建売住宅はやめたほうがいい？実際に後悔した事例6選

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例を徹底解説！

「建売住宅を購入したい！」
「やめたほうがいいって本当？」

建売住宅は、既に完成した住まいと土地を一緒に購入する形式です。様々なメリットがある一方で、注文住宅にしておけばよかったと後悔するケースもあります。

この記事では、建売住宅を購入するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。

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建売住宅と注文住宅の違い

まずは、建売住宅と注文住宅の違いについて解説します。

建売住宅

建売住宅は、すでに完成した一戸建ての建物と土地がセットで販売されているものです。一部のケースでは、建築が始まる前や途中で購入することも可能です。

たとえ完成前に購入したとしても、基本的な仕様は変更できませんが、最新の間取りが採用されているため、「使いにくさや不便さ」といった問題はほとんどありません。

実際の建物を見てから購入することができ、入居後のイメージも容易に湧きます。建物が完成しているため、すぐに入居することができ、新しい生活を始めるまでの期間も短いです。

注文住宅

注文住宅は、所有している土地または購入した土地に、自身の要望に基づいて建築するスタイルの住宅です。設計の段階から自分の希望を反映させることができるため、自由度の高い家づくりが可能です。

設計段階から完成までの過程を確認することができるため、建物が完成した後でも施工の細部までリアルタイムでチェックしながら進めることができます。

自分のこだわりを詰め込むことができる反面、費用や時間、手間が掛かります。入居までの期間は、建売住宅よりもかなり長くなります。

建売住宅を購入するメリット4選

次に、建売住宅を購入するメリットについて解説します。

低価格で購入できる

建売住宅の大きな利点の一つは、低価格で購入できることです。その低価格の理由としては、以下のような要素が考えられます。

・打ち合わせにかかる人件費が少ない
・材料をまとめ買いすることでコストを抑えられる
・1社との契約で済むため、仲介手数料が不要
・規格が決まっているため、申請や計画にかかる費用が少ない

建売住宅は既に完成しているため、繰り返しの打ち合わせにかかる人件費が発生しません。また、同じ規格で建てられるため、同じ材料をまとめて購入することができます。さらに、他の同じ資材を使用する住宅が複数存在するため、余剰材料が発生しにくく、まとめて購入することで価格が安くなるのです。また、建売住宅では不動産仲介手数料も必要ありません。

実際に物件を確認できる

建売住宅のもう一つの利点は、実際に物件を確認できるという点です。

建築の専門家であれば、間取りを見ただけである程度のイメージができるかもしれませんが、一般の施主にとっては住宅建築に関しては素人であり、具体的なイメージをすることは難しいです。

しかし、建売住宅の場合は、すでに建てられた物件を実際に確認しながら、購入するかどうかを決定できるため、「予想と異なる！」という後悔のリスクを減らすことができます。

購入後すぐに入居できる

建売住宅は多くの場合、建物が完成しており、購入後すぐに入居することができます。

一方、注文住宅では、業者の選定に1〜2ヶ月、土地の探索に1〜2ヶ月、外観や間取りの決定に1〜2ヶ月、実際の建設に2〜6ヶ月の時間がかかります。最短でも6ヶ月程度は必要であり、長くなる場合には12ヶ月以上かかることもあります。

建売住宅では、賃貸物件を契約するのと同様に、選んですぐに入居できるスピード感があります。

手続きがシンプル

建売住宅では、決まった土地と建物を購入し、売買契約時に手付金を支払った後は、残りの支払いをローンで行う形式が一般的です。そのため、手続きがシンプルで簡単です。

注文住宅では、土地と建物を別々に購入する必要があるため、契約手続きなども煩雑です。一方、建売住宅では土地と建物を同時に購入できるため、手続きがスムーズになります。注文住宅は慣れていないと土地探しや間取りの決定など、さまざまな面で時間と手間がかかります。

建売住宅はやめたほうがいい？実際に後悔した事例6選

次に、建売住宅を購入して、実際に後悔した事例をご紹介します。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例①「一般的な間取りになる」

