虫がつかないシンボルツリーを徹底解説！
「虫がつかないシンボルツリーを植えたい！」
「どうやって選べばいいか分からない」
庭づくりに欠かせないのが、庭や自宅の象徴となる「シンボルツリー」です。
シンボルツリーを選ぶ際に、虫がつかないか心配で悩んでいる方も多いでしょう。虫が付くと、外で洗濯物を干したり、子どもやペットを遊ばせたりするのも不安になってしまいます。
この記事では、虫がつかないシンボルツリーについて、詳しく解説します。
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シンボルツリーの虫について把握すべきこと
まずは、シンボルツリーの虫について把握すべきことをご紹介します。
虫を寄せ付けない植物とは？
植物の中には、虫が嫌う匂いを放つものがあります。特にハーブ類のような強い匂いを持つものに多く見られ、その成分は防虫剤としても利用されます。
また、花や実が目立たないものや、葉が虫にとって食べにくい形状をしているものは虫がつきにくくなります。ただし、完全に虫が寄り付かない木は存在しません。
植物にはどんな虫が寄ってくるのか
庭木の種類によって、寄ってくる虫は異なりますが、ケムシやカイガラムシなどは多くの庭木に発生します。
ケムシは葉を食害して木を弱らせ、毒を持つものは駆除するのが困難です。カイガラムシは植物から栄養を吸い取って生長を阻害し、排泄物が病気の原因となる害虫です。成虫は薬剤の効果が薄く、対処に手間がかかります。
また、ガやカメムシなどの虫が卵を産み付けにやってくることや、ハチや蝶が蜜を吸いにやってくることもあります。
虫がよってきた場合の対処法
虫が寄ってきた場合は、直接取り除くか、薬剤を散布するなどして対処する必要があります。
数が少なければピンセットや割り箸を使用して捕獲するか、1つの場所に固まっていれば枝や葉ごと取り除きましょう。毒を持つ虫もいるため、肌を露出しない服装で作業する必要があります。
数が多い場合は、殺虫剤を使うのが効率的ですが、虫の種類によっては効果が薄かったり、木が薬害を受けることがあるため、注意が必要です。
虫がつかないシンボルツリー9選
次に、虫がつかないシンボルツリーについて、詳しく解説します。
虫がつかないシンボルツリー①「シマトリネコ」
シマトネリコは非常に生長が早く扱いやすいため、シンボルツリーとして人気のある常緑樹です。
以前は耐寒性の低さが問題でしたが、近年では暖冬化が進み、関東地方でも越冬できるようになったと言われています。シマトネリコは常緑樹ですが、寒さによって紅葉することもあり、季節によって様々な姿を楽しむことができます。
基本的には病害虫に強いシマトネリコですが、ハダニやカイガラムシには注意が必要です。
虫がつかないシンボルツリー②「オリーブ」
オリーブは洋風の庭によく使われる木で、生長が早く存在感があるため、シンボルツリーとしても人気です。
オリーブは常緑樹なため、冬でも葉を楽しめます。初夏には花や果実も楽しめます。オリーブの葉や実には、オレウロペインなどの成分が含まれ、多くの虫が寄り付きません。
虫がつかないシンボルツリー③「ミモザアカシア」
黄色い花が木全体を覆うミモザアカシアも、虫の寄り付きにくい庭木の一つです。
花は香りが良く、香水やアロマオイルの素材としても利用されます。葉の美しさも特徴的で、銀色がかった色からシルバーリーフと呼ばれています。
虫がつかないシンボルツリー④「キンモクセイ」
キンモクセイは、ジンチョウゲやクチナシと並んで三香花の一つとして知られる庭木です。
秋になると強い甘い香りを放つ黄色い花を咲かせ、庭全体を包み込むような香りを楽しむことができます。また、耐寒性が高いため、寒冷地でも育てることができます。
虫がつかないシンボルツリー⑤「ジンチョウゲ」
ジンチョウゲは、良い香りのする花を咲かせる常緑樹で、成長は遅いですが、丈夫で虫もつきにくく、剪定の必要もないため、手間をかけずに育てることができます。
水やりや肥料についても神経質になる必要はなく、十分な日光が当たる場所に植えると、毎年素晴らしい花を楽しむことができます。
虫がつかないシンボルツリー⑥「ヤマボウシ」
ヤマボウシは、大きく広がる枝と豊かな葉が特徴で、シンボルツリーとして人気があります。
春には白い花、秋には豊かな葉、そして赤い実が成るため、一年中楽しめる木です。ハナミズキと似ていますが、ヤマボウシは6〜7月に開花します。
虫がつかないシンボルツリー⑦「トキワマンサク」
トキワマンサクは、春にはかわいらしい細長い花を咲かせる木で、生垣やシンボルツリーとして人気があります。
初心者でも育てやすいですが、葉がどんどん茂るため、定期的な剪定が必要です。枝が密集している場合は、全体的に日光が当たるように間引くようにしましょう。
虫がつかないシンボルツリー⑧「ゲッケイジュ」
ゲッケイジュは、早い成長と良い芽吹きが特徴の常緑樹で、生け垣やシンボルツリーとしておすすめです。乾燥させた葉はローリエとして料理に使用され、自然の防虫剤としても利用できます。
虫がつかないシンボルツリー⑨「アベリア」
アベリアは半常緑樹で、耐寒性・耐暑性があり、初心者でも育てやすく、生垣として人気があります。長い開花期間を持ち、春から秋にかけてたくさんの小さな白い花を咲かせます。
完全に虫を防ぐことは困難
この記事では、虫がつかないシンボルツリーについて、詳しく解説しました。
ただし、完全に虫を防ぐことは困難であり、定期的な剪定や薬剤散布などの対策が必要です。虫が発生した場合は、早期に駆除することが重要です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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