新興住宅地はやめとけ！メリット・デメリットを徹底解説！
「新興住宅地に住みたい！」
「新興住宅地はやめとけって言われたけど本当？」
新興住宅地は、同世代のファミリーが集まり、キレイな街並みのため人気があります。
しかし、新興住宅地で家を建てて後悔したケースもあります。この記事では、新興住宅地のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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新興住宅地とは？
新興住宅地とは、以前に住宅用として利用されていなかった土地（例えば畑や山林を開発したもの）や、以前からあった建物を解体し整地した土地のことです。多くの場合、多くの人が住むことを想定して、複数の区画に分割されています。
新興住宅地は、規模によっても異なります。小規模なものであれば10区画程度から、中規模なものでは60区画程度、大規模なものでは100区画を超えることもあります。
一般的に、新興住宅地は都市の郊外にできることが多いですが、例外もあります。都市計画区域内の土地を買い上げたり提供してもらったりして、区画整理を行うことで、市街地に新しい住宅地を作ることができます。
新興住宅地のメリット5選
新興住宅地のメリットについて、詳しく解説します。
同世代のファミリーが多く住む
新興住宅地に住むことの魅力は、同じ世代の人たちが多く住んでいるという点です。同じようなライフスタイルを持つ人々と出会えるため、共通の話題で盛り上がることができます。
また、大規模な新興住宅地では、公園緑地設置基準に基づき、公園を設置する必要があるため、子育て中の家族にとっては、子どもたちが安心して遊べる場所が近くにあるというメリットもあります。
昔ながらの近所付き合いが必要ない
新興住宅地では、新しく引っ越してくる人たちばかりで、昔ながらの近所付き合いは必要ありません。
古い住宅地では、すでに守られているルールがあったり、周囲の人々とのつながりがあったりするため、新しく入ることが精神的に苦痛になることもあります。しかし、新興住宅地ではほとんどの人たちが初対面のため、適度な距離感で新しい人間関係を築いていくことができます。
インフラの心配がない
新興住宅地に住む場合、水道や下水道などのインフラについても心配する必要がありません。これらの設備は、ほとんどの場合新しく設置されるため、数十年間は問題なく使い続けることができます。
一方、既存の建物があった土地を更地にして新しい家を建てる場合、その土地にある水道管が細くなっている可能性があります。しかし、新興住宅地では最新の設備が整っているため、水道管も直径20mmのものが使われており、十分な水が供給されることが保証されています。
近隣に公園がある可能性が高い
大規模な新興住宅地では、「公園緑地設置基準」というルールがあり、近隣住区当たり１箇所を誘致距離500mの範囲内で１箇所当たり面積２haを標準として配置することが求められています。
そのため、近くに公園がある可能性が高いです。公園が近くにあると、子供を遊びに連れて行けたり、近所の友達と遊びやすい環境になります。
地盤や境界線の心配がない
新興住宅地では、既に地盤調査が行われていることが多く、家を建てる前に心配事を解消することができます。つまり、新興住宅地に住むことで、境界線や地盤に関する心配がなくなるというメリットがあります。
成熟住宅地で土地を購入する際には、境界線があいまいな場合があります。そのため、土地家屋調査士に依頼して、隣地との境界線をはっきりさせる必要があります。
新興住宅地はやめとけ！実際に後悔した事例7選
次に、新興住宅地を購入して実際に後悔した事例をご紹介します。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例①「駅から遠い」
新興住宅地で家を買いましたが、駅までの距離が遠いので後悔しています。
新興住宅地は、駅から遠い場所にあることが多く、駅近の物件は少ない傾向があります。そのため、交通の便が悪い場合があります。
駅から遠い場合、幼稚園や小学校は問題ない場合が多いですが、中学校や高校の通学には不便が伴うことがあります。そのため、最寄りの駅やバス停までの距離を確認し、将来的な通学事情も考慮して物件選びをすることが重要です。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例②「日当たりが悪くなった」
隣に家が建ったことで、思っていたよりも日当たりが悪くなってしまいました。
新興住宅地では、隣に家が建っていない場合、日当たりがいいのか悪いのか分からないというデメリットがあります。最初は周りに家が建っていないため、日当たりがいいはずですが、後から隣や近所に家が建ってくると、見える景色も変わり、日当たりも変わっていくことがあります。
このため、新築時には日当たりを考慮し、窓の位置などを慎重に決める必要があります。ただし、先に建てた人は有利であり、後からの人が対策を行ってくれることもあるため、あまり心配する必要はないかもしれません。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例③「ハウスメーカーを選べなかった」
新興住宅地で建築条件付きだったため、自分でハウスメーカーを選ぶことができませんでした。
建築条件付きの土地では、一定期間内に請負契約を結ぶ必要があり、仕様や間取りについても一定期間内に決定しなければなりません。そのため、スケジュールがハードになることもあります。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例④「子供同士の関係性が不安」
新興住宅地では、同世代の家庭が多いため、集団通学などの面では便利ですが、子ども同士のちょっとしたじゃれあいやケンカが大きな問題に発展することがあります。実際に、私も子供同士のトラブルがあり、ご近所付き合いが不安になりました。
子ども関係が新興住宅地全体の問題に広がり、どこかの世帯が家を売りに出し、引っ越していくこともあります。新興住宅地は、良くも悪くもコミュニティが固定化されるため、敢えて少し離れた地域の習いごとに通わせるなど、別のコミュニティにも属するようにすることが柔軟な対応になるかもしれません。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例⑤「隣との間が狭い」
