タマホームはやめたほうがいい？後悔した理由を徹底解説！
「タマホームで家を建てたい！」
「タマホームってやめたほうがいい？」
ローコスト住宅ハウスメーカーとして、全国で選ばれている「タマホーム」。そのコストパフォーマンスは素晴らしいのですが、安い価格には理由があります。
人によっては、タマホームはやめたほうがいいケースも多いです。この記事では、タマホームの特徴とやめたほうがいい理由について、詳しく解説します。
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タマホームとは？
タマホームは、比較的若い住宅会社であり、創業24年となります。資本金は43億円を超えており、ハウスメーカーの中でも大規模な企業となります。
タマホーム株式会社は、住宅業界において「20代のTamaHome」というフレーズを使っていることが知られています。
このフレーズは、同社が低価格を売りにしていることを示しています。具体的には、20代前半で年収400万円程度の人が借り入れ可能な金額で、住宅を提供しています。
タマホームの特徴7選
次に、タマホームの特徴について、詳しく解説します。
低価格の実現
タマホームは薄利多売による低価格を実現しています。
収納や窓、コンセントの数を制限することで、打ち合わせや工事の簡素化を図っています。これにより、人件費を削減し、住宅価格を下げることができます。そして、低価格で販売することで、多くのお客様を呼び込み、大量生産による利益に繋がっています。
工期が短い
工期が短いこともタマホームの特徴の一つです。短い工期により、職人の労働時間が短縮され、人件費を抑えることができます。
住宅価格の約40%〜50%が人件費と言われているため、人件費を削減することは、住宅価格の低下に直結します。
中間マージンをカット
タマホームはタマストラクチャーという仕組みを導入しています。これは、森林組合や林業者、製材工場と直接取引を行うことで、中間マージンをカットし、国産材を安定した価格で仕入れることができる仕組みです。
この仕組みにより、木材の仕入れコストを抑えることができ、住宅価格を下げることができます。
着工棟数が多い
タマホームは着工棟数が多いことでも知られています。2021年度の注文住宅新設着工棟数では、全国3位にランクインしています。
このように、タマホームは大量生産による利益を得ることを目指しており、着工棟数が多いことで商品を割引してもらえるため、他社よりも安く仕入れることができます。安く仕入れることで、今後も低価格で住宅を提供し続けることができます。
インテリアは別途工事
照明やカーテンなどのインテリアについては、別途工事として扱われるため、住宅価格には含まれていません。他社ではインテリアが含まれるケースが多いため、価格を比較する際には注意しましょう。
国産の木材を使用
タマホームが直接仕入れをしている木材は、国産の身元が分かる木材であり、品質が担保されています。
建てた家それぞれに『木材生産地証明書』を発行されており、耐震性にも関わる構造体を作る木材の品質が担保されていることは、住む上で安心感につながります。
充実した保証
タマホームはローコストな住宅でありながら、最長60年保証を選択することができます。条件として、点検をすることや有償メンテナンス工事をすることがありますが、この条件は高価格帯のハウスメーカーでも同様です。
長期保証は、ハウスメーカーが商品に対して自信がある証拠でもあり、長期保証の選択肢があるだけでも大きなメリットとなります。
タマホームの人気商品
大安心の家
タマホームの代表的な商品である「大安心の家」は、コストパフォーマンスに優れた住宅として多くの家族に選ばれています。
このモデルは、長期優良住宅としての認定を受けており、耐久性や省エネ性能が高く評価されています。また、オール電化やシステムキッチンなどの現代的な設備が標準で組み込まれているため、快適な住空間を提供します。家づくりの際には、多様な間取りやデザインから選ぶことができ、自分たちのライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
大安心の家PREMIUM
「大安心の家PREMIUM」は、標準モデルの「大安心の家」をさらにグレードアップしたモデルです。このプレミアム版では、デザイン性と機能性が強化されており、より上質な住宅を求める方におすすめです。
広い窓や高い断熱性能を備え、ホテルのような洗練された空間作りが可能です。また、耐震性にも優れており、安全かつ快適に長く住むことができる住まいとして設計されています。
木麗な家
「木麗な家」は、より経済的な価格設定で提供されているモデルです。大安心の家に比べて装備はシンプルですが、必要十分な機能を備えており、コストを抑えたい方に最適です。
