和紙畳のメリットと実際に後悔した事例を徹底解説！
「和紙畳を取り入れたい！」
「和紙畳ってイ草畳よりいいの？」
伝統的な畳の表面には通常、イ草が使用されています。しかし、最近では和紙畳という新しい素材が人気を集めています。
特に、小さなお子さんがいるご家庭や室内で犬や猫を飼っている場合は、和紙畳を選ぶケースが多いです。
この記事では、和紙畳を採用するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説します。
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和紙畳とは？
和紙畳は、従来のい草の代わりに和紙を使用して作られた畳であり、和紙を細かくこより状に加工し、編み込んでから樹脂コーティングしています。
1989年に住宅用建材の大手メーカーである「ダイケン」が開発を始めた素材で、当時はい草畳の需要や供給量が減少していたため、安定した工業製品としての畳表の生産を目指して開発されました。
現在、和紙畳には主に2種類あります。一つはダイケンが製造する国産の和紙畳「健やかおもて」であり、もう一つは中国産の和紙畳です。
和紙畳を採用するメリット5選
次に、和紙畳を採用するメリットについて解説します。
汚れにくく掃除が簡単
和紙畳は表面が撥水加工されているため、ジュースやコーヒーをこぼしても、フローリングと同様に拭くだけで綺麗になります。コーヒーをこぼしてもシミが残らないので、とても助かります。
ただし、和紙畳の拭き取り掃除では、強い力でこすりすぎないように注意が必要です。力を入れすぎるとコーティングが剥がれて畳が白くなる場合があります。また、掃除機をかける際にも、毛羽立ちにくいのも嬉しいメリットです。
カビの発生が抑えられる
和紙畳は湿気を吸い込みにくいため、カビの発生も抑えられます。さらに、カビのエサとなるダニの発生も抑制されます。
一方、イ草畳は湿気を吸い込む性質がありますが、その分カビの発生もしやすいです。
色や柄のバリエーションが豊富
イ草畳はイ草の原料の色と同じく緑色ですが、和紙畳は紙素材のため、さまざまな色や柄があります。さらに、洋風の部屋にもなじむデザインやカラーも存在します。
イ草畳では洋風の部屋との調和が難しいですが、和紙畳なら洋風の部屋にも合うデザインやカラーがあります。また、和風の部屋に近い色を選ぶこともできますし、子供部屋には桜色の和紙畳で可愛らしい雰囲気を演出できます。
紫外線による変色や色褪せが起こらない
和紙畳は、紫外線による変色や色あせがほとんど起こりません。一方でイ草製の畳は、時間の経過とともに緑色から黄みがかった茶色に変色することがあります。
床暖房に対応
和紙畳はイ草畳よりも耐熱性があり、床暖房の上に敷くことができます。ただし、すべての和紙畳が床暖房に対応しているわけではありませんので、購入前に対応しているかどうかを確認する必要があります。
和紙畳を採用して実際に後悔した事例4選
次に、和紙畳を採用して実際に後悔した事例をご紹介します。
和紙畳で後悔した事例①「価格が高い」
和紙畳は品質が高いため、イ草畳と比べて価格が約2倍ほど高くなります。初期費用は和紙畳の方が高くなりますが、耐久性が高くメンテナンスの頻度が少ない和紙畳は、長期的に見ればお得と言えます。
和紙畳で後悔した事例②「イ草畳よりも固い」
和紙畳の表面は樹脂コーティングされているため、イ草畳に比べて踏み心地や寝心地が固く感じます。
ただ、和紙畳は硬いと言っても、もちろんフローリングのような硬さではなく、体を横たえることもできるレベルの硬さです。
和紙畳で後悔した事例③「イ草の香りを楽しめない」
和紙畳はイ草を使用していないため、いわゆる畳の香りを楽しむことはできません。イ草の香りを楽しみたいのであれば、イ草畳を選ぶべきです。
和紙畳で後悔した事例④「白くなるケースがある」
車いすが何度も通ったり、お子様が車のおもちゃで遊んだりすると、強い摩擦によって表面が削れ、白く変色することがあります。イ草畳の場合は、破れることがほとんどで白くなることはありません。
和紙畳を選ぶケースは多い！
この記事では、和紙畳を採用するメリットや実際に後悔した事例について、詳しく解説しました。
和紙畳は知名度があまりありませんが、比較検討すると和紙畳を選ぶケースはとても多いです。
ぜひ、参考にしてみてください。
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