※本記事はタウンライフのプロモーションを含んでいます。

レンガの家を建てて実際に後悔した事例7選




築年数が経ってもオシャレなレンガの家|建てると後悔する?

築年数が経ってもオシャレなレンガの家|建てると後悔する?

日本では非常に数が少ない「レンガの家」。しかし、レンガの家は独特な雰囲気があり、洋風の家が好きで重厚感を求める方にはピッタリです。

レンガの家は紀元前4000年前からあり、非常に歴史が古いです。日本にレンガが伝わったのは幕末で、1870年には日本初のレンガ工場が作られています。東京駅・横浜赤レンガ倉庫・富岡製紙工場といった、歴史のあるレンガ作りの建物も多いです。

しかし、レンガの家の多くが関東大震災で大きな被害を受け、その後は地震大国の日本ではレンガの家は向かないという風潮がありました。

近年では、レンガ内部に基礎からの鉄筋を通す穴を設け、耐震問題を解決できるようになりました。今回は、レンガの家について詳しく解説します。


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住宅に使用されるレンガの種類

レンガはただの建材ではなく、その種類によって家の雰囲気や耐久性、さらには環境適応性に大きな違いをもたらします。世界各地から採れるレンガには、それぞれ異なる特性や利点があり、住宅建築の選択肢として重要な役割を果たしています。

ここでは、特に注目されているアンティークレンガ、ベルギーレンガ、オーストラリアレンガの三種類について掘り下げていきます。

アンティークレンガ

アンティークレンガは、解体された古い建物から回収されたレンガで、その歴史的価値と独特の風合いが魅力です。これらのレンガは元々の建物が持っていた時間の重みを感じさせ、住宅に古風で温かみのある外観を提供します。

アンティークレンガはその一つ一つが独自の色や形状を持ち、使い込まれた感じが特徴です。このようなレンガは、特に個性を重視する家づくりに最適で、歴史を感じさせる住空間を演出することができます。

ベルギーレンガ

ベルギーレンガはその製造が始まった数百年前から、耐久性と美観を兼ね備えています。特に断熱性が高いため、寒冷地でも内部の温度を保つのに役立ちます。

ヨーロッパの建築においては、このレンガが外壁材として広く用いられており、その機能性だけでなく、視覚的な美しさも評価されています。ベルギーレンガは色のバリエーションが非常に豊富で、赤、黄色、黒、ベージュ、ブラウン、ホワイトなど多彩な色があります。これにより、デザインの自由度が高まり、建築家や家主にとって魅力的な選択肢となっています。

オーストラリアレンガ

オーストラリアレンガは、オーストラリアの広大な赤土を利用した高品質なレンガです。このレンガは1200℃の高温で焼成されることで、非常に高い耐久性と低い吸水率を実現しています。日本のように四季がはっきりしている地域でも、その性能を発揮するため、非常に人気があります。

また、オーストラリアレンガは色の均一性が少なく、自然な色むらが特徴で、これが外観に独特の味わいを加えることができます。そのため、個性的な外観を求める住宅に最適です。

 

