玉竜(タマリュウ)が増えすぎ！
「玉竜(タマリュウ)をグランドカバーにしたい！」
「育てる時の注意点ってある？」
玉竜(タマリュウ)は、お庭のグランドカバーとして非常に人気があります。初心者でも育てやすく、手入れが難しいということもありません。
この記事では、玉竜(タマリュウ)の育て方や増えすぎた場合の対応について、詳しく解説します。
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玉竜(タマリュウ)とは？
玉竜(タマリュウ)は、ユリ科（キジカクシ科）のジャノヒゲ属に属し、常緑の多年草です。深い緑色が美しく、育てるのも容易なため、お庭のグランドカバーとしてよく利用されます。
また、玉竜は繁殖が容易なのも育てやすい理由の一つです。日陰でも日向でも成長し、環境に適応性があります。ただし、踏みつけられると弱く、人が通らない場所に植えることが望ましいです。
似たような植物には、「リュウノヒゲ」と呼ばれるものもあります。リュウノヒゲの背丈は10〜30センチメートルに対して、タマリュウは5〜15センチメートル程度しかありません。そのため、取り扱いが容易で、お庭や花壇に適したサイズ感と言えます。
玉竜は青々とした緑の印象が強いですが、6〜7月には淡紫色（一部では白色に見えることもあります）の花を咲かせます。背丈が低いため、あまり目立ちません。
玉竜(タマリュウ)の育て方
園芸経験がない方でも、玉竜は育てることができます。玉竜の人気の理由は、その育てやすさにあります。
根が張れば雨の水だけでOK
玉竜の育て方は、土が乾いたら水やりをすることです。非常に簡単ですよね。
地植えの場合は、根がしっかりと張るまで土が乾いたら水やりをしてください。根が張れば、降水だけで充分に育つことができます。この簡単なお手入れ方法が、玉竜の人気の理由です。
特別な土づくりは必要なし
玉竜はどんな土でも育つため、特別な土づくりは必要ありません。ただし、グランドカバーや早く成長させたい場合は、土にたい肥や腐葉土を混ぜると良いでしょう。
玉竜は化学肥料を好みませんし、肥料焼けのリスクもあります。したがって、肥料を使用する場合は、化学肥料ではなく腐葉土などの自然な肥料を選ぶことをおすすめします。
駐車場のグランドカバーで使用する場合
駐車場のグランドカバーを植える手順は、鉢やプランターに植える場合と同じです。苗同士の間隔を約10センチほど開け、ジグザグに植えると成長したときの見栄えが良くなります。適度にスカスカ感があるくらいがちょうどいいです。
タマリュウが枯れる原因
玉竜は害虫や病気に強く、どんな環境でも育つ魅力があります。簡単に育てられ、手入れも簡単です。
しかし、玉竜でも枯れることがあります。例えば、人によって踏みつけられたり、排気ガスの影響を受け続ける場所に植えられると枯れることがあります。また、玉竜は日陰でも育ちますが、極端に陽光が当たらない場合にも枯れる可能性があります。
枯れてしまった部分はほっておくと、ほとんど復活することはできません。もし枯れてしまったら、枯れた葉を取り除いてください。
玉竜(タマリュウ)が増えすぎた！まずは株分けをしよう！
株分けをする場合、3〜5月と9〜11月がおすすめです。株を取り出したら、土を払い、手やナイフで均等に分割します。分けた株を植えつけたら、通常通り管理してください。
玉竜を株分けする前に、根を掘り起こして取り除く必要があります。根が張っている場合は、力のいる作業になるかもしれません。スコップだけでは対処できないでしょう。小型の鍬やつるはしが使いやすいですが、土に突き刺して根ごと取り出します。
株分け作業には、切れ味の良いハサミが必要です。引きちぎると植物に大きなダメージを与え、回復にも時間がかかるため、鋭い刃物で切り分けるようにしましょう。連結していた株を分割していきます。
分けた株を適切な間隔で再び植え付けていきます。
玉竜(タマリュウ)が増えすぎた場合は刈り込みも行う
玉竜は安定して成長し、生命力も強い植物です。そのため、予想以上に成長しすぎたり、増えすぎて困るという悩みを抱えることもあるでしょう。
その場合は、少し心苦しいですが不要なものを取り除いて処理したり、刈り込んで整えることが大切です。美しい庭や駐車場を維持するために、手入れを行ってくださいね。
刈り込みハサミでザクザクと刈り込んでいきます。生長点がある根元を刈り込む際には注意しましょう。深く刈り込みすぎると生長点が切り取られてしまい、タマリュウは枯れてしまいます。
玉竜は刈り込むと白くなりますが、これは一時的な傷であり、約1カ月ほどで回復します。刈り込む際には、雑草も処理すると良いですね。
玉竜(タマリュウ)は初心者にオススメ！
この記事では、玉竜(タマリュウ)の育て方や増えすぎた場合の対応について、詳しく解説しました。
玉竜はお手入れが少なく、根が張ってしまえば基本的には雨水だけで成長してくれる植物です。そのため、初心者でも気軽に育てることができます。さらに、玉竜には雑草対策や庭や駐車場の美観向上といったメリットもあります。
ぜひ、参考にしてみてください！
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