漆喰の家で実際に後悔した事例を徹底解説！
「漆喰の外壁に憧れる」
「漆喰にして後悔することはある？」
漆喰の外壁が醸し出す独特な風合いや色合いは、注文住宅で検討する方が増えています。
しかし、漆喰の家はメリット・デメリットをしっかりと把握した上で採用しないと、後悔することになります。この記事では、漆喰の家のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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漆喰の家とは？
漆喰は、主成分に水酸化カルシウム（消石灰）を含む建築材料です。
古代ローマやギリシャなどの紀元前時代から西洋で使用され、縄文時代から日本でも使用されてきました。その歴史は古く、現代に至るまで建築材として使われ続けています。
漆喰は、壁の上塗り材や保護材、瓦止めなどの接着剤として、現代の建築に幅広く活用されています。
漆喰の家に住むメリット5選
次に、漆喰の家に住むメリットをご紹介します。
独特な見た目と手触り
漆喰が使用される理由は、機能面だけでなく見た目が好まれることが多いです。
漆喰はやわらかな風合いや色合いが特徴であり、暮らしに落ち着いた雰囲気を生み出します。手で触れると、自然素材ならではの優しい感触があります。
調湿・消臭・遮音効果がある
漆喰は、目で見るとほとんど分かりませんが、多数の微細な穴が存在し、湿度を調整してくれます。夏の湿気や冬の乾燥時期などには自然と湿度を調整し、四季のある日本に適した素材です。
また、漆喰には臭いの元を分解する消臭作用があります。さらに、塗り込んだ漆喰は密度が高く多孔質であることから、遮音・吸音性にも優れています。
高い耐久性と汚れにくさ
漆喰は、長期間経過しても外観に大きな変化がなく、耐久性が高いことも魅力です。実際、漆喰を多用した古い建物（例：お城）が現在でも残存していることから、その耐久性や自然劣化に対する耐性が分かります。
さらに、漆喰は静電気を帯びにくく、埃やゴミが付着しにくいため、汚れにくいという特徴があります。もし少し汚れてしまった場合でも、上から塗り直すことができます。
安全な素材
漆喰は自然素材であり、有害な物質を含まない建築材料であるため、シックハウス症候群の原因物質などの心配がありません。幼い子供や高齢者、ペットなどがいる家庭には最適な素材の一つです。
耐火性が高い
漆喰は、不燃材料として建築基準法で認められており、火に強い建築材として知られています。漆喰自体が燃えにくいだけでなく、火の広がりを防ぐため、防災効果が期待できます。
さらに、漆喰は自然素材であるため、万が一火災が発生しても有害物質を発生させないという利点があります。
漆喰の家に住んで実際に後悔した事例5選
次に、漆喰の家に住んで実際に後悔した事例をご紹介します。
漆喰の家で後悔した事例①「費用が高く工期が長い」
漆喰は、自然素材であるため手間がかかり、費用が高いです。さらに、漆喰は単に貼るだけでなく、下塗りと仕上げ塗りが必要なため、工期も長くなります。
漆喰の家で後悔した事例②「職人によって出来栄えが異なる」
漆喰は塗り作業が必要なため、施工業者や職人の技術によって出来映えが異なります。漆喰の良さの一つとして、手塗りの風合いが挙げられますが、塗布技術が低いと望む仕上がりになりません。
漆喰の家で後悔した事例③「ひび割れしてしまった」
漆喰は、性質上経年によってひび割れる可能性があります。ひび割れの原因は、施工環境や下地の影響を受ける場合や、地震などの災害による住宅の揺れによっても引き起こされることが多いです。
極力ひび割れを防ぐためには、施工の技術が重要であり、信頼できる業者や職人を選ぶことが必要であります。
漆喰の家で後悔した事例④「汚れが落ちない」
漆喰は汚れにくい素材ですが、汚れがついてしまった場合には、自然素材であるため汚れが浸透してしまい、簡単に拭き取れません。
汚れを取り除くためには、削ったり上塗りする必要がありますが、業者に依頼する必要があります。
漆喰の家で後悔した事例⑤「簡単に変更できない」
漆喰は、壁の見た目を簡単に変えることができません。漆喰の外観は長期的に使うことを前提として、採用する必要があります。
漆喰の家は検討する価値あり！
この記事では、漆喰の家のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
漆喰は、一時的な気分や勢いで採用するにはハードルが高い建築材料です。ただし、強いこだわりや知識を持ち、住まいを愛して大切に扱いたいと思う人にとっては、漆喰は魅力があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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