標準的な仕様でありながら、快適な住環境を提供するための基本的な性能はしっかりと確保されています。シンプルながらも品質の高さを保ちつつ、低予算での家づくりを可能にしています。
木望の家
「木望の家」は、都市部での生活に最適化されたモデルです。狭小地や密集地でも快適に過ごせるように設計されており、3階建て構造を利用することで、限られた土地でも広々とした生活空間を確保します。
採光や通風も考慮されており、都会の中でも明るく快適な住まいを実現します。このモデルは、土地の有効活用を考える方に特におすすめです。
GALLERIART（ガレリアート）
「GALLERIART（ガレリアート）」は、平屋建てのモデルで、趣味を存分に楽しむための空間を提供します。
広々とした一階建ての構造は、バイクや車のカスタマイズ、アートスタジオや音楽ルームなど、特別な趣味のスペースを確保するのに適しています。このモデルは、広い空間を求める方や、趣味の時間を大切にしたい方にぴったりの選択です。
タマホームはやめたほうがいい？実際に後悔した事例8選
次に、実際にタマホームで家を建てて、後悔したケースについて詳しく解説します。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例①「設計の自由度が低かった」
タマホームは完全自由設計ではなく、タマルールというものが存在します。
このルールにより設計が簡略化され、従業員の手間が減ることから、工期短縮につながります。しかし、このルールにより、自由度の高い設計ができませんでした。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例②「オプションが高すぎる」
オプションについては、一括仕入れや同じ商品を使い続けることにより仕入れ価格を抑えることができる反面、標準外のオプションは想定よりも高かったです。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例③「営業担当の連絡が遅い」
タマホームの営業担当は、連絡が遅くスムーズなやり取りが出来ませんでした。
薄利多売の原則に基づき、たくさんのお客様を相手に営業活動を行う必要があるため、提案作成に時間をかける余裕がない印象でした。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例④「下請けの工務店がイマイチだった」
下請けの工務店は、こちらから連絡した内容を忘れていたり、連絡が遅かったりと対応がイマイチでした。タマホームは下請け業者が工事を行います。地域の工務店によって技量や品質に差がある印象です。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例⑤「アフターサービスの担当者が来てくれない」
アフターサービスの担当者は、不具合があって要望してもなかなか来てくれません。担当者が良くないと思いますが、もっと真摯に対応してほしいです。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例⑥「スタッフの提案力には改善の余地がある」
タマホームのビジネス原則は薄利多売です。要するに、多くの住宅を販売する必要があります。低価格で販売するためには人件費を抑える必要があり、それゆえに専任の設計士を配置せず、営業担当者がプランを考案することになります。
営業担当者によっては、専門の設計士に匹敵するようなプランを提案してくれる場合もあるでしょうが、プランに重要視を置きたい方にとっては他の住宅会社を探す方が良いでしょう。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例⑦「初期保証期間が10年と短い」
最長で60年に及ぶ保証を提供しているハウスメーカーも存在する中、タマホームの初期保証期間はわずか10年です。
他の大手ハウスメーカーは基本的に30年の保証を提供しているため、正直に言って非常に短いと言えます。さらに、追加の保証を受けるためには工事が必要であり、保証期間後のメンテナンスについても考慮すると、通常のハウスメーカーよりもメンテナンスコストが高くなる可能性があります。
タマホームはやめたほうがいい？後悔した事例⑧「細かい部分の選択肢が限られている」
タマホームは、多くの設備や建材を大量発注してコストを削減していますが、そのために細かい部分の選択肢が制限されることもデメリットと言えます。
壁紙なども多様な種類があるものの、標準で提供される範囲は限定的です。同様に、間取りに関しても制限があるため、注意が必要です。
タマホームで家を建てるなら気をつけたいこと
気をつけたいポイント① 設計士による間取り提案がない