隣の家との間が狭く、セキュリティ面が不安です。
家と家の間が狭く、死角が生まれることで、泥棒が好む環境ができてしまう場合があります。まだ建設途中の新興住宅地では、予測が難しいため、防犯対策を事前に考えておくことが必要です。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例⑥「ご近所付き合いの不安」
新興住宅地では、家も立ち並び始め、コミュニティ人口も増えてきますが、どのような人たちが住んでいるのかが分からず、お付き合いの仕方がわかりにくいです。また、自治会の旗振り役も形式上のものであり、働きながら子育てするのは大変です。
古い住宅地では、自治会のしがらみがあり、高齢者がいれば彼らが地域の見守りをしてくれることがありますが、新興住宅地ではそのような人たちが入ってくることは約束されていません。コミュニティを一から立ち上げる気持ちでいなければ、いざというときの結束力に欠けてしまう面もあります。
新興住宅地はやめとけ！後悔した事例⑦「道路族がうるさい」
新興住宅地では、道路族と呼ばれる敷地外で遊ぶ人たちがうるさいです。高校生たちが夜遅くまで前でたむろしたり、小さなお子さんたちが自転車の練習やスケートボードで大惨事につながりそうです。
同世代が集まりやすいため、ご近所の子どもたちが迷惑をかけているかもしれないと、注意をすることをためらうこともあります。しかし、大声で話されることがあれば、今後のご近所付き合いにも影響するため、親御さんにお願いすることも必要かもしれません。
新興住宅地の選び方4選
新興住宅地は後悔したケースもありますが、実際に住みたいという方も多いです。そこで、新興住宅地の選び方について解説します。
角地の購入がオススメ！
大型の新興住宅地においては、数十戸単位で広がっているため、できるだけ角地を購入することがおすすめです。角地は日当たりや風通しが確保されるため、快適性が高まります。また、公道に面しているため、街灯が設置されていることが多く、安全面でも優れています。
費用が上がることを考慮しても、角地は“投資”として積極的に購入することが重要です。ただし、角地にはごみステーションが設置されることもあるため、臭い問題や出し方のマナーについても確認することが必要です。
建築協定のある土地を選ぶ
建築協定は、住宅地の環境や利便性を維持するために設定される基準です。建築協定のある土地であれば、緑化率やまちなみの印象の保全が確保されており、思い描いた風景が壊れることがありません。
土地を分譲する際には、パンフレットやWebサイト、役所などで確認することができます。建築協定がある土地を選ぶことで、住宅地の環境や利便性が保たれ、快適な生活を送ることができます。
自治体が主体となって分譲している住宅地を選ぶ
自治体が主体となって分譲している住宅地は、法的な問題がクリアされているため、宅地としてのトラブルが起きた場合でも、相談がしやすいことがメリットです。
また、自治体が責任を持って管理しているため、信頼性が高く、安心して住宅地を購入することができます。
分譲業者のサポートがある
土地の分譲や建売住宅を手がける会社の中には、新興住宅地に住む人たちの縁を取り持つためのイベントを定期的に開催しているところもあります。このような気配りのある会社であれば、相談相手になってくれることが期待できます。特に「土地購入後発組」であれば、先輩方への紹介をしてくれることもあるでしょう。
さらに、このような会社は、定期的に土地や家の様子を見に来たり、ご近所との関係を聞いたりすることもあるため、住宅購入後のサポートにも期待が持てます。
新興住宅地の土地が合う家庭とは？
新興住宅地は、その特性と提供する環境によって、特定の家庭にとって魅力的な選択肢となります。ここでは、新興住宅地がどのような家庭に最適か、その特徴を三つの観点から詳述します。
小さな子どもがいる家族連れ
新興住宅地は、小さな子どもがいる家族連れに最適です。新興住宅地は、安全性が高く、子どもたちがのびのびと遊べる広いスペースが確保されています。
公園や遊び場が整備されており、安全な環境で子どもたちが外遊びを楽しむことができます。また、地域内には新しい学校や保育施設が設けられており、教育環境も充実しています。住宅街内には様々な年齢の子ども向けの遊具が完備された公園もあり、子育てがしやすい環境が整っています。
コミュニティ活動に参加したい家庭
新興住宅地は、コミュニティ活動に積極的に参加したい家庭にも適しています。
地域の発展と住民の交流を目的とした多様なイベントが頻繁に開催されます。バーベキュー、お祭り、地域清掃などの活動を通じて、住民同士のつながりが深まります。
また、スポーツクラブやボランティア団体など、住民主導のグループが活動を行っているため、社会参加の機会も豊富です。これにより、住民は地域社会に簡単に溶け込み、新たな友人を作ることが可能です。
新しい環境で新たな生活を始めたい家庭
新しい環境でスタートを切りたい家庭にとって、新興住宅地は理想的な場所です。新興住宅地は最新のインフラと設備を備えており、住民は新しい生活様式を確立することができます。
例えば、地域コミュニティセンターでは、語学クラスや文化イベントが開催されており、これらの活動に参加することで、移住者は地元の文化を学び、新しい交流の機会を得ることができます。新しい環境での生活は多くの新鮮な体験と出会いを提供し、充実した日々を送ることが可能です。
新興住宅地はメリットも多い！
この記事では、新興住宅地のメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
新興住宅地は後悔するケースもありますが、同世代の方が住むので一生涯の付き合いになるケースも多いです。そこで仲良くなって、新興住宅地を選んで良かったという方も非常に多く見られます。
後悔したケースを事前に把握することで、失敗する確率を減らすことができます。ぜひ、参考にしてみてください。
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