※本記事はタウンライフのプロモーションを含んでいます。

高気密高断熱のハウスメーカー|UA値ランキング10選




高気密高断熱のハウスメーカーを徹底解説!

「高気密高断熱の家に住みたい!」
「どうやって比べればいいの?」

最近ではローコスト住宅でも断熱性が上がっていますが、大手ハウスメーカーでは様々な工夫をがあり、高気密高断熱の家を実現しています。

この記事では、高気密高断熱のハウスメーカーのUA値ランキングについて、詳しく解説します。


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気密性・断熱性を示す3つの数値

まず、気密性・断熱性を示す3つの数値について解説します。

UA値

UA値は住宅の内部から外部への熱の逃げやすさを示す数値です。この値が小さいほど断熱性が高いとされます。

UA値は「各部位の熱損失量の合計÷外皮表面積」で計算されます。国土交通省の資料には、地域ごとに番号が割り当てられ、基準が設定されています。例えば、東京23区では区部が5で「0.87W/m2・K」、北海道では区分が1で「0.46W/m2・K」となります。

住宅建築において断熱性能を重視する場合、UA値を目安にしながら、ハウスメーカーや工務店と相談することをおすすめします。

Q値

Q値は建物の熱の逃げやすさを示す数値です。これは建物の延床面積に対して熱がどれだけ逃げやすいかを表しています。

Q値は建物の面積だけでなく、換気による熱損失も考慮されます。住宅の断熱性能を全体的に評価する際に有用な指標であり、計算方法は「総熱損失量÷床面積」です。

C値

C値は隙間の存在を示す数値です。この値が低いほど気密性が高いことを示します。

計算方法は「家全体の隙間の合計(cm2)÷建物の延床面積(m2)」です。C値の測定は、専門の気密測定検査機を使用して住宅の気密工事が完了した後、または住宅が完成した後に行われます。

 

高気密高断熱のハウスメーカー UA値ランキング10選

次に、高気密高断熱のハウスメーカーをUA値ランキングでご紹介します。

高気密高断熱のハウスメーカー1位「一条工務店」

一条工務店は、高い断熱性能と気密性能を誇り、その性能は業界トップレベルです。UA値は0.28(i-シリーズⅡ)であり、Q値は0.51、C値は0.59です。

一条工務店は、樹脂サッシのトリプルガラス窓や防犯合わせガラスを使用しており、壁断熱にはウレタンフォームを採用しています。さらに、外断熱も採用しているため、高い気密性能を発揮します。

この高い気密性能により、計画換気が熱損失の影響を受けずに可能となります。また、経年劣化による隙間の発生にも対応しており、古くなっても快適な住空間を提供します。

高気密高断熱のハウスメーカー2位「アイフルホーム 」

アイフルホームは、一条工務店に近いレベルの高断熱性能と気密性能を持つハウスメーカーです。UA値は0.30(セシボ極)、0.52(セシボ零)であり、Q値は0.7(セシボ極)、1.8(セシボ零)、C値は0.61です。

アイフルホームは、構造用面材と断熱材を一体化したパネルを使用し、耐震性と断熱性を両立させています。さらに、24時間全館冷暖房を行っても電気代が抑えられるほどの高い断熱性能を備えています。

熱損失に影響を受けずに計画換気が可能であり、経年劣化によって建物に隙間が増えても快適に暮らすことができます。

高気密高断熱のハウスメーカー3位「三井ホーム」

三井ホームは、壁の断熱材の厚みにより他のハウスメーカーよりもやや高い断熱効果を発揮します。UA値は0.43(標準仕様)、Q値は1.9です。C値の測定は行われておらず、おおよそ2.0レベルと考えられています。

このハウスメーカーは、天井高が高めに設定されており、屋根断熱によって広々とした空間を提供しています。ただし、屋根断熱の性能は壁よりもやや劣るため、全体的な断熱性能はやや低くなります。窓の仕様をグレードアップすることで高断熱70住宅とすることも可能です。

高気密高断熱のハウスメーカー4位「セキスイハイム」

セキスイハイムは、木質系と鉄骨系の2つの構法を提供していますが、木質系の方が優れた断熱性能を持っています。UA値は0.46(木質系グランツーユー)、Q値は1.6(標準仕様)、C値は1.0未満です。

木質系のグランツーユーは、ツーバイシックスの特徴を持っており、三井ホームと同様に高い断熱性能を発揮します。さらに、窓をアップグレードすることで、高断熱住宅とすることも可能です。

セキスイハイムは建物完成後に気密性を正確に測定しており、1.0未満の高い数値を期待することができます。

高気密高断熱のハウスメーカー4位「住友林業」

住友林業は、在来木軸工法とツーバイフォー工法を採用していますが、開口面積を抑えたシミュレーションでは、セキスイハイムのグランツーユーと同じUA値0.46を示しています。

