庭にレンガを使用するメリット・デメリット10選

庭にレンガを使用するメリット・デメリットを徹底解説！

引用：アプローチレンガにこだわったナチュラルアンティークなお庭

「庭にレンガを採用したい！」
「レンガを使うデメリットを知りたい！」

外構の内容や使用する素材によって、さまざまな外観の家が完成するため、「家の外観は外構で決まる」と言っても過言ではありません。

レンガは、色や質感、形状のバリエーションが豊富であり、簡単におしゃれな「外国の家」のような外観に仕上げることができるため、人気があります。

この記事では、庭にレンガを使用するメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

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庭に使用するレンガの種類

レンガは簡単に取り扱えるうえ、多様な種類があるため、デザインのバリエーションが豊富であり、外構工事に頻繁に利用される素材です。

一般的に外構に使用されるレンガの特徴について、解説します。

外構工事でよく利用されるレンガ3選

レンガは、大まかに「窯焼き」と「日干し」の2つの方法で製造されます。さらに、防水性や耐火性などの特性に基づいて、さまざまな種類に分類され、それぞれが異なる用途に使用されます。

外構工事でよく利用されるレンガは、以下の3つのタイプがあります。

・スタンダードレンガ
赤レンガとも呼ばれ、最も一般的なタイプのレンガです。耐水性に優れたスタンダードレンガは、花壇や玄関アプローチなどによく使用されます。

・パーフォレーションレンガ（建築用レンガ）
レンガを積み上げる場合には、このタイプのレンガが使用されます。名前の通り、穴が開いており、鉄筋を通すことで強度を向上させることができます。また、軽量化を目的としたパーフォレーションレンガもありますので、用途に合わせて使い分けましょう。

・耐火レンガ
ピザ窯や暖炉など、高い耐火性が求められる場合に使用されるレンガです。ただし、屋外で使用する場合はバーベキューコンロなど、直接的に雨に濡れないように注意が必要です。

レンガには様々な色がある

レンガは豊富なカラーバリエーションがあり、配置の仕方によって模様を作ったり、立体感を演出することができます。

また、レンガは朝や夕方など、光の当たり方によって色味が異なるため、さまざまな表情を持っています。色の組み合わせや積み重ね方によって、おしゃれな個性を引き出すことができます。

「レッド」「ピンク」「ブラウン」「グレー」「ホワイト」など、これらの色が基本となりますが、焼き方や固め方の微妙な違いによっても色合いが変わります。そのため、同じレンガは存在しないと言えます。

庭でレンガを採用したい場所4選

引用：庭レンガおしゃれ10種類【外構花壇やアプローチデザインにおすすめ♪】

外構工事において、レンガを使用する場所は多岐にわたりますが、どのようにすればレンガの魅力を最大限に引き出すことができるでしょうか。

庭でレンガを採用したい場所について、解説します。

駐車場

駐車場にレンガを敷く際には、地盤をコンクリートでしっかりと整えることが重要です。これを怠ると、レンガを均等に敷くことができず、不均一な表面が生じてしまいます。

車の重みや頻繁な出し入れにより、レンガの間に隙間やズレが生じ、レンガ自体にヒビや割れが発生する可能性があります。駐車場をオシャレに演出し、レンガの配色にこだわりたい場合は、必ず安定性を確保した上で使用することがおすすめです。

玄関アプローチ

レンガは単に積み上げるだけでなく、玄関アプローチに敷くことで、スタイリッシュな通路となります。複数の色を組み合わせたり、他の舗装素材と組み合わせることで、玄関と道路、庭と室内、駐車場と玄関など、さまざまな場面で活用することができます。

芝生や象徴的な木々とも相性が良いため、曲線状やスクエアのパターンなど、自分の好みに合わせてデザインしてみると良いでしょう。

花壇

花壇には、鮮やかな色彩の植物が美しく咲くように、レンガを上手に活用することをおすすめします。レンガを並べたり積み重ねたりすることで、おしゃれな枠組みが作られ、外国の家のような魅力的な花壇を作り出すことができます。

近年、モダンなスタイルの家が人気であり、家の外観もヨーロッパの住宅のようなおしゃれな雰囲気が増えています。花壇だけでなく、門柱や塀にもレンガを取り入れることで、全体的に温かみのあるデザインの外構を完成させることができます。

