タマホームの価格シミュレーションを徹底解説！
「タマホームで家を建てたい！」
「商品ごとの価格について詳しく知りたい！」
タマホームは、低価格で家を建てることができるハウスメーカーとして広く知られています。
タマホームは、流通費や人件費などを削減することで、適正な価格で家を提供しています。高級志向の人には満足できないかもしれませんが、シンプルで高性能な家を求める人には選択肢の一つとなるでしょう。
この記事では、タマホームが販売している商品別の価格シミュレーションについて、詳しく解説します。
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タマホームとは？
タマホームは、1998年に設立された大手ハウスメーカーで、主力事業は自由設計の木造注文住宅です。同社の人気シリーズには、「大安心の家」や「木望の家」などがあります。
タマホームは、大手住宅メーカーの中でも住宅価格が比較的低く設定されていることが特徴です。営業マンや大工さんなど、関わる全てのスタッフはタマホームに所属しており、中間業者によるコストを排除することで、徹底的なコスト削減を実現しています。
さらに、キッチン・洗面台・トイレ・バスタブなどについては、大手メーカーとの大量発注契約を結び、仕入価格も徹底的に削減しています。これにより、タマホームは高品質かつ低価格な住宅を提供することができるのです。
本体価格だけでなく総額を把握することが重要
坪単価は、住宅価格の目安となる指標であり、1坪あたりの建築費用を表します。坪単価に建物の面積を掛けることで、建物の本体価格が算出されます。
ただし、家を建てるには本体価格以外にも様々な費用がかかることに留意が必要です。例えば、電気やガスの工事、屋外給排水工事、地盤改良工事などが別途費用として発生します。さらに、外構工事やインテリアオプション、ローン諸費用なども必要になります。ハウスメーカーが提供する見積もりには、これらの別途費用も含まれます。
そのため、見積もりの総額を見ると「予想以上に高い！」と驚くこともあるかもしれません。本体価格と別途費用の内訳を考えると、総額のうち本体価格が約75%、別途費用が約25%程度です。
タマホーム 商品別の価格シミュレーション
次に、タマホームが販売している商品別の価格シミュレーションを解説します。
大安心の家
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,125万円 / 建築総額1,500万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,350万円 / 建築総額1,800万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格1,575万円 / 建築総額2,100万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格1,800万円 / 建築総額2,400万円
豊富な選択肢があり、高品質な建物で安心感を提供するのが、タマホームのベストセラー商品である「大安心の家」です。このスタンダードモデルでは自由な設計が可能であり、坪単価は約45万円です。
大安心の家はコストを抑えながらも建物の品質が高く、耐震性能は最高ランクの3に相当します。さらに、長期優良住宅の基準にも標準仕様で対応しています。
長期優良住宅とは、長い期間にわたって住み続けられる良好な状態を保つ住宅であり、法律によって認定されます。この認定を受けることで、税制上の優遇やフラット35の借り入れ金利の優遇など、さまざまなメリットがあります。
また、タマホームの保証期間は初期保証で最低10年、最長では30年ですが、長期優良住宅では最長60年の保証期間が提供されます。
大安心の家では、設備の選択肢も豊富です。キッチンには永大産業、LIXIL、タカラスタンダードの製品が標準仕様として提供され、クリナップはオプションで選ぶことも可能です。さらに、カップボードやキッチン収納、2か所目のトイレのうちいずれかを追加することも標準仕様として選択できます。
なお、大安心の家はオール電化が推奨されていますが、ガスコンロやガス給湯器に変更することも好みに応じて可能です。
大安心の家 PREMIUM
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,375万円 / 建築総額1,833万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,650万円 / 建築総額2,200万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格1,925万円 / 建築総額2,566万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格2,200万円 / 建築総額2,933万円
高い性能と洗練されたデザインを追求したプレミアムモデルが「大安心の家 PREMIUM」です。このプレミアムモデルでは、坪単価は約55万円です。
大安心の家 PREMIUM」は、コストに配慮しつつも品質とデザイン性を向上させています。
基本的な性能や構造は大安心の家と同じで、耐震性能は3に相当し、長期優良住宅の基準にも適合します。プレミアムモデルではさらなる耐震性を確保するために、ダンパーが設置されています。
外観では、水平ラインを強調したデザインが特徴です。玄関ドア上部の下がり壁やサッシ上部のライン、2階のサッシ上部や軒部分など、水平ラインの揃ったデザインが採用されています。
また、軒を深くすることも大安心の家 PREMIUMの特徴です。軒の深さは約1mあり、これにより真夏の日差しが室内に入りにくくなり、暑さを和らげてくれます。1階には天井までの高さのある掃き出し窓も選択できますが、窓の数やサイズには条件があります。
木麗な家
