乱形石は後悔しない？メリット・デメリットを徹底解説！
「庭に乱形石を採用したい！」
「乱形石ってメリット・デメリットがある？」
乱形石（らんけいせき）は、動きのあるおしゃれなデザインが特徴で、庭に採用するケースが多く見られます。
しかし、乱形石を採用して後悔するケースもあります。この記事では、乱形石のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。
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乱形石とは？
乱形石とは、乱石貼りと呼ばれる舗装に使う天然の石材です。
乱石貼りとは、大小さまざまなサイズに割った乱形石を隙間なく並べて舗装する方法です。唯一無二の印象で、庭やアプローチなどで使われます。
色合い・組み合わせが様々なで、手作業によって施工するので、世界で同じデザインがありません。庭のアクセントになり、とてもオシャレな印象を与えることができます。
乱形石の種類
乱形石は非常の多くの種類があります。まずはカラーを検討した方が良いでしょう。
ライトブラウン系
乱形石で最も人気のあるライトブラウン系は、温かみがあってアジア風・欧風のイメージを出したい場合に最適です。植物との相性が良いので、ガーデニングをする場所に設置するのもオススメです。
ホワイト系
ホワイト系の乱形石は、清潔感や高級感のある雰囲気にしてくれます。欧風の外構を検討している方は、ホワイト系の乱形石がオススメです。
ブラック系
落ち着いた高級感のある雰囲気を出したい場合は、ブラック系の乱形石がオススメです。和風の庭によく合い、土間コンクリートや植栽との相性が良いです。
乱形石のメリット3選
乱形石のメリットについて、詳しく解説します。
乱形石のメリット①「温かみのある庭になる」
乱形石は、様々な形状や色味によって、自然な表情によって温かみのある雰囲気になります。コンクリート敷きの庭はどこか殺風景ですが、乱形石があるとそれだけで印象が良くなります。
乱形石のメリット②「世界に一つだけのデザイン」
乱形石は規格化された商品ではないため、世界に一つだけのデザインになります。大きさや色味がそれぞれ違い、唯一無二の庭に仕上がります。
乱形石のメリット③「庭のアクセントになる」
乱形石を採用することで、庭のアクセントになりとてもオシャレな印象を醸し出します。例えば、アプローチだけ乱形石にすることで、印象に残る外構になります。
乱形石のデメリット3選
次に、乱形石のデメリットをご紹介します。
乱形石のデメリット①「費用が高い」
乱形石は規格化された商品ではなく、手間や時間が掛かるため費用が高いです。費用を押さえたい方は、アクセントとして一部を乱形石にするなど工夫が必要です。
乱形石のデメリット②「職人の腕に左右される」
乱形石は、職人によって仕上がりが違います。経験やセンスが必要となりますので、乱形石の施工実績が多い業者を選びましょう。
乱形石のデメリット③「割れることがある」
乱形石は天然の石なので、使用環境によって割れてしまうことがあります。重たい物を落とした時など、割れることがあるので注意しましょう。
乱形石でオシャレな庭を作るポイント
乱形石は、自然な形状と多彩な色合いが魅力の素材です。庭や外構に取り入れることで、独特の風合いと高級感を演出できます。しかし、乱形石を使用して素敵な庭を作るためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
信頼できる業者を選ぶ重要性
乱形石を用いた外構工事の仕上がりは、職人の技術に大きく依存します。そのため、まずは信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。
業者選びの際には、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。相見積もりを取ることで、料金や対応だけでなく、業者の信頼性や経験も比較することができます。特に、乱形石の施工に豊富な経験を持つ業者を選ぶことが大切です。経験豊かな職人は、石の特性を理解し、美しい仕上がりを実現してくれます。
また、過去の施工例を確認することも重要です。業者の実績をチェックすることで、その業者が自分の希望するデザインを実現できるかどうかを判断する材料となります。
具体的なイメージを持つこと
乱形石を使って庭や外構をデザインする際には、具体的なイメージを持つことが成功の鍵です。あらかじめどのような雰囲気にしたいのかを考えておくことで、施工の流れがスムーズになります。
インターネットや雑誌などで乱形石を使用した庭や外構の写真を集め、自分の理想とするデザインを明確にしておきましょう。また、近隣で気になるデザインがあれば、その写真を業者に見せることで、より具体的なイメージを共有することができます。ただし、乱形石は自然素材のため、全く同じ仕上がりにすることは難しいことを理解しておく必要があります。そのため、参考としてイメージを伝えることが重要です。