レンガの家のメリット4選

レンガの家のメリット4選

まず、レンガの家のメリットについて、詳しく解説します。

メンテナンスが必要ない

レンガの家では、外壁のメンテナンスが必要ありません。むしろ、年月が経つといい意味で風合いが出て、美しいと感じる方が多いです。

外壁のメンテナンスは高い費用が発生するので、長い目でみるとお得です。100年以上経っているレンガの建物でも、全国に多く残っています。

築年数が古くてもオシャレ

レンガの家は、長い年月が経っていてもオシャレです。家には流行り廃りがありますが、レンガの家であれば50年後もオシャレな雰囲気のままです。

洋風で重厚感のある家が好きな方は、ぜひオススメします。

耐熱性・蓄熱性に優れている

レンガは耐熱性・蓄熱性に優れています。よって、夏はひんやり・冬は暖かい家になります。

なぜレンガは耐熱性・蓄熱性に優れているのでしょうか?それは、レンガの内部には無数の小さな気泡が存在するからです。

二重窓(二枚のガラスの間に空気層がある窓)と同じで、レンガ作りの外壁は空気の壁があります。その結果、熱が伝わりにくいのです。

耐震性に優れている

レンガの家は地震に弱い印象をお持ちな方も多いですが、「レンガ中空積み工法」であれば耐震性は格段に良くなります。

この工法は、外壁をレンガの壁でカバーする工法のため、家全体にレンガの壁によるお重みが掛かりません。通常の住宅よりも、耐震性は格段に上です。

火災のリスクが低い

レンガは、非常に耐火性が高いため、火災のリスクが低いというメリットがあります。

 

レンガの家を建てて実際に後悔した事例7選

レンガの家を建てて実際に後悔した事例7選

次に、レンガの家を建てて実際に後悔した事例について解説します。

レンガの家を建てて後悔した事例①「簡単にリフォームできない」

鉄筋を使ってしっかりと組んだレンガの家の躯体は、コンクリートの家と同様にリフォームが難しいです。家の内装であれば可能ですが、外壁はレンガ積みとなります。

例えば、サッシの入れ替えなど壁面も伴うリフォームの場合には、高額な費用が発生するケースもあります。

レンガの家を建てて後悔した事例②「蓄熱性の高さによる弊害」

レンガ作りの外壁は、内側に取り込んだ熱を8時間~10時間程度は逃さないと言われています。

冬にはとてもうれしい効果なのですが、夏場は家の中が暑くなります。最近では室内での熱中症も問題になっていますが、レンガの家の場合はなおさら注意が必要です。

レンガの家を建てて後悔した事例③「対応できる施工業者・職人が少ない」

レンガの家を建てたい場合でも、対応できる施工業者や職人が見つからずに断念するケースがあります。

レンガの特性を知った上で設計を行い、施工できる会社である必要があります。しかし、日本では建築基準法でレンガの家が認められていない時期もあったことから、レンガについての知識・技術が乏しいのです。

レンガの家を建てて後悔した事例④「工期が長く坪単価が高い」

レンガの家は、1つ1つ職人がレンガを積んでいく必要があるため、工期が長くなります。工期が長くなることで、価格・坪単価も高いです。

現在の工法では、木造の家と同様に構造部分は造りますが、外壁をレンガで囲うため工期が長くなるのです。また、モルタルの乾燥を待つ時間も発生し、天気にも左右されます。

レンガの家を建てて後悔した事例⑤「外壁のカビや苔対策」

レンガは、長期間にわたって非常に丈夫で耐久性がありますが、定期的な清掃が必要です。特に、レンガの外壁にカビや苔が生えることがあります。

レンガの家を建てて後悔した事例⑥「塗装が難しい」

レンガには、塗料がしみ込むための穴があることがあります。そのため、塗装をする場合には、専門的な技術が必要となります。

レンガの家を建てて後悔した事例⑦「色落ちが起こる」

特定のレンガの種類は、時間とともに色あせることがあります。そのため、建物の外観が変化することがあります。

 

レンガの家で後悔しないための対策

レンガの家はその美しさと耐久性で多くの人々から愛されていますが、計画段階での適切な対策が不可欠です。ここでは、レンガの家を建てる際に後悔しないための重要なポイントを3つ紹介します。

飽きが来ない外観デザインにする

レンガの家は長期にわたってその美しさを保つことができますが、デザイン選びは慎重に行う必要があります。レンガの家には「伝統的」「高級感」などのイメージがありますが、時代や流行に左右されないデザインを選ぶことが重要です。

斬新すぎるデザインや一時的なトレンドに流されると、数年後に見飽きてしまう可能性があります。長い目で見ても美しく感じられる、シンプルで洗練されたデザインを選びましょう。

