フェンスにおすすめの常緑つる性植物を徹底解説！
「フェンスに常緑のつる性植物を植えたい！」
「どんな品種があるのか知りたい」
素敵な雰囲気を限られたスペースで作り出すためには、植物の背を高くしたり、横に広げたりすることが自在に制御できるつる性の植物がオススメです。フェンスを利用して植物を誘引すると、頭上で揺れたり、日陰を作る緑の景色を作ることができます。
この記事では、フェンスにおすすめの常緑つる性植物について、詳しく解説します。
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つる性植物の選び方
まずは、つる性植物の選び方について解説します。
落葉性と常緑性を検討する
つる性植物には、落葉性と常緑性の種類があります。花や葉の色や形に先立って、まずは冬に葉が落ちる落葉性の植物を選ぶか、一年中葉を保つ常緑性の植物を選ぶかを考えることが重要です。
落葉性植物の利点は、暑い夏には日陰を提供し、寒い冬には温かい日差しを取り込むことができることです。季節ごとに大きな変化を経験し、季節感を感じることができるのは、断然落葉性植物の特徴です。
一方、常緑性植物は視線を遮り、プライバシーを守る役割を果たしてくれます。隣地の高い場所からの視線をコントロールすることも可能です。一年を通じて緑で空間を彩り、魅力を与えてくれます。
植える場所や誘引する場所の日照条件を考慮して選ぶ
植物を健康に育てるための秘訣は、適切な環境に合った種類の植物を選ぶことです。住宅地では、周囲の建物の影により、真夏以外の季節でも南向きの庭でも日陰ができることがあります。
ただし、単に東西南北の方位を確認するだけでは不十分です。つる性植物は、根元の土地とつるが伸びる場所との間に距離があるため、日照条件に差が生じることもあります。
日陰を好む植物を日向に植えると、夏の強い日差しに耐えられず、葉が焼けて枯れる可能性があります。また、日向を好む植物を日陰に植えると、日光不足で成長が妨げられ、元気な姿を見ることができなくなってしまいます。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物9選
次に、フェンスにおすすめの常緑つる性植物について、ご紹介します。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物①「モッコウバラ」
モッコウバラの花は、黄色と白の2色があります。黄色の花は元気な雰囲気で、満開時には華やかさを放ちます。一方、白色の花は控えめで派手さは少なく、エレガントな庭やシックな庭におすすめです。
モッコウバラは常緑性の植物であり、冬でも葉が残ります。落葉樹ばかりの庭が寂しくなる冬には、モッコウバラが重宝します。日照時間の短い場所でも、十分に育つことができます。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物②「クレマチス」
クレマチスはつる性植物の代表的存在であり、美しい花が咲くことで人気があります。「つる性植物の女王」とも称され、その咲きっぷりは非常に魅力的です。クレマチスは北半球原産の植物であり、耐寒性が高いため、日本の気候でも育てやすい花です。
クレマチスの品種によって、花の形状が異なります。大輪の品種は上向きに花を咲かせ、中輪の品種は下向きに花を咲かせます。また、ベル型の花を咲かせる品種も存在します。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物③「カロライナジャスミン・ハゴロモジャスミン」
カロライナジャスミンとハゴロモジャスミンは、春に花を咲かせるジャスミンの一種です。
カロライナジャスミンは黄色い花を咲かせ、ハゴロモジャスミンは白い花を咲かせます。どちらの品種も花をたくさんつけており、見る価値があります。
常緑性を持っているため、メッシュフェンスなどの透明性のある場所に誘引すると、目隠しの効果も生まれます。日向から半日陰の環境でも育つことができます。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物④「ヤマホロシ（ツルハナナス）」
ヤマホロシはナスの花に似ていることからツルハナナスとも呼ばれています。
春から秋にかけて散発的に花を咲かせ続け、最初は紫色で徐々に白色に変化していきます。和風の庭にも、ヤマホロシはよく合います。半常緑性を持ち、半日陰の環境でも育つことができます。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物⑤「フウセンカヅラ」
夏の強い日差しを遮るため、季節限定のグリーンカーテンを作りたい場合には、「一年草」として知られる種から育てるタイプがおすすめです。
フウセンカヅラの花は小さく目立ちませんが、その後に現れる紙風船のように膨らんだ果実は魅力的です。涼しげな雰囲気も醸し出します。自らツルを巻きつけ、フェンスに絡まって広がります。
種を収穫し、翌年にその種をまけば、毎年自家製のフウセンカヅラを楽しむことができます。苗を購入する必要はありません。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物⑥「タイワンソケイ」
アロマオイルの「ジャスミン」はタイワンソケイから抽出されています。この植物は夏から秋にかけて順番に花を咲かせます。花自体は地味で目立たないため、香りによって開花に気づくことがよくあります。
タイワンソケイは常緑性で、成長が旺盛です。目隠しの必要な場所に誘引して広げることもおすすめです。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物⑦「トケイソウ」
トケイソウは、その名前の通り、時計の文字盤のような花を咲かせるつる性植物であり、またパッションフルーツを収穫できる果樹でもあります。
四季を通じて葉を緑色に保つため、一年中目隠しに効果的です。ただし、寒さにはやや弱いため、主に関東地方以南での栽培がおすすめです。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物⑧「ハツユキカズラ」
ハツユキカズラは、日本原産のつる性植物で、葉は落ちませんが、四季を通じて色の変化を楽しむことができる常緑性のカラーリーフでもあります。
新芽は濃いピンク色で始まり、次第にクリーム色に変化し、最終的には緑色になります。
フェンスにおすすめの常緑つる性植物⑨「スイカズラ（ハニーサックル）」
スイカズラは、別名ハニーサックルとも呼ばれるつる性植物で、甘い蜜のような香りを放つ花を咲かせます。
日本固有種であり、山野で野生しているほど自然に育つため、初心者でも容易に栽培することができます。
つる性植物は検討すべき！
この記事では、フェンスにおすすめの常緑つる性植物について、詳しく解説しました。
つる性植物の苗を植え、成長を観察しながらゆっくりと広げていく過程や、花つきが次第に良くなっていく様子を見ながら育てると、愛着もますます深まっていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
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