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スタディスペースを設置して後悔!把握すべきメリット・デメリット・注意点15選




人気のスタディスペースは後悔することが多い

「子供にはリビングで学習させたいから、子供部屋だけでなくリビングにスタディスペースを作ろう!」と考える方が非常に増えました。

一時期流行となったのが、東大生の8割以上が子供部屋ではなくリビング学習をしているということです。子供の学力が上がるリビング学習を取り入れたいと考える親が増え、スタディスペースを作る方が多くなっていったのです。

しかし、スタディスペースは作り方が難しいスペースです。後で後悔することが非常に多く、しっかりと検討する必要があります。

今回は、スタディスペースについてメリット・デメリット・注意点など解説します。


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スタディスペースとは?

スタディスペースは、リビングで子供が勉強をしたり、ちょっと調べ物をするためにパソコンを使うためのスペースです。スタディコーナーやスタディルームといった呼ばれ方もします。子供部屋以外に設けた勉強・作業スペースとなります。

最近では、子供部屋にあえて勉強する机を購入せず、親の目が届くリビングで勉強をさせたい方が多いです。そこで、注文住宅を建てる際には、最初からカウンターデスクを造作してスタディスペース設ける方が増えました。

リビングだけでなく、スキップフロアなど親の目が届く場所に設置するケースが多いです。

スタディスペースはどれくらい採用されている?

スタディスペースは最近人気となっていますが、どれくらいの家庭で採用されているのでしょうか?

家を建てる方の中で、3〜4割が採用しています。ほとんどの家庭が、幼稚園に通う年齢以下のお子様がいる家庭となっています。

中学生以上になると、スタディスペースは必要ありません。自分の部屋で勉強をすることが増えるためです。中学生にもなると、一人で静かな環境を好みます。

 

スタディスペースを設けるメリット6選

スタディスペースには、様々なメリットがあります。

子供の勉強を見守れる

スタディスペースをリビングに設置することで、子供が勉強する姿を見守ることができます。また、子供が分からない時にすぐに親に聞けますし、適切なタイミングで褒める・注意するといったことができます。

自分の部屋で1人で勉強するよりも、親子のコミュニケーションが増えます。

勉強に集中できる

最近では、静かな部屋で1人で勉強するよりも、適度に生活音がある中の方が集中力がアップすると言われています。

また、親の目がある中で勉強するので、最後まで頑張ろうという気にになるのです。1人で勉強すると、どうしてもだらけてしまう子が多いです。

ダイニングテーブルが汚れない

スタディスペースを作らない場合、リビング学習をするのはダイニングテーブルになるケースが多いです。

しかし、ダイニングテーブルで勉強をする時に、勉強の途中でも食事の時間になったら片付ける必要があります。また、消しゴムのカスなどが出てくるため、片付けてからご飯を準備することになります。

スタディスペースがあれば、勉強の途中で片付ける必要が無く、食事が終わったらまたすぐに勉強が出来ます。

費用があまり掛からない

別室を作る書斎と違い、スタディスペースは費用が掛かりません。書斎はドア・壁・窓などが必要ですが、カウンターのみなので2〜5万円程度で設置できます。

狭いスペースで設置できる

書斎と違い、スタディスペースは下記のようなちょっとした空間に設置できます。

・階段の踊り場を使ったスキップフロア
・2階ホール
・キッチン前のカウンター

建物の大きさを変える必要なく、検討が可能です。

他の用途にも使える

子供が学校に行っている時や子供が大きくなってからなど、スタディスペースは下記のような他の用途でも使うことができます。

・読書
・パソコン
・ミシン
・アイロンがけ
・季節の飾り棚
・固定電話を設置

子供のためにスタディスペースを設置する方がほとんどですが、使わなくなってからもことも検討しておきましょう。

 

スタディスペースを設けるデメリット3選

次に、スタディスペースを設置するデメリットについて解説します。

プランニングが難しい

スタディスペースで後悔する理由として、プランニングが難しいことが挙げられます。ただ空いている場所にカウンターを付けるだけと考える方が多いですが、「集中して勉強するスペース」にする必要があります。

例えば、親が見守る場所が背後になってしまうと、子供は見守りではなく見張りと感じてしまいます。その結果、スタディスペースで勉強をしたがらなくなるのです。親の目線が届きつつ、子供にとって勉強しやすい場所にするのは非常に難しいのです。

使わない可能性がある

せっかくスタディスペースを設置したにも関わらず、子供が小さい時しか使わなかった家庭は多いです。これでは、せっかくスタディスペースを設置したにも関わらず、ただの物置になるなど後悔することになります。

空間が狭く感じる

リビングにスタディスペースを作る場合、どうしてもリビング自体の空間が狭く感じます。空間をスッキリ見せたい方は、スタディスペースをキッチン横など人目につきにくい位置へ設置しましょう。

 