タマホームで家を建てる際、設計士による間取り提案が直接行われない点に注意が必要です。通常、設計士は法的な制約や構造上の問題をチェックする役割に徹しており、具体的な間取りの提案は主に営業担当が行います。そのため、間取りについての専門的なアドバイスが少なく、住む人のライフスタイルや利便性を考慮した提案が不足しがちです。
例えば、自然光の取り入れ方や風通しの良さなど、住み心地に直結する要素について、設計者からの具体的な提案を期待するのは難しいかもしれません。これにより、住んでから「もっとこうしておけばよかった」と感じる点が出てくる可能性があります。
このような状況を避けるためには、自分自身で間取りや設計に関する知識を事前に学んでおくこと、そして営業担当とのコミュニケーションを密に取りながら、自分の要望をしっかりと伝えることが重要です。また、可能であれば、第三者の建築家にアドバイスを求めるのも一つの方法です。
気をつけたいポイント② オプションが高額になりがち
タマホームでは、基本的な建築コストを抑えるために標準仕様の材料や設備が用意されていますが、カスタマイズを進めるとオプション費用が高くなる傾向にあります。たとえば、キッチンや浴室の設備をグレードアップしたい場合、標準の範囲を超えると費用が大幅に上昇します。
オプション費用が高額になる理由は、標準仕様の材料を大量に仕入れることでコストを抑えているため、個別のカスタマイズには追加コストが発生しやすいからです。この点を理解し、予算内で最適な選択をするためには、事前にどのオプションを選ぶか計画的に決め、必要な場合は施主支給を検討することも一つの手段です。
また、オプションに関する詳細な情報を営業担当から得ること、キャンペーンや特典を上手に活用することも、コストを抑えるために役立ちます。
気をつけたいポイント③ 工期が早いため決める期限が短い
タマホームのもう一つの特徴は、工期が非常に短いことです。これにより、決定しなければならない事項が短期間に集中し、慎重に選ぶ時間が不足しがちになります。工期の短さは、住宅ローンのつなぎ融資のコスト削減という面でメリットもありますが、その反面、内装のディテールや設備選びにじっくりと時間をかけることが難しいというデメリットも伴います。
具体的には、打ち合わせの回数が限られているため、一度のミーティングで多くの決定を迫られることがあります。これにより、後悔する選択をしてしまうリスクが高まります。例えば、内装の色や材質、キッチンの配置やサイズなど、後から変更が困難な要素は特に慎重な判断が求められます。
この問題を解決するためには、プロジェクト開始前に可能な限り多くの情報を収集し、何を決める必要があるのか、どのような選択肢があるのかを予め理解しておくことが重要です。また、疑問点や不安な点があれば、すぐに営業担当や設計士に確認し、納得のいく答えを得るまで議論を重ねることが望ましいです。
タマホームをオススメできる人・できない人
タマホームをオススメできる人
タマホームは、特にコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。建築費用を抑えつつも、品質の良い住まいを求める方には最適な選択肢と言えるでしょう。
また、工期の短縮が可能なため、急いで住宅を建てたいと考えている方や、すぐに新居に移りたいと考えている方にも適しています。つなぎ融資の利用を検討している方にとっても、スピーディな建築は大きなメリットです。
さらに、タマホームは顧客自身が積極的に関わることを求めるため、自分で情報を集めたり、建築に必要な質問を自ら行うことができる自発的な方には非常に向いています。積極的にコミュニケーションを取り、自分の理想とする住まいを実現したい方には、タマホームが一つの良い選択肢となるでしょう。
タマホームをオススメできない人
一方で、タマホームはハイスペックな住宅設備を全面に求める方には向かないかもしれません。例えば、全館空調や床暖房など、高級住宅特有の設備を望む方は、より高級ラインを取り扱うハウスメーカーの方が満足いく結果に繋がる可能性が高いです。
また、ゆっくりと検討を重ねたい方や、受動的な姿勢で住宅建築を進めたいと考える方には、タマホームのスタイルが合わない可能性があります。すぐに意思決定をしなければならない状況や、積極的に情報を集めて行動することが求められるため、じっくりと時間をかけて決定したい方には不向きかもしれません。
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この記事では、タマホームの特徴とやめたほうがいい理由について、詳しく解説しました。
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