三階建ての家はやめた方がいい？実際に後悔した事例10選

三階建ての家はやめた方がいい？実際に後悔した事例を徹底検証

「家を建てたいけど、建てたい地域だと土地が高くて三階建てになる」という方は多いです。

都心部や駅から近い場合、どうしても二階建てだと予算を大きくオーバーすることになります。そこで、狭い土地でも建築できる三階建てを検討することになります。

しかし、三階建ては可能であればやめた方がいいのも事実です。三階建てにして後悔した方も多いです。

この記事では、三階建ての家で実際に後悔した事例をご紹介します。

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三階建ての家のメリット6選

まず、三階建ての家のメリットについて、詳しく解説します。

土地代が高いエリアでも建てられる

駅や繁華街から近い土地は、当然ですが土地代が高いです。しかし、三階建てであれば狭い土地を安く購入し、建てることができます。

人気のある土地に家を建てたい方は、三階建ての家が一つの選択肢になります。

税金が安い

三階建ては土地の面積が小さいため、固定資産税が安くなります。また、建物面積も小さくなることから、修繕費なども安くなるケースが多いです。

プライバシーを保てる

三階建ての家では、各階に居室を配置することができます。そのため、家族の生活空間やプライバシーを区切ることができ、快適な生活環境を実現することができます。

また、二世帯住宅や仕事部屋を作るといった、プライバシーを守る家作りをしたい方には大きなメリットです。

風通しや採光が良い

三階建ての家は、高さを利用することで、風通しや採光が良好になります。また、上層階からの眺望も良くなるため、開放感が得られるというメリットもあります。

水害に強い

洪水や大雨による水害が発生した場合にも、三階建てであれば高い位置に生活空間が確保できるため、安心感があります。一階が浸水しても、二階・三階で生活することが可能です。

1階を店舗や事務所にしやすい

自宅をお店や事務所にしたい場合、三階建てはオススメです。1階を店舗や事務所にして、ニ・三階を住居にすることで、それぞれの用途を独立できるためです。

三階建ての家はやめた方がいい？実際に後悔した事例10選

次に、三階建ての家で実際に後悔した事例をご紹介します。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例①「階段の上り下りが辛い」

想像していたよりも、階段の上り下りが辛いです。

特に、一階で洗濯をして3階で干す時が大変です。重い荷物を三階に持って行くのが辛く、高齢になるとこの家で暮らすのは難しいと思います。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例②「隣家と距離が近い」

我が家は住宅密集地のため、隣家との距離が狭いです。しっかりと検討しなかったため、隣の家から見える位置に窓を設置してしまいました。

また、エアコンの室外機置き場も、隣家との距離が近いのでなかなか置く場所がありません。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例③「リビングを通らないと三階に行けない」

我が家は三階建ての家ですが、子供の友達が来た時でも必ずリビングを通って三階の子供部屋に行きます。人が来ると寛げず、子供の友達も気をつかうと思います。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例④「一階の日当たりが悪い」

土地が狭い場所に家を建てたため、隣の家とも近いです。特に一階は日当たりが悪いため、子供を遊ばせるスペースが有効活用出来ていません。

寝室は一部三階に配置していますが、全て一階にすべきでした。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑤「地震の横揺れに弱い」

三階建ては縦に長い建物のため、地震の横揺れに弱いです。一度大きな地震がありましたが、想像以上に揺れて怖かったです。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑥「温度差が出やすい」

三階建ての家を建てましたが、夏場は三階がとにかく暑いです。逆に冬場は、一階が寒くなってしまいます。三階建ての家は温度差が出やすいため、注意が必要だと思いました。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑦「外壁・屋根のメンテナンスが大変」

三階建ての家は、建物の高さを利用しているため、外壁や屋根などのメンテナンスが大変でお金が掛かっています。特に、屋根や外壁の塗装や修理などは高所作業となるため、専門業者の手配が必要となってしまいました。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑧「Wi-Fiがつながりにくい」

我が家では、Wi-Fiが繋がりにくいです。一階にルーターがあるため、三階まで電波が届きません。中継機を使っていますが、二階にルーターを設置すべきでした。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑨「耐火建築物に指定された」

私が購入した土地は防火地域だったので、三階建ての家は耐火建築物である必要がありました。追加で費用が発生し、間取りも制限が多かったです。

三階建ての家はやめた方がいい？後悔した事例⑩「建築費が高い」

三階建ての家を建てましたが、思いのほか建築費が高かったです。構造計算が必要になりますし、地盤強化の費用も掛かりました。

三階建てで後悔しないためのポイント

将来を見据えた部屋の使い方を考える

三階建ての家を計画する際には、将来のライフスタイルの変化を考慮して各フロアの用途を決めることが重要です。

例えば、年齢を重ねると階段の上り下りが負担になる場合があります。また、三階部分をどう活用するかを明確にしておかないと、使わなくなってしまうこともあります。家族の成長やライフスタイルの変化を見越して、柔軟に対応できる間取りを検討しましょう。