在来木軸工法では充填断熱を使用し、ツーバイフォー工法では外断熱フルセーブ工法を採用しているため、高い断熱効果を発揮します。

また、住友林業の屋根には他のハウスメーカーよりも厚い断熱材が使われており、平均的なUA値が高くなっています。さらに、Ⅳ地域では遮熱高断熱ガラスが使用されているため、熱損失を大幅に削減することができます。

高気密高断熱のハウスメーカー6位「ミサワホーム」

ミサワホームは、工法を鉄骨系と木質系に分けています。木質パネルを使用し、次世代省エネ基準を大幅に上回る断熱効果を発揮します。

開口部周りの熱損失を抑えるために、屋外側にはアルミ仕様のウィンドウを使用し、室内側には高断熱のリサイクル木素材を使ったウッドサッシを採用しています。

木質系は鉄骨系よりも高い断熱性能を持ち、木質系の高断熱仕様ではUA値が0.43であり、鉄骨系の標準仕様のUA値は0.66です。

高気密高断熱のハウスメーカー7位「ダイワハウス」

ダイワハウスのUA値は0.55で、高級断熱仕様です。標準仕様の数値は公開されていませんが、この数値よりも2段階低いと考えられます。

要望に応じてさらに高い断熱性能にすることも可能です。

高気密高断熱のハウスメーカー8位「トヨタホーム」

トヨタホームのUA値は0.60(ESPACiO)、0.70(鉄骨ラーメン構造 シンセシリーズ)です。

壁は外張り断熱と充填断熱の組み合わせを採用し、床には高性能硬質ウレタンフォームを使用し、天井にはグラスウールを充填していますが、特に大きな断熱性能の特徴はありません。サッシには断熱サッシと高遮熱ペアガラスを採用し、断熱性能と気密性を確保しています。

高気密高断熱のハウスメーカー9位「積水ハウス」

積水ハウスのUA値は0.60で、全棟次世代省エネ基準を満たしていますが、次世代省エネ基準は最低基準であり、高い断熱性能は期待できません。

断熱材にはロックウールが使用されており、窓には断熱複合サッシと遮熱服装ガラスが標準仕様となっています。

高気密高断熱のハウスメーカー10位「ヘーベルハウス」

ヘーベルハウスは、ヘーベルシェルタードダブル断熱構法を標準仕様として採用しており、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の要件を満たすUA値0.60を確保しています。

ただし、ヘーベルハウスは構造や防火に重点を置いており、断熱や気密性能はあまり重視されていないようです。床と天井には押出法ポリスチレンフォームが使用され、壁にはフェノールフォームが充填されています。

窓はアルミ樹脂複合サッシと高断熱ガラスが採用されており、一般的な断熱窓が使用されています。

 

高気密高断熱のハウスメーカーを選ぶポイント

次に、高気密高断熱のハウスメーカーを選ぶポイントをご紹介します。

屋根と床の断熱方法

断熱性能に注目する場合、屋根と床の断熱方法に確認しましょう。床には床断熱と基礎断熱の2つの方法があり、屋根には天井断熱と屋根断熱の2つの方法があります。

コストを重視する場合は、床断熱や天井断熱を選択することをおすすめします。これらは屋根断熱よりも面積が小さく、使用される材料費も安価なため、コストを削減できます。デザインや開放感のある高気密住宅を希望する場合は、屋根断熱や基礎断熱を選んでみましょう。

窓の断熱性能

家の熱を逃がさないためには、窓の断熱性能にも注目しましょう。夏は窓から熱が入り、冬は窓から熱が逃げることが多いです。そのため、間取りを検討する際には、窓の数やガラスやサッシの種類、寸法などを確認し、断熱性能の高いものを選ぶことが重要です。

換気システム

高い気密性と断熱性を持つ住宅では、室内の空気が滞留しやすくなります。適切な換気が必要となるため、換気システムの導入が必要です。

建築基準法では、居室内の換気に有効な面積が20分の1未満の場合、換気設備の設置が義務付けられています。換気システムにはさまざまな種類がありますが、高い気密性と断熱性を持つ住宅では、24時間換気システムの導入が必要です。

 

夏涼しく冬暖かい生活ができる

この記事では、高気密高断熱のハウスメーカーのUA値ランキングについて、詳しく解説しました。

高気密高断熱の家に住むことで、夏涼しく冬暖かい生活を手に入れることができます。光熱費も安くなり、ヒートショックを防ぐといった効果もあります。

ぜひ、参考にしてみてください。

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