芝桜をグランドカバーにしたい！ほったらかしで大丈夫？
「芝桜をグランドカバーにしたい！」
「芝桜ってほったらかしでも大丈夫？」
芝桜は非常に人気があり、庭に植えている人も多いです。春になると芝桜まつりなどのイベントも行われ、芝桜が一面に広がる美しさを楽しむために多くの人々が訪れることでしょう。
この記事では、芝桜をグランドカバーとして育てる方法について、詳しく解説します。
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芝桜とは？
芝桜は、ハナシノブ科に属し、別名「モスフロックス」とも呼ばれています。北アメリカが原産地ですが、最近では日本でもよく見かけるようになってきました。
芝桜は4月から5月にかけて、ピンク色の可愛らしい花を低い高さで咲かせます。そのため、「芝桜」という名前が付けられたのでしょう。芝桜の茎は立ち上がらず、這うようなスタイルで成長していきます。また、芝桜はよく広がることも特徴の一つです。草丈は約10cmほどですが、横に這って50cmほどに広がることもあります。
芝桜の花の色は、ピンクを代表に白や藤色などもあります。これらの小さな花は優しげな雰囲気を持ち、たくさん一斉に咲くのです。
芝桜をグランドカバーとして育てる方法
芝桜をグランドカバーとして育てる方法について、解説します。
芝桜は寒さに強く育てやすい
芝桜の育て方については、比較的簡単です。芝桜は寒さに強く、北アメリカが原産地なので涼しい環境に適しています。芝桜まつりがよく開催されるのも、高原などで涼しい環境が整っているためです。
芝桜を育てる場所としては、日当たりの良い場所が最適です。また、芝桜は乾燥にも強い特徴があります。意外と石垣や傾斜のある土手など、あまり理想的とは言えない環境でも芝桜を見かけることがよくあります。実は石垣や斜面は日当たりがよく、水はけが良く、風通しが良い場所となり、芝桜にとって適した環境となっています。
土・水やり
芝桜は日が当たらないと茎が細くなり、花があまり咲かなくなるため、日陰の庭ではおすすめできません。また、傾斜地が適しているほどですので、過湿にならないように乾燥気味に育てることがおすすめです。肥料についても、芝桜はあまり必要としませんので、与える際も控えめにすることが良いでしょう。
水やりについては、芝桜は乾燥に強いですが、特に夏の高温期には十分な水を与える必要があります。地面が乾いている場合は、適度に水を与えましょう。
踏まれると傷つきやすい
芝桜は横に這う成長するため、グランドカバーとして活用することができます。ただし、芝桜は踏まれると傷つきやすいため、人が歩く場所には植えないようにし、区切って育てることが重要です。
芝桜をグランドカバーとして育てる方法では、よく広がるため、1平方メートルに20〜40ポット程度の苗を植えていくと良いとされています。各芝桜が横に広がっていくので、苗を少なめに植えても成長すると徐々に面積を覆っていくことができます。
また、防草シートを最初に敷く方法も効果的です。防草シートの上に十文字などの穴を開け、芝桜の苗を植えていきます。これにより、雑草の対策も一緒に行うことができます。この方法では、防草シートを敷き、少し少なめの4ポットの苗を植える方法となります。少なくとも3年から数年後、芝桜が成長するのを待つと、芝桜が防草シートを覆って目立たなくなります。
芝桜を広げる工夫
芝桜を広げるためには、いくつかの工夫があります。一つは「目土（めつち）」と呼ばれる方法で、同じ場所で芝桜を育てる場合に、上から土を追加することです。
芝桜は茎の節から新しい芽を伸ばして成長します。土を追加することで、新しい根がよく発生し、乾燥から保護することができます。定期的に土を追加することで芝桜の広がりを促すことができます。
また、芝桜の広がりを促すためには、枝を切り取って挿し木を行う方法もあります。芝桜の枝を切り取り、切り口を水につけた後、培養土に挿し、湿度を保ちながら根が出るまで待ちます。根が発生したら新しい苗として植え付けることができます。この方法により、芝桜を繁殖させることができます。
芝桜のお手入れ方法
芝桜は春になると美しい花が一斉に咲き、ピンク色の庭を楽しむことができます。芝桜の美しさを保つためには、適切なお手入れが必要です。
まず、芝桜の花が散った後は、枯れた花や茎を刈り取りましょう。これにより、植物のエネルギーが新しい成長に集中し、次の花の準備が進みます。また、芝桜は日当たりの良い場所を好みますので、日陰が生じないように注意しましょう。必要に応じて周囲の樹木や障害物を剪定することで、十分な日光を受けられるようにします。
芝桜の冬の管理はどうすればいい？
次に、芝桜の冬の管理について解説します。
芝桜の冬の管理
芝桜は常緑樹ですが、冬は葉の色が濃くなったり、赤くなったりすることがあります。これは紅葉している状態であり、枯れているわけではないため、心配する必要はありません。
冬に雪が積もった場合、芝桜も一部落葉することがあります。しかし、春になると新芽が出るため、あまり心配する必要はありません。
また、芝桜の中には冬でも美しい葉を保つ品種もあります。例えば、「オータムローズ」は成長が遅く、冬でも美しい葉を楽しむことができます。品種によって冬の葉の状態は異なるため、選ぶ際には考慮すると良いでしょう。
芝桜が枯れているか心配な場合
芝桜が枯れているかどうか心配になることがあります。黄色くなっている部分があると不安ですよね。夏季には成長が停滞し、株元の下の葉が枯れることがよくあります。
夏は芝桜も活力を失っている状態です。茂りすぎないように刈り込みも行いますが、夏には成長が一時的に休止することがあります。そのような場合、芝桜に肥料を与えて元気にしようとすると、肥料の過剰な施用により葉焼けの可能性がありますので注意が必要です。少し休ませることを考慮してください。
芝桜は踏みつけにも弱いので注意！
この記事では、芝桜をグランドカバーとして育てる方法について、詳しく解説しました。
芝桜のグランドカバーを楽しむためには、定期的な手入れが必要です。芝桜の状態をよく観察し、見た目が悪くなってきたら手入れを行う必要があります。また、踏みつけにはあまり耐えられないため注意が必要です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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