勾配天井はダサい？メリットや後悔した事例を徹底解説！
「勾配天井を採用したい！」
「勾配天井ってダサい？後悔しない？」
勾配天井を採用すると、空間に広がりを与えることができるため、自然な開放感を感じることができます。このため、広々とした印象を与えることができるメリットがあります。
しかし、勾配天井にはデメリットも多く、しっかりとメリット・デメリットを把握しないと後悔することになります。この記事では、勾配天井のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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勾配天井とは？
「勾配天井」とは、部屋の天井が屋根の傾斜に合わせて斜めになっている天井のことを指します。
勾配天井の最大の特徴は、開放感のある空間を作り出すことができることです。勾配天井は、屋根裏部屋として使われる空間を部屋の空間に割り当てる形状であるため、天井の高さが高くなり、奥行きのある空間を作り出すことができます。
また、梁などの構造材が見える「あらわし仕上げ」のため、平らな天井とは異なる独特の雰囲気を醸し出すことができます。
勾配天井のメリット5選
次に、勾配天井のメリットについて解説します。
開放感が生まれる
勾配天井には、開放感が生まれるという大きなメリットがあります。
斜めの形状によって、部屋に天井の高さや奥行きが生まれ、自然な開放感を感じることができます。また、勾配天井にすることで、天井に梁や構造材が見える「あらわし仕上げ」にすることもでき、独特の雰囲気を醸し出すことができます。
勾配天井によって生まれる開放感は、部屋の広さや明るさを感じさせるため、室内空間をより広々とした印象にすることができます。
空間に奥行きが生まれる
勾配天井には、縦の空間に奥行きが生まれるというメリットがあります。
天井の高さが高くなり、縦の空間に奥行きが生まれます。そのため、実際の床面積よりも広く感じることができるため、部屋の開放感をより一層高めることができます。
部屋が明るくなる
勾配天井には、部屋を明るくするというメリットがあります。
天井に沿ってたっぷりと光が差し込み、部屋の高い位置から光を取り込めるため、部屋の奥の方まで満遍なく光が届く明るい雰囲気の室内にすることができます。
部屋の高い位置にハイサイドライトなどの高窓を設置することで、吹き抜けほど生活スペースを削らずに部屋を明るくすることができます。
おしゃれに見える
勾配天井は、斜めになった勾配天井が普通の部屋との視覚的に違う雰囲気をもたらすため、空間がおしゃれに見えるようになります。
また、梁などの構造材が「あらわし仕上げ」になることが多いため、空間デザインの一部として見せることができたり、梁から照明を垂らしたりして、好みに合わせて空間を自由にアレンジすることもできます。
通気性が良くなる
勾配天井は、この形状によって部屋に自然な風が通りやすくなり、通気性が良くなります。
勾配天井に高い位置に窓を設けることで、暖かい空気が上昇し、冷たい空気が下降する性質を活かして、家の中の暑い空気を外に排出することができます。また、上下の位置に窓を配置することで、空気の通り道ができるため、通気性が良くなります。
勾配天井はダサい？実際に後悔した事例7選
次に、勾配天井を採用して実際に後悔した事例をご紹介します。
勾配天井はダサい？後悔した事例①「照明計画が難しかった」
勾配天井は、一般的な高さの部屋と比べて、照明計画が難しかったです。天井に高さが生まれるため、床との間に距離が生まれ、光の反射率が変わったり、天井が斜めになっているため、光の当たる角度が変わってきます。
勾配天井はダサい？後悔した事例②「真っ白にしたらダサい」
真っ白な勾配天井にしましたが、視線を遮るものがないため広々とした感じはするものの、つまらない印象になりました。シンプルすぎるため、勾配天井の存在感を活かしきれていません。
センスの良い人から見ると、真っ白な勾配天井はダサいと感じるかもしれません。せめてシーリングファンを設置することで、アクセントになるし、空調のためにも役立つかもしれません。
勾配天井はダサい？後悔した事例③「コストがかかる」
勾配天井は、天井が高くなるため足場を設置する必要があり、工期が長くなり人件費がかかることから、勾配天井にするとコストアップしてしまうのです。特に勾配天井が選ばれることの多い、リビングなどの広い部屋では施工面積も広くなるため、勾配天井にするとかなりコストがかかります。
勾配天井はダサい？後悔した事例④「光熱費が高い」
勾配天井は、室内の冷暖房効率が悪いです。勾配天井となると、壁面積が増えるため、暖房や冷房の出力を高めに設定しなければならなくなります。
勾配天井にする場合は、充分な断熱材の使用や、効率的な空調設備の導入など、冷暖房効率を意識した対策が必要です。
勾配天井はダサい？後悔した事例⑤「メンテナンスが手間」
勾配天井では、天井に高さが生まれるため、照明を取り付ける位置も自然と高くなります。高い位置に照明が取り付けられるため、照明の交換や掃除が非常に手間が掛かります。勾配天井には、踏み台や脚立を使って交換する必要があるため、家族に任せることができない場合があります。
また、掃除の際も勾配天井は手間がかかります。高い位置に設置した照明周りのホコリ取りはもちろん、勾配天井の梁の上にも埃が溜まるため、定期的な掃除が必要です。
勾配天井はダサい？後悔した事例⑥「圧迫感が出てしまった」
勾配天井は狭い空間には向かないです。狭い空間では圧迫感が出てしまい、天井が迫っているような不安定な雰囲気になってしまいました。
勾配天井を設置する場合は、広めのスペースを確保することが重要です。例えば、リビングやダイニングなどの広い空間に設置すると、天井の高さと勾配が空間をより広く見せる効果があります。
勾配天井はダサい？後悔した事例⑦「音が響きやすい」
勾配天井は、壁面積が増えるため音が反響する面積も増え、音が響きやすくなります。勾配天井にする場合は、音を吸収する素材を使用するなど、音を抑える対策が必要です。
勾配天井はこんな間取りにオススメ！
この記事では、勾配天井のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
勾配天井は、2階リビングや吹き抜けの場合が特にオススメです。また、ロフトを設置するような場所でも、検討する価値があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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