建売住宅は、デザインと同様に間取りも一般的なものとなっています。そのため、土間を作りたい、リビングをより広くしたい、ファミリークローゼットが欲しいなど、自身の希望を間取りに反映させたい方には物足りないかもしれません。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例②「外観にこだわれない」

建売住宅は、同じデザインの建物を複数建築し、材料費などを削減します。個性的なデザインが少なくなり、一般的に受け入れられるデザインが多くなってしまいます。

住宅に対する強いこだわりがない場合は、そのようなデザインの方が周囲との調和が取れるため、住宅地全体を見ると美しい街並みが形成され、安心感を感じることができるでしょう。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例③「設備の色やグレードが選べなかった」

建売住宅では、使用される設備の色やグレードなども事前に決まっています。そのため、自分たちの意見を反映させることができません。

お風呂の色がグレー系ではなくベージュ系が良いとか、使いたいシステムキッチンが決まっているなどの要望を叶えることができません。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例④「耐震性や断熱性にこだわれない」

建売住宅では、耐震性や断熱性など、快適な住環境を維持するために重要な性能についての選択肢が限られています。もし性能の高さにこだわりたい方や断熱性能に重要視する方であれば、建売住宅はあまり適していません。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例⑤「土地の状態を直接確認できない」

建売住宅のほとんどは、住宅が建築された状態で販売されます。つまり、土地の状態を直接確認することはできません。

住宅にとって、土地の状態は耐震性や耐久性に大きな影響を与えます。もし土地が軟弱な場合は、しっかりと地盤改良を行う必要がありますし、その後の基礎工事も住宅の強さを決める重要な要素となります。

建売住宅はやめたほうがいい？後悔した事例⑥「多くの人が入っている」

建売住宅は、多くの人がその住宅に入って気軽に見学することができます。他の人が住宅の間取りを知っていることや、誰かが入って壁などを触っていることに抵抗を感じるかもしれません。

また、セキュリティやプライバシーの観点からも、自分の住宅の内部が他人に知られているということは望ましくありません。

建売住宅で後悔しないために把握すべきポイント4選

次に、建売住宅で後悔しないために把握すべきポイントについて、詳しく解説します。

間取りに妥協しない

建売住宅は既に建設されており、自分で間取りを変更することはできません。そのため、希望に合った間取りが実現されているかをよく確認しましょう。

内装の雰囲気やデザインだけでなく、設備なども納得できる仕上がりになっているかをチェックしましょう。家事動線や生活動線をシミュレーションし、新しい生活をイメージすることも重要です。

住宅の構造に問題がないか

住宅の構造は目に見えない部分ですが、地震に対して適切に耐えることができるか、四季を通じて快適な室温を維持できるかなど、住み心地に大きな影響を与えます。そのため、建物の構造についてしっかりと確認しましょう。

建物の仕様書を確認することで、断熱構造や使用されている建材、基礎の状態などが分かります。内覧時には、床下の状態も実際に確認しましょう。

立地条件に妥協しない

望むライフスタイルを実現できる場所かどうか、環境が整っているかをよく確認しましょう。

・地形や日当たり、土地の広さ
・周辺にスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあるか
・公共交通機関のアクセスは良好か
・学校や塾までの距離

など、住環境に妥協しないことが重要です。建売住宅は一般的に良好な立地に建設されますが、自分たちにとって立地が良くなければ、快適な生活を送ることはできません。

予算内に収まっているか

購入予算内で、満足のいく住まいを手に入れることができるかを確認しましょう。より高額な物件を選ぶことで、より満足度の高い住まいを得ることも可能ですが、無理をしてしまうと月々の生活費に負担がかかり、新居購入を後悔することにもつながりかねません。

デメリットも把握した上で決めよう！

この記事では、建売住宅を購入するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。

建売住宅には間取りやデザインを自由に決めることができない、性能にこだわることが難しいなどのデメリットがありますが、購入費用を抑えることができたり、入居時期を調整しやすいといったメリットもあります。デメリットを把握した上で、選ぶことが重要です。

ぜひ、参考にしてみてください。

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