高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリットを徹底解説！
「高気密高断熱の家を建てたい！」
「高気密高断熱で後悔することってある？」
注文住宅を建築する際には、「夏は涼しい家がいい」「冬は暖かい家にしたい」といった断熱性に関わる要望が出ます。そのため、「高気密・高断熱住宅」を検討することになりますが、一方で「高断熱・高気密の家を建てて後悔した経験談」を目にすると、不安を感じることもあります。
この記事では、高気密高断熱の家は気持ち悪いのか、デメリットについて詳しく解説します。
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高気密高断熱の家は気持ち悪い？感じるデメリット6選
それでは、高気密高断熱の家に関するデメリットについて、詳しく解説します。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット①「二酸化炭素濃度が高くなる可能性」
住宅の場合、空気の逃げ場のない高気密住宅で生活すると、空気中の二酸化炭素が多くなります。
高濃度の二酸化炭素は、満員電車の環境に似た状態を作り出します。換気不足の高気密高断熱住宅は、満員電車に匹敵するほど酷い空気環境になる可能性があります。
空気中の二酸化炭素が多くなると、気分が悪くなる、空気が悪い、息苦しさを感じる、頭痛がする、集中力が低下するなどの症状が出る方もいます。
また、酸欠状態になると、睡眠の質にも影響が出ます。室内の換気不足が、睡眠の問題の原因かもしれません。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット②「アレルギー性疾患の悪化」
高気密高断熱のデメリットとして考えられる2番目の問題は、アレルギー性疾患の悪化です。
高気密住宅は、その名の通り隙間が少なく気密性が高いため、換気をしない限りハウスダストが効果的に排出されません。その結果、高気密住宅は人間だけでなく、ダニにとっても快適な環境となってしまいます。
住宅の高気密化が、アレルギー患者数の増加に関与しているとされています。特に、空気環境と密接な関係がある小児喘息は、高気密高断熱住宅が普及し始めた1980年代以降、増加傾向にあります。
そのため、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を持つ人が、適切な換気システムを選ばなかった高気密住宅に引っ越すと、症状が悪化する可能性があります。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット③「窓が少なくて暗い印象になる」
窓と壁を比較すると、窓の断熱性能は低くなります。そのため、迅速に高い断熱性能を持つ家を建てる場合、窓を少なくしたり小さくしたりする必要があります。
しかし、窓を小さくしたり数を減らした結果、多くの場合で部屋が暗くなってしまうという問題が生じます。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット④「期待以上に暑い・寒い」
高気密・高断熱の家と聞くと、非常に高い断熱性能から、空調機器を使用せずに快適に暖かく（涼しく）過ごせると思われがちです。しかし、温熱環境に対する期待が裏切られた場合、こんなはずじゃなかったと後悔する方も多いです。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット⑤「結露やカビの発生」
住宅によっては、結露やカビの発生が問題となる場合があります。
従来の低気密住宅では、隙間風があることによって湿気が逃げるため、緻密な空調計画を立てる必要はありませんでした。しかし、高気密住宅では湿気が逃げる経路が限られています。
適切な空調計画を立てなければ、湿気は蓄積され、カビやダニの温床となる可能性があります。
高気密高断熱の家は気持ち悪い？デメリット⑥「建築費用が高額になる」
高気密・高断熱の住宅を建築する際には、特殊な断熱材や窓、気密性を向上させる部材を利用する必要があります。その結果、建築費用が高額になることで、後悔するケースも多いです。
高気密高断熱の家を建てる上でのポイント4選
次に、高気密高断熱の家を建てる上でのポイントをご紹介します。
窓の性能向上とサイズの拡大
窓の数や暗さは、窓の性能向上と大型化によって改善することができます。
従来のアルミサッシやシングルガラスよりも、高性能な樹脂サッシ・ペアガラス・トリプルガラスなどの断熱性能の高い製品を選ぶことで、大きな窓にしても断熱性を確保できます。
モデルハウスや見学会で断熱性能を実感する
断熱性能に対する期待については、モデルハウスや見学会で実際に断熱性能を確認することが有効です。
高気密・高断熱を謳う工務店やハウスメーカーの中でも、断熱性能や気密性能は異なります。さらに、間取りを中心とする設計思想によっても断熱性能は変わるため、実際に体感できる場所を訪れることをオススメします。
空調機器の必要性を理解する
どれだけ高性能な住宅であっても、暖房器具や冷房器具がなければ室温は徐々に外気温に近づいてしまいます。部屋の体積に適したサイズの空調機器を、適切に使用することが必要です。
入念な換気計画を策定する
高い気密性を持つ住宅では、入念な換気計画を策定することが非常に重要です。高気密住宅では、吸気から排気までの経路に含まれない部屋では、湿気が蓄積されます。
適切な位置や風量の吸気口や排気口、湿気対策を含まない場合の対策など、換気計画を慎重に考える必要があります。
高気密高断熱の家は計画性が重要！
この記事では、高気密高断熱の家は気持ち悪いのか、デメリットについて詳しく解説しました。
高気密高断熱住宅には多くのメリットがありますが、換気不足だと様々なデメリットが出てきます。しっかりと対策することが重要です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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