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,000万円 / 建築総額1,333万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,200万円 / 建築総額1,600万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格1,400万円 / 建築総額1,866万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格1,600万円 / 建築総額2,133万円
低価格を実現しつつも自由な設計が可能な「木麗な家」は、タマホームの商品ラインナップの中で、スタンダードな「大安心の家」よりもコストパフォーマンスを高めた商品です。坪単価は約40万円です。
標準仕様では長期優良住宅の認定を受けることはできないため、オプションを追加する必要があります。また、大安心の家と比べるとキッチンやお風呂、洗面化粧台などの選択肢は減少しますが、LIXILやTOTOなどの大手メーカーの製品を使用する点には変わりありません。ただし、サッシのグレードはワンランク下げられ、屋根材の選択肢も制限されるようです。
木望の家
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,375万円 / 建築総額1,833万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,650万円 / 建築総額2,200万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格1,925万円 / 建築総額2,566万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格2,200万円 / 建築総額2,933万円
「木望の家」は、タマホームの3階建ての住宅モデルで、坪単価は55万円程度です。
都心部など周囲が建物に囲まれている場所でも、高い空間を活用することで明るい住まいを実現できます。2世帯住宅や大家族向けにも適しており、1階を店舗やビルトインガレージとして利用し、2階と3階を住居スペースにすることも可能です。
グリーンエコの家
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,125万円 / 建築総額1,500万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,350万円 / 建築総額1,800万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格1,575万円 / 建築総額2,100万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格1,800万円 / 建築総額2,400万円
「グリーンエコの家」は、タマホームの屋上を有効活用した緑化住宅で、坪単価は45万円程度です。
屋上を緑化することで、夏には日差しを緩和し、冬には熱を逃がしにくくする効果があり、省エネ性能が向上します。屋上部分にはサビにくいステンレス鋼板を使用し、耐候性を高める塗装を施しています。
和美彩
「価格シミュレーション」
延床面積25坪の場合 : 本体価格1,625万円 / 建築総額2,166万円
延床面積30坪の場合 : 本体価格1,950万円 / 建築総額2,600万円
延床面積35坪の場合 : 本体価格2,275万円 / 建築総額3,033万円
延床面積40坪の場合 : 本体価格2,600万円 / 建築総額3,466万円
「和美彩」は、タマホームの伝統的な和風スタイルの住宅で、国産材の比率が100％で構築されています。坪単価は65万円程度です。
内装材には国産のヒノキの無垢材を床や天井、階段などに使用しています。和美彩では、伝統的な和室を作るために床の間や欄間などを設けることが可能です。最近では和室よりも畳コーナーを設ける家が一般的ですが、和美彩では伝統的な和室の雰囲気を楽しむことができます。
タマホームで家を建てるメリット3選
次に、タマホームで家を建てるメリットを解説します。
1. 設計自由度が高く、他のローコストメーカーに比べて自由な設計が可能
2. 地元の工務店よりも低コストで建築することができる場合がある
3. 高い耐震性と断熱性を標準仕様で提供し、長期優良住宅に対応
注文住宅を提供する企業はタマホームと同様の坪単価で多く存在しますが、多くは基本プランから選ぶ「規格住宅」です。
タマホームは自由な設計が可能であり、家族ごとに最適なプランを作ることができます。注文住宅を建てる際には、実現したい要素や個人の趣味を思い切り楽しむことができます。
さらに、タマホームは規模のメリットを生かして材料を調達するため、地元の工務店よりも中間マージンが少なく、より低価格で建築することができる場合もあります。
そして、性能面でも安心です。タマホームの中でも人気のある「大安心の家」は、標準仕様で長期優良住宅の基準を満たしています。長期間にわたって快適に暮らせる高品質な住宅であり、認定を受けることで税金やフラット35の金利などの特典を受けることができます。
タマホームで家を建てるデメリット2選
次に、タマホームで家を建てるデメリットをご紹介します。
1. 高級感は期待できない
2. 初期保証は最低限の10年で、更新には有償メンテナンスが必要
3. オプションは高額なことが多い
タマホームでは様々な住宅設備を選択することができますが、一般的なスタンダードな内容です。高級感やデザイン性を重視する方には向かないかもしれません。標準仕様の住宅設備は、タマホームが努力して安価に仕入れているものであり、標準から外れると価格が急上昇する可能性もあります。
また、保証制度も法律で定められた最低限の内容であることを理解しておく必要があります。
タマホームは必ず検討しよう！
この記事では、タマホームが販売している商品別の価格シミュレーションについて、詳しく解説しました。
タマホームは独自の流通システムを通じて国産材を安定的に確保し、ウッドショックの影響を受けていません。もしローコストでありながら品質の良い住宅を建てたいのであれば、タマホームを検討してみる価値があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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