土地ありなら500万円で新築が建てられる？
「新築で500万円程度の家を建てたい！」
「土地はあるけど500万円じゃ厳しい？」
「500万円で新築を建てることができる」という話を聞いた時、「本当にそんなに安く家を建てられるのか？」と疑問を持つ人は多いでしょう。
中には、本体価格500万円程度で新築を提供しているハウスメーカーがあります。この記事では、土地ありで新築500万円の家を建てるケースについて、詳しく解説します。
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本体価格500万円なら新築でも可能！
土地を所有している場合、500万円台の価格で小さな平屋の新築住宅を建てることが可能です。
ただし、本体価格に加えて、塀や庭、門などの外構工事費用も必要となるため、総額は500万円を超えることが一般的です。本体価格以外にかかる費用は、以下の2つがあります。
「付帯工事費」
・外構工事費
・ガスや水道の引込み
・地盤改良費
・解体工事費
「諸経費」
・手続きの手数料
・印紙代
・登記費用
・ローン借入費用
付帯工事費や諸経費は、通常、本体価格には含まれていないため、事前に費用を確認し、予算オーバーにならないようにすることが重要です。
また、500万円台の家を提供するハウスメーカーでは、一人暮らし向けの小さな平屋が多いです。
土地ありで新築500万円の家を建てるメリット5選
次に、土地ありで新築500万円の家を建てるメリットを解説します。
土地ありで新築500万円のメリット①「月々のローン返済額が少ない」
500万円台の住宅であれば、ローンを組む場合でも、一般的な住宅と比較して月々の返済額が抑えられます。
たとえば、3,000万円の借入金額に0.375%の金利を乗じて30年で返済する場合、月々の返済額は約8万円となります。一方、500万円の借入金額であれば、月々の返済額は約15,000円ほどになります。
月々の支払い額が少ない分、食事や趣味、旅行などに予算を回すことができます。
土地ありで新築500万円のメリット②「予算を設備に充てることができる」
低コストの平屋を建てることで、予算を設備に割り当てることができます。キッチンやバスルームなどの設備のグレードを上げれば、生活の質も向上します。住宅そのものよりも、設備に重点を置きたい方にとっては大きなメリットです。
土地ありで新築500万円のメリット③「光熱費が抑えられる」
500万円台の低価格な住宅は、一般的な住宅と比較して小さい家になるため、光熱費を節約することができます。
500万円の住宅は通常、1R～1LDKの広さであり、基本的には1つの部屋で過ごすイメージです。1つの部屋で過ごせば、光熱費の節約も期待できます。
土地ありで新築500万円のメリット④「短期間で家が建つ」
500万円台の超低コスト住宅の1つのメリットは、短期間で家を建てることができる点です。
この低コスト住宅が提供できる理由の1つは、「資材の大量一括仕入れ」です。低コスト住宅は、ある程度形や間取りが決められた規格住宅になりますので、資材をあらかじめ大量に用意することが可能です。資材の決定が済んでいれば、建築工程も統一できるため、短期間での建築作業が実現できます。
土地ありで新築500万円のメリット⑤「老後の生活導線が楽」
500万円台の低価格な家のコンパクトな間取りは、老後の生活を円滑にすることができるメリットがあります。超低コストな住宅では、平屋が多いため、階段の上り下りが必要ありません。
また、部屋数もリビングと寝室のみとシンプルな構成なので、移動の負担も軽減されます。老後まで長く住むことを考えると、生活の導線がスムーズであることは重要です。
土地ありで新築500万円の家を建てるデメリット6選
次に、土地ありで新築500万円の家を建てるデメリットをご紹介します。
土地ありで新築500万円のデメリット①「対応できるハウスメーカーが限られている」
現状では、500万円台の新築を提供しているハウスメーカーや工務店は非常に少ないです。ネット検索しても、全国対応している会社はほとんどありません。
また、住んでいる地域によっては、500万円台の家を建てることができない可能性もあります。過去には全国展開していた「タマホーム」が500万円台の家を提供していましたが、期間限定であり、現在は終了しています。
▼タマホーム550万円の家については、下記の記事をチェック！
土地ありで新築500万円のデメリット②「性能や品質が劣る」
超低コストな住宅を検討する場合、各設備の高性能や高品質は期待できません。
ハウスメーカーや工務店も利益を確保する必要があり、破格の価格で提供するために設備のグレードを下げる必要があります。
土地ありで新築500万円のデメリット③「メンテナンス費用が増える」
設備のグレードを下げているため、高グレードな設備よりもメンテナンス費用が増える傾向があります。耐久年数の短い材料を使用する場合は、短期間でのメンテナンスが必要になる可能性があることを考慮しておきましょう。
土地ありで新築500万円のデメリット④「自由設計は期待できない」
超ローコスト住宅では、通常は「規格住宅」が提供されるため、自由な設計は期待できません。
自由な設計やオプションを追加すると、一般的な住宅と同等の価格になることもあります。超ローコスト住宅を検討する場合は、あらかじめ「決められたプランの中から選ぶ」ということを覚えておくと良いでしょう。
土地ありで新築500万円のデメリット⑤「アフターサービスが充実していない」
