの価格です。
「なぜこんなに安いのか不安に思う」という方もいらっしゃるかもしれませんが、その答えは明確です。県民共済が利益を追求しない企業に出資しているからです。広告費もほとんどかかっておらず、営業職も採用していないため、人件費も抑えられているようです。
有名なハウスメーカーで建てる場合、広告でよく耳にする通り、正直なところこの価格の倍以上はします。県民共済住宅がどれほど安いか、よくご理解いただけるでしょう。
実は、2022年には「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の上昇により、坪単価が2.5万円上昇していたのですが、その後、経費削減策が進められました。
さらに、木材価格の安定も見込まれていることから、2023年5月から「標準坪単価35.8万円」という驚くべき価格で販売されています。
1000万円で家が建てられる？
県民共済住宅であれば、1000万円で家を建てることが可能でしょうか？
坪単価35.8万円で35坪の家を建てる場合、本体価格1,253万円(税抜)で建てることが可能です。もっと小さな家であれば、1000万円の家も実現可能です。35坪では1,000万円以下にはなりませんが、かなり魅力的な価格ですね。
県民共済住宅の標準仕様
県民共済住宅では、木造軸組構法を採用し、耐震性と耐久性を高めるためにベタ基礎を使用しています。
土台や柱には、国産ヒノキの無垢材4寸角（12cm）が使われており、耐震性は最高等級の耐震等級3を取得しています。さらに、壁や天井には断熱材を充填する充填断熱工法が採用されており、断熱等性能等級5に相当するUA値≦0.6を達成しています。
UA値は、住宅の断熱性を示す指標であり、室内から外部への熱の逃げにくさを表します。UA値が小さいほど断熱性が高く、県民共済住宅はUA値≦0.6という国のZEH基準を満たしており、優れた断熱性能を備えた住宅と言えます。
また、省エネ性能についても注目です。BEI値は省エネ住宅のエネルギー消費量を示す指標であり、県民共済住宅はBEI≦0.8という国のZEH基準を満たしています。
窓には2枚ガラスのLow-E複層ガラス、屋根には陶器瓦、外壁材にはサイディングが採用され、玄関ドアには電気錠が備わったシングルドアが標準仕様となっています。
内部では、大壁和室や畳敷き洋室が1部屋まで標準仕様となっています。収納、床板、建具については、3つのメーカーから選択することができます。
お風呂やキッチン、トイレなどの設備についても、複数のメーカーから選ぶことができます。また、テレビドアホンや火災報知機も標準仕様として提供されています。標準仕様でも充実した内容が揃っていますね。
県民共済住宅で家を建てるメリット
県民共済住宅は、相場価格に比べて非常にリーズナブルでありながら、自由な設計が可能で、多様な設備を選ぶことができます。
さらに、耐震性能は最高等級の耐震等級3を取得しており、ZEH基準に適合した高い省エネ性能を備えた住宅です。
また、県民共済住宅で新築を建てた方には、特別な価格でリフォームサービスを提供しています。家族構成やライフステージの変化に合わせて、長く住んだ家をリフォームする際に、信頼できるパートナーである県民共済住宅がサポートしてくれることで、安心感を得ることができます。
県民共済住宅は、優れたコストパフォーマンスを持ちながらも、将来の変化に柔軟に対応できる魅力的な住宅です。
県民共済住宅で家を建てるデメリット
県内に建てられるのは埼玉県民共済住宅の特徴であり、そのためには埼玉県民共済に加入する必要があります。
営業職は存在せず、代わりに施工管理の担当者が打ち合わせなどの業務も兼務しており、忙しく、打ち合わせのスケジュールが調整しにくい場合もあると言われています。
点検は2年目のみで、最長保証期間は10年間という点に注意が必要です。住宅品質確保法に基づく最低保証期間は10年ですが、県民共済住宅では延長保証は提供されていません。他のハウスメーカーでは最長30年の保証期間を提供している場合もあります。
また、ショールームは県内に2か所しかないため、毎回遠くまで打ち合わせに行く必要があります。特に小さな子供がいる場合は、遠いショールームまで連れて行くことや長時間の打ち合わせスケジュールは大変なことかもしれません。ショールームの場所も通いやすさを考慮すると良いでしょう。
県民共済住宅でできないことってある？
まず、打ち合わせだけで数ヶ月も待たされることがあります。営業担当者がいないことによるコスト削減の弊害であり、急いでいる人にとっては大きなデメリットです。
また、デザインがあまりにも一般的であり、トレンドに追いつくよりも、その分を他の要素に取り入れる姿勢を持っているようです。
工務店によって結果がまちまちであり、当たり外れが存在します。施工は主に工務店に委託されており、その結果は職人の腕にかかっているため、工業化住宅とは対照的な雰囲気を持っています。
埼玉県民なら県民共済住宅は検討すべき！
この記事では、県民共済住宅で注文住宅を建てる方法について、詳しく解説しました。
県民共済住宅は、コストを抑えながらも充実した標準仕様の家を建てることが特徴です。メリットとデメリットを押さえながら、他のハウスメーカーと比較してみましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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