具体的なイメージを業者に伝えることで、職人がそのイメージを元に最適な提案やアドバイスをしてくれます。これにより、自分の理想とする庭や外構を実現することができるでしょう。
乱形石の施工に関するQ&A
Q. 舗装した乱形石は割れますか？
乱形石は天然石を使用した美しい石材で、耐久性に優れています。通常の使用では、乱形石が割れることはほとんどありません。
石材は強固な下地で補強されているため、日常的な歩行や家具の配置などでは安心して利用できます。ただし、重い物を落としたり、強い衝撃を与えたりすると、稀に割れることがあります。また、駐車場として使用する場合でも、強度のある下地を採用することで、車の乗り上げによる割れのリスクを最小限に抑えています。
Q. 乱形石が変色しました。これはなんですか？
乱形石の表面に白い斑点や塊が現れることがあります。これは「白華現象」と呼ばれるもので、石材のモルタル成分が水分とともに表面に出てくる現象です。白華現象は見た目に影響を与えますが、石材の強度や機能には問題ありません。
特にコンクリートを含む構造物では一般的に見られる現象であり、完全に防ぐことは難しいです。しかし、見た目が気になる場合は、早めにタワシやブラシで除去することで美観を保つことができます。
乱形石のメンテナンス
日々のメンテナンス
乱形石は、泥やほこりで汚れやすいです。汚れが目立つときは、まず散水して表面を濡らし、デッキブラシでこすります。その後、再度散水して汚れをしっかり流しましょう。泥水が残ると乾燥して頑固な汚れになってしまうため、定期的な掃除が重要です。
もし高圧洗浄機をお持ちであれば、より効果的に汚水を押し流すことができます。高圧洗浄機を使うことで、細かい汚れまでしっかりと落とせます。乱形石の美しさを保つためには、月に1〜2回の定期的な掃除が推奨されます。
水あか
乱形石が黒ずんできた場合、高圧洗浄機だけでは汚れが落ちにくくなることがあります。このような場合には酸性洗剤を使用すると効果的です。
まず、乱形石を水で湿らせ、その後酸性洗剤を塗布してブラシでこすります。出てきた汚水はぞうきんで拭き取るようにしましょう。
また、黒ずみがカビである場合もあります。この場合は塩素系の洗剤を使用してカビを除去します。カビの発生を防ぐためにも、定期的なメンテナンスが必要です。
白いかたまり
乱形石の縁に白いかたまりが見られることがあります。これは白華現象と呼ばれるもので、モルタルが溶け出した結果です。コンクリート構造物でよく見られるこの現象に対しては、酸性洗剤が効果的です。
酸性洗剤を白いかたまりに塗布し、しばらく放置した後、硬めのブラシでブラッシングして落とします。その後、濡れたぞうきんでしっかり拭き取りましょう。白華現象を防ぐためにも、定期的なチェックとメンテナンスが大切です。
乱形石の施工手順
1. 下地となるコンクリートを打つ
まずは、乱形石を安定して敷き詰めるための下地を整えます。一般的にはコンクリートを使用し、アプローチや駐車スペースなどの用途に応じて適切な厚みを持たせます。乱形石の重さや使用環境を考慮し、十分な耐久性を確保することが重要です。
2. モルタルを敷く
次に、下地のコンクリートと乱形石をしっかり接着するためにモルタルを敷きます。モルタルの厚みは、接着力を高めるために調整し、均一に敷き込みます。この段階でのモルタルの配合や施工は、石の安定性に大きく影響します。
3. 乱形石を配置する
乱形石を配置する際には、色や大きさのバランスを確認しながら進めます。石と石の間隔（目地）が均一になるように微調整を行います。また、石を適切な形にするためにハンマーやサンダーを使用して必要な形に整えます。乱形石は自然な形を活かすため、手作業での細かな調整が重要です。
4. ノロを詰める
乱形石の配置が終わったら、石と石の間に「ノロ」と呼ばれるモルタルを薄めたものを詰めていきます。この工程は目地詰めとも呼ばれ、石を固定するために重要な作業です。目地をしっかりと詰めることで、石の動きを防ぎ、耐久性を高めます。
5. 最後に水で洗い流す
最後に、目地詰めの際に乱形石の表面に付着したモルタルを水で洗い流します。表面がきれいになり、モルタル部分が完全に硬化すれば施工完了です。モルタルの硬化には天候や気温によって異なりますが、通常は2～3日かかります。この間は、施工部分に負荷がかからないよう注意が必要です。
外構業者は必ず直接発注しよう！
この記事では、乱形石のメリット・デメリットについて解説しました。
外構業者に乱形石を発注する場合、ハウスメーカーや工務店に頼むのではなく、外構業者に直接発注しましょう。ハウスメーカーや工務店に頼むと、中間マージンが発生するため無駄な費用になります。
また、乱形石は職人の技術によって仕上がりが異なるため、乱形石の施工実績が多い外構業者に依頼するようにしましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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