スタディスペースの設置で後悔しないための注意点6選

スタディスペースは、設置方法を失敗すると後悔することになります。下記の注意点を把握しておきましょう。

人が頻繁に通る場所に配置しない

ドアの横など人が頻繁に通る場所は、どうしても集中することが出来ません。コミュニケーションを取ることは大事ですが、人の行き来は少ない方が良いです。

テレビやゲームが正面にくるように配置しない

テレビやゲームなどが常に視界に入る位置だと、どうしても勉強に集中出来ません。誰でも誘惑が目の前にあると、負けそうになるものです。

見守る人が背後にならない場所に設置する

勉強を見守る親が背後にいると、見守りではなく見張りに感じる子供が多いです。親の位置が分からないですし、気軽にコミュニケーションが取りにくくなります。

ある程度の広さを確保する

スタディスペースは、間取りの関係上で小さくなるケースがあります。しかし、ある程度の広さがないとスタディスペースとして機能しません。

スタディスペースにはある程度勉強道具を置いておきたいですし、勉強を教える時に親が座るスペースがあると便利です。

スタディスペースの近くに収納を設置する

スタディスペースの近くに収納がないと、散らかりっぱなしのスタディスペースになってしまいます。収納スペースは設置しておきましょう。

温度を調節しやすい場所に配置する

集中して勉強するスペースにも関わらず、寒い場所にスタディスペースを配置したケースが多いです。温度調節がしやすい場所をオススメします。

 

造作カウンターのスタディスペースは後悔する!

これは私個人の意見ですが、作り付けスタディスペースは必要ないと思います。

作り付けのスタディスペースを作ってしまうと、位置を移動することが出来ません。子供が勉強しにくかったり、生活しにくいスタディスペースだった場合でも、机を購入して設置していれば移動することが出来ます。

将来的に子供部屋に机を移動することが出来ますし、スタディスペースが必要なくなれば他の用途に使用できます。作り付けでカウンターだけ付けるのであれば、必要ありません。

 

スタディスペースはどこに設置すべき?

家庭内のスタディスペースをどこに設置するかは、子どもの学習環境に大きな影響を与えます。以下では、リビング、キッチン、スキップフロア、吹抜け、和室、階段下というそれぞれの設置場所のメリット・デメリットについて詳しく説明します。

リビング

リビングのスタディスペースは、家族が近くにいる安心感を得やすい場所です。

特に小学生までは親のサポートが必要な宿題も多いため、分からないことをすぐに聞ける環境は学習効率を高めます。しかし、リビングが勉強道具で散らかりやすくなる点はデメリットです。家族全員や来客も利用する空間なので、スタディスペース専用の収納スペースを確保することが重要です。

キッチン

キッチンに隣接したスタディスペースも人気があります。調理中にも子どもの勉強を見守れるため、親子のコミュニケーションが取りやすいです。

リビングから見えにくい位置に配置すれば、スペースが散らかっても気にならないのもメリットです。

スキップフロア

スキップフロアは階段の途中にある「1.5階」のようなリビングより少し高い位置にスタディスペースを設ける間取りです。

手摺や壁で囲まれた隠れ家的な空間となり、多少散らかっても気にならず、集中して勉強できます。子どもが小さい時は秘密基地のように使え、成長してからも半個室として利用できるため、中高生にもおすすめです。

吹抜け

リビングの吹き抜け上部の2階にスタディスペースを設けると、家族の気配を感じながらも程よい距離感が生まれます。

子どもの集中力を高め、自分で考える力を育てる環境を提供できます。小学校中学年以降の子どもに特におすすめです。また、吹き抜け上部に窓を設ければ、明るい光が降り注ぐ快適な空間になります。

和室

リビングに小上がりの和室を設け、壁に造り付けのカウンター机を設置するスタイルです。

椅子を置かず、畳に直接座り、掘りごたつのように足を投げ出して使うのが人気です。家族で自由に使えるため、子どもが複数いる家庭にも適しています。

階段下

家全体として空間に余裕がない場合、階段下の空間を有効活用するのも一つの方法です。

階段下が半個室のようになり、集中力を高める効果があります。この場合は、段と段の間が見えないように壁で閉じた階段にすることがポイントです。

 

まとめ

今回は、スタディスペースを設置して後悔しないために、メリット・デメリット・注意点についてまとめました。

【スタディスペースを設けるメリット6選】
・子供の勉強を見守れる
・勉強に集中できる
・ダイニングテーブルが汚れない
・費用があまり掛からない
・狭いスペースで設置できる
・他の用途にも使える

【スタディスペースを設けるデメリット3選】
・プランニングが難しい
・使わない可能性がある
・空間が狭く感じる

【スタディスペースの設置で後悔しないための注意点6選】
・人が頻繁に通る場所に配置しない
・テレビやゲームが正面にくるように配置しない
・見守る人が背後にならない場所に設置する
・ある程度の広さを確保する
・スタディスペースの近くに収納を設置する
・温度を調節しやすい場所に配置する

ぜひ参考にしていただき、素敵なスタディスペースを計画しましょう。

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