戸建てで延べ床面積の平均ってどれくらい？
「戸建ての延べ床面積って平均だとどれくらい？」
「平均値を知っておきたい」
もし一戸建て住宅を新築する予定がある場合、気になるのは坪数や延べ床面積の平均的な数値ではないでしょうか。どのくらいの広さが理想的なのか、考える上で平均値を知ることは重要です。
この記事では、戸建ての延べ床面積の平均や理想的な面積について、詳しく解説します。
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戸建ての延べ床面積の平均
延べ床面積の全国平均
一戸建て住宅の一般的な広さはどのくらいなのでしょうか。
新築戸建住宅の平均延べ床面積は、全国平均で120.5㎡（36.45坪）です。この数値は、20年前のデータと比較すると13%以上小さくなっていることが分かります。
延べ床面積の全国平均(中央値)
全国平均120.5㎡（36.45坪）というのは、大きな住宅や二世帯住宅も含んだ広さとなります。一般的な戸建てだけを集計した結果はありませんが、33〜34坪程度が中央値になるかと考えられます。
都道府県別でも差が大きい
都道府県ごとの平均延べ床面積は、東京都は64.48㎡、神奈川県は76.62㎡、千葉県は89.4㎡、埼玉県は86.58㎡、茨城県は108.55㎡、栃木県は110.24㎡、群馬県は109.89㎡、山梨県は113.27㎡です。
最も広い面積を持つのは富山県で152.18㎡であり、最も狭いのは東京都です。一戸建て住宅を建てる予定の場所によって、平均的な面積は異なることを認識しておくことが重要です。
戸建てに求める広さ・延べ床面積は？
一戸建て住宅に求められる適切な広さはどのくらいでしょうか？
国土交通省では、一戸建て住宅には最低限必要な居住面積と、理想的な居住面積の目安が設定されています。広さや間取りを検討する際の参考として確認しておきましょう。
・3人家族の場合
最低限必要な居住面積：約40㎡（約12.1坪）
理想的な居住面積：約100㎡（約30.3坪）
・4人家族の場合
最低限必要な居住面積：約50㎡（約15.1坪）
理想的な居住面積：約125㎡（約37.8坪）
部屋の数によっても広さは一定程度決まってきますので、まずは希望する居室の数や間取りを決めた上で、広さを考慮することをおすすめします。
戸建て住宅で聞く面積を把握しておこう
一戸建ての新築や購入に際して、延べ床面積だけでなく、さまざまな面積に関連する用語が登場します。これらの面積に基づいて、建ぺい率や容積率を計算することができます。下記4つの面積は、把握しておきましょう。
敷地面積
土地面積とも呼ばれ、土地を上から見たときの面積を指します。斜面や凹凸は考慮されず、平面的な面積です。そのため、傾斜地や斜面にある土地の敷地面積は、実際の地表面積よりも狭くなることがあります。
建築面積
建物を上から見たときに、外周を囲む面積を指します。通常、住宅の場合は1階の広い部分の面積に相当しますが、2階の面積の方が大きい場合は、2階を地面に投影した面積が建築面積とされます。
延べ床面積
建物面積と同義で使われる言葉で、建物の各階の床面積を合計したものを表します。延べ床面積は容積率を計算する際に使用されます。
実施面積
建物面積（延べ床面積）に含まれないバルコニーやロフト、玄関ポーチなど、実際に施工された部分を含む面積のことを指します。実施面積という用語には法的な制約がないため、坪単価の計算に利用される場合もあります。
適切な広さは家庭によって異なる
この記事では、戸建ての延べ床面積の平均や理想的な面積について、詳しく解説しました。
住む場所や家族構成によって、適切な広さは異なります。家族のライフスタイルを考え、それに合った土地を探したり、必要な坪数や間取りを検討することをおすすめします。
ぜひ、参考にしてみてください。
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