生活動線を考慮した間取り設計

三階建て住宅では、生活動線をスムーズにすることが重要です。各階にトイレや洗面所を設けることで、移動の手間を減らすことができます。

また、洗濯機の設置場所と洗濯物を干す場所を近くに配置することで、家事の効率を高めることができます。将来的に体力が衰えた場合でも快適に過ごせるよう、動線を意識した間取りを設計しましょう。

住宅の性能を重視する

三階建て住宅では、断熱性や気密性、省エネ性などの住宅性能も重要です。特に屋根に近い三階部分は夏場に熱がこもりやすいため、断熱材の使用や断熱性の高い窓ガラスの採用が効果的です。

これにより、エアコンの効率が上がり、光熱費の節約にもつながります。快適な室内環境を維持するために、住宅性能を重視した建築を心掛けましょう。

建築規制の確認

三階建て住宅を建てる際には、地域の建築規制を確認することが不可欠です。自治体ごとに建物の高さや斜線制限などの規制が異なるため、計画段階でこれらをクリアしているか確認する必要があります。

特に高さ制限に関しては、地域によって10mや12mを超える建物が許可されていない場合もあります。住みたい地域の建築規制を事前に調べ、遵守するようにしましょう。

信頼できるハウスメーカーや工務店の選定

三階建て住宅の建設には、実績のあるハウスメーカーや工務店を選ぶことが重要です。経験豊富な業者は、顧客のニーズに応じた最適な間取りを提案してくれます。

ホームページで実績や事例を確認し、展示会場などを訪れて直接相談することで、信頼できるパートナーを見つけましょう。実績豊富な業者と協力することで、後悔のない三階建て住宅を実現できます。

三階建ての家をオススメできる人・できない人

三階建ての家をオススメできる人

三階建ての家が特に向いているのは、土地の制約や生活スタイルに適応したい人です。以下のような特徴を持つ方には、三階建ての家がオススメです。

狭い土地に家を建てたい人

都市部や地価の高い地域では、広い土地を確保するのが難しいため、縦に空間を活用できる三階建ての家が理想的です。土地の面積を最大限に活かし、居住スペースを確保することができます。

便利な立地を求める人

通勤や通学の便が良い場所に住みたい場合、都市部の限られた土地を有効活用するために三階建てが適しています。利便性を重視する方にとって、三階建ての家はメリットが大きいです。

景色を楽しみたい人

高い場所からの眺望を楽しみたい方には、三階建ての家が向いています。高層階からの景色は、日常生活においてリラックスや気分転換に役立ちます。

水害対策を考える人

低地や洪水のリスクがある地域に住む場合、高い階にリビングや寝室を配置できる三階建ては水害対策として有効です。浸水のリスクを軽減できます。

健康を意識する人

階段の上り下りを運動と捉え、健康維持に役立てたい方にとって、三階建ての家は最適です。日常生活の中で自然に運動量を増やすことができます。

独立した空間が欲しい人

家族それぞれのプライバシーを重視する場合、フロアごとに異なる用途で使える三階建ての家は理想的です。例えば、一階をリビング、二階を子供部屋、三階を親の寝室といったように、フロアを分けることで個々の空間を確保できます。

三階建ての家をオススメできない人

一方で、三階建ての家が向いていない方もいます。以下のような特徴を持つ方には、三階建ての家はあまりオススメできません。

バリアフリーな家を望む人

バリアフリーを重視する方にとって、階段が多い三階建ての家は不便です。特に、車椅子や歩行器を利用する場合、階段が障害となることがあります。

小さな子供がいる家庭

小さな子供がいる家庭では、階段の上り下りが危険となる可能性があります。子供が階段から転落するリスクを避けたい場合、平屋や二階建ての方が安全です。

高齢者がいる家庭

高齢者が同居する家庭では、階段の上り下りが負担となることが多いです。足腰に負担がかかりやすいため、平屋やエレベーター付きの住居が適しています。

安全性を重視する人

地震や火災時の避難を考えると、三階建ては避難経路が複雑になることがあります。安全性を最優先に考える方には、シンプルな構造の家が望ましいです。

生活動線を重視する人

生活動線をシンプルに保ちたい方には、三階建ての家は不向きです。頻繁に階段を上り下りする必要があるため、動線が煩雑になりがちです。

利便性よりも生活環境を重視する人

静かな環境や庭付きの広い家を求める方には、三階建ての家は向いていません。土地の広さを活かした平屋や二階建ての方が、リラックスできる生活空間を提供します。

将来の生活と老後を考えるとやめた方がいい方が多い

若い時に三階建ての家はあまり問題ないのですが、老後になると階段の上り下りは想像以上に辛いです。

逆に言えば良い運動になるのですが、多くの人は後悔しています。将来の生活を考えると、三階建てはあまりオススメできません。

ぜひ、参考にしてみてください。

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