塀

塀のデザインは、レンガを使用したりフェンスを利用したりと多様ですが、フェンスの基礎にレンガを組み込むことでデザイン性が向上し、さらに採光性や通気性も確保することができます。

レンガの重ね方によっては、装飾的な窓やスリットを作ることも可能であり、ただ単に積み上げたレンガの壁という圧迫感のある塀にはなりません。

複数の色を組み合わせることで立体感を演出し、独自のデザインに仕上げることができます。

庭にレンガを使用するメリット5選

次に、庭にレンガを使用するメリットについて、詳しく解説します。

庭にレンガを使用するメリット①「優れた断熱性と遮音性」

レンガは優れた断熱性を持ち、寒さや暑さを軽減する効果が期待できます。例えば、寒い朝においてもアスファルトが凍結している一方で、レンガで作られたアプローチは凍結しづらいという特徴もあります。

また、レンガは厚みがあるため、遮音性にも優れており、周囲の騒音を遮断する効果もあります。

庭にレンガを使用するメリット②「経年変化による風合いの増加」

レンガは年月が経つにつれて風合いが増し、味わい深さが感じられる素材です。建物と共に外構も成長していくという感覚を楽しむことができます。

経年変化がレンガの魅力となり、より一層の魅力が生まれます。

庭にレンガを使用するメリット③「優れた環境配慮素材で自然な雰囲気がある」

レンガは本来、粘土（天然素材）から作られるため、エコ素材の一つです。その特徴的な色合いは、粘土中の鉄分が熱によって変化し、発色することによるものです。釉薬や化学的な塗料は使用されておらず、環境に優しい素材と言えます。

レンガを用いた外構は、温かみのある色合いから優しい雰囲気が漂います。

庭にレンガを使用するメリット④「花壇の土留めに最適な素材」

レンガは多孔質な素材のため、水を吸収し保持する性質があります。そのため、花壇の造成にはレンガが理想的な素材と言えます。

赤茶けた色合いは緑との相性も良く、花壇の土留めにはレンガの積み方がよく見られます。

庭にレンガを使用するメリット⑤「バリエーションが豊富」

レンガには多様な色や種類があり、住む人の理想に合わせたデザインを実現することができます。その豊富なバリエーションから、個々の好みやスタイルに合わせた外構のデザインが可能です

庭にレンガを使用するデメリット5選

次に、庭にレンガを使用するデメリットについて、詳しく解説します。

庭にレンガを使用するデメリット①「施工に手間が掛かる」

レンガはホームセンターなどで手軽に入手できますが、実際に施工する際にはモルタルで固める必要があり、施工には手間がかかります。そのため、短期間での施工は難しいと言えます。

庭にレンガを使用するデメリット②「耐震性が低い」

単純にレンガを積み上げるだけの施工では耐震性が低く、剥落や割れの危険性が高まります。したがって、適切な補強が行われた施工が重要です。

庭にレンガを使用するデメリット③「リフォームが大変」

レンガはモルタルで固めるため、一度設置をすると簡単にプランを変更することはできません。レンガを設置する前に、慎重な計画を立てる必要があります。

庭にレンガを使用するデメリット④「同じ種類のレンガが手に入らない」

レンガにヒビや割れが生じた部分を修理したい場合でも、同じ種類のレンガを手に入れることが難しいことがあり、施工時にモルタルで固定されるため、解体に手間がかかる可能性があります。

庭にレンガを使用するデメリット⑤「風化しやすい」

レンガには、風化しやすいというデメリットがあります。経年変化による見た目の変化を楽しむことができる一方で、劣化も起こりやすいことを忘れてはなりません。

レンガは個性的な外構を実現できる

引用：柔らかな曲線を描いたれんがのアプローチ

この記事では、庭にレンガを使用するメリット・デメリットについて、詳しく解説しました。

レンガを外構に利用すると、温かみがあり、洋風の外観には理想的な素材となります。敷き方や積み方によって、多様な表情を生み出すことができるため、個性的な外構を実現したいという要望も叶えることができます。

ぜひ、参考にしてみてください。

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