内装は長期的な目線で設計する

レンガの家の内装は、外観と調和することが求められます。内装設計においては、耐久性だけでなく、長期間快適に過ごせるように考慮することが大切です。

使用する素材や色合いにも注意を払い、温かみのある木材やナチュラルな素材を選ぶことで、レンガの温もりと相性が良い空間を作り出すことができます。また、機能性と美観を兼ね備えた家具や装飾品を選ぶことで、長く愛される内装にすることが可能です。

施工経験のある業者に依頼する

レンガの家の建設には専門的な技術が必要です。施工の品質が家全体の質を大きく左右するため、レンガ作業に熟練した経験豊富な業者を選ぶことが非常に重要です。

耐久性や断熱性、耐震性に優れた家を建てるためには、これまでに多くのレンガの家を手がけてきた業者を選び、その技術力や実績を確認しましょう。また、事前に業者の過去のプロジェクトを見学することで、その業者が提供する品質を自分の目で確かめることができます。

 

レンガに関するよくある質問4選

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次に、レンガに関するよくある質問についてまとめました。

レンガの耐久性は何年くらい?

レンガは陶器と同じ焼き物で、耐久性は半永久的です。東京駅や富岡製糸場を見ても分かりますが、現在でも当時そのままの姿で残っています。

レンガとタイルはどう違うの?

レンガとタイルは、土や石を主原料とし、高温で焼成して仕上げる点は同じです。タイルは貼るのが基本なので曲げに強く、レンガは積み重ねるので圧縮に強いのが特徴です。

国産のレンガはあるの?

日本でもレンガは作られていますが、需要が少なかったため大手企業は取り扱いがありません。家内工業的に製造されており、価格メリットは低いです。

基本的には、オーストラリアなどの海外製を使用して家を建てることになります。

レンガは腐らないの?

レンガの主成分は土や砂などで、有機物質を含みません。腐る心配はありません。

 

レンガの家を建てる際におすすめのハウスメーカー

レンガの家を建てる際におすすめのハウスメーカーを、関東地方を中心に4社ご紹介します。これらの企業は、それぞれ独自の技術とデザインでレンガの家の建設を行っており、それぞれ異なる特徴を持っています。

ロビンスジャパン

ロビンスジャパンは、輸入住宅に特化したハウスメーカーで、欧米の洋風建築を得意としています。レンガの家に関しても豊富な建築実績を持っており、フルオーダーメイドでの注文住宅を提供しています。デザインの自由度が高く、女性スタッフによる繊細な設計も魅力の一つです。

ケンブリック

ケンブリックは、レンガ積みの家を専門に手がけるハウスメーカーです。一つずつ手積みでレンガを積み上げる伝統的な技術を用い、木造住宅の設計力を持ち合わせています。狭小地や変形地でも建設可能で、快適な住まいを提供します。

  • 所在地: 東京都世田谷区瀬田3‐1‐8 ラポール上野毛102
  • 公式サイト: ケンブリック

フローレンスガーデン

フローレンスガーデンは、自然素材を用いた家づくりを得意とするハウスメーカーです。レンガの家では、乾式工法を用いて湿気に強い構造を実現しています。多様なスタイルの建築事例を公式サイトで確認でき、デザインの参考になります。

セルコホーム

セルコホームは、カナダの輸入住宅を専門とするハウスメーカーで、「オリジナルブリック」というレンガの家プランを提供しています。オーストラリア産と北米産のレンガを使用し、耐震性に優れた2×6工法で建設します。

  • 所在地: 宮城県仙台市青葉区上杉2‐1‐14
  • 公式サイト: セルコホーム

 

まとめ

5

今回は、レンガの家について詳しく解説しました。

【レンガの家のメリット4選】
・メンテナンスが必要ない
・築年数が古くてもオシャレ
・耐熱性・蓄熱性に優れている
・耐震性に優れている
・火災のリスクが低い

【レンガの家を建てて実際に後悔したこと7選】
・簡単にリフォームできない
・蓄熱性の高さによる弊害
・対応できる施工業者・職人が少ない
・工期が長く坪単価が高い
・外壁のカビや苔対策
・塗装が難しい
・色落ちが起こる

もしレンガの家に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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