超ローコスト平屋住宅では、アフターサービスが十分に充実していないケースが多いです。
長期間の保証や、問題や不具合に迅速に対応してくれる窓口を求める方にとっては、超ローコスト平屋住宅は適していません。
土地ありで新築500万円のデメリット⑥「条件付きの土地には建てられない」
土地によっては、「防火地域」などの条件が付いている場合、500万円で家を建てることは難しくなります。
防火地域とは、都市計画法で定められた火災被害を抑制するための厳しい基準が設けられた地域を指します。都市計画法第9条20項により、防火地域では防火対策が必要とされます。
新築500万円程度で平屋を建てられるハウスメーカー3選
新築500万円程度で、平屋を建てられるハウスメーカーについてご紹介します。
500万円台の小さいローコスト平屋①「アーネストワン クレイドルパレット580」
アーネストワンが展開している「クレイドルパレット580」は、580万円(税別)で購入することができます。クレイドルパレット580よりも広い「クレイドルパレット780」という商品もあります。
楽ちん住宅
千葉県茂原市を中心に展開している平屋専門のハウスメーカー「楽ちん住宅」です。553万円(税込)から平屋を展開しています。
500万円台の小さいローコスト平屋③「平屋専門店 みんなの平屋」
引用：平屋専門店 みんなの平屋
クレバリーホームのフランチャイズ店である「クリエイトホーム」が手掛ける平屋専門店です。新築の平屋が580万円から展開されています。
新築300万円程度で建てられる商品5選
ハウスメーカーの商品ではありませんが、300万円でも建てられるローコスト平屋をご紹介します。メインの家として住むのは難しいですが、魅力的な商品ばかりです。
300万円以下の小さいローコスト平屋①「無印良品の小屋」
無印良品の小屋は、施工費込で300万円程度の商品です。屋内約9.1m²・縁側3.1m²の広さがあります。
無印良品の小屋の特徴として、縁側があり開口部が広いため、自然と一体になったような小屋となっていることです。外壁の焼杉をはじめ国産材を使用しており、オプションで断熱仕様・防犯使用・電源・給排気なども取り付けられます。
群馬県嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場では、実際に無印の小屋に宿泊することができます。また、千葉県のシラハマ校舎では土地を借りて、無印良品の小屋を建てることが可能です。
300万円以下の小さいローコスト平屋②「IMAGO（イマーゴ）」
IMAGO（イマーゴ）は、105万円から購入できる小屋です。全国にログハウスなど自然派個性住宅のハウスメーカー「BESS」が販売しています。
セルフビルドを前提としたキット販売となっています。ログハウスは木を積み重ねていくので、セルフビルドでも建てやすいことが特徴です。
しかし、断熱材などは入っていないため、居住というよりも趣味や物置として使用するべきです。トイレ・シャワー・エアコンなども設置可能なので、ちょっとした事務所などには良いかもしれまえｓん。
約10㎡・6帖ほどのスペースですが、友達と楽しむ場所としたり、カフェを営業するといった楽しみ方が可能です。セルフビルドなので安く購入できるのが魅力です。
300万円以下の小さいローコスト平屋③「Roomette(ルーメット)」
Roomette(ルーメット)は、これまでの小屋とは違いトレーラータイプのタイニーハウスとなります。卵のようなかわいらしい外見が特徴です。
コンパクトで牽引がしやすいことから、移動型の店舗として利用する方も多いです。内装は基本的に何も無い状態で納車されるため、オプションで断熱仕様・給水タンク・窓・ドアといったカスタマイズが可能です。
価格は198万円〜となっています。普通免許で牽引することが可能です。
300万円以下の小さいローコスト平屋④「キャンピングドーム」
キャンピングドームは、北欧風のログハウスを展開する「茜プランニング」が販売している商品です。キャンピングドームという名前通りで、丸い形をしており別荘のような楽しみ方ができます。
木製で作られている机・椅子など、カントリーな雰囲気を演出してくれます。約6帖のタイプは140万円から購入可能です。
300万円以下の小さいローコスト平屋⑤「INSPIRATION(インスピレーション)」
INSPIRATION(インスピレーション)は、多くのタイニーハウスを販売しているyadokariが作った商品です。
夫婦2人・子供1人が住めるスペースを想像して作られており、開口部にバルコニーやウッドデッキを設置することで、開放的な小屋が出来上がります。
生活することを考慮されているため、トイレ・シャワー・キッチンが完備されています。300万円から購入可能です。
新築500万円の家はこんな人にオススメ！
この記事では、土地ありで新築500万円の家を建てるケースについて、詳しく解説しました。
将来的に家族が増える予定がない場合、500万円のコンパクトな平屋を選ぶことは良い選択肢です。さらに、月々の返済額も少額で済むため、余裕を持って食事や旅行などにお金を使うことができます。
また、土地への投資を重視する人にとっても、500万円の平屋はおすすめです。土地の価値は建物と比べて上昇しやすい傾向があります。将来的に土地の価格が上昇した場合、売却を考えることも可能です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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