乾かないランドリールームにしないためには？
「ランドリールームを設置したい」
「洗濯物が乾かなくて困っている」
共働きの家庭が増えており、家事の時間や負担をできるだけ軽減したいことから、ランドリールームを採用する方が増えています。
しかし、実際に使用してみると、思ったように洗濯物が乾かないといった悩みを抱える人もいます。この記事では、乾かないランドリールームにしないための方法について、詳しく解説します。
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ランドリールームを設置するメリット
ランドリールームは、洗濯作業をサポートするスペースです。洗濯物を「洗う～畳む」まで、すべての工程をひとつの場所で完了することができます。
・洗濯に関連する作業を一箇所で済ませることができるため、時間の節約や身体への負担軽減につながる。
・天候や時間に左右されずに洗濯物を干すことができる。
・リビングに洗濯物を干さなくてもよくなるため、リビングがすっきりとした状態を保てる。
・花粉や黄砂、排気ガス、PM2.5などの有害物質が洗濯物に付着しない。
・洗面室を整理整頓することができるため、乱雑さを解消できる。
これらの利点を考えると、ランドリールームの設置は魅力的に思えますが、広いスペースが必要となるため、慎重に計画する必要があります。
乾かないランドリールームにしないための対策4選
次に、乾かないランドリールームにしないための方法について解説します。
乾かないランドリールームにしないための対策①「湿度を低くする」
室内の湿度が高くなると、空気中の水分が増え、洗濯物の水分が蒸発しにくくなります。その結果、洗濯物が乾かない環境が生まれます。
洗濯物を乾きやすい環境にするためには、室内の環境を調整することが重要です。空気中が乾燥しているほど、洗濯物からの水分蒸発も促進されます。
全館空調などを使用して室内の環境を整えることや、ドアを開けた状態にしておくことで、湿気がこもらないようにしましょう。
乾かないランドリールームにしないための対策②「室内の温度を高くする」
夏の高温時には洗濯物は早く乾きますが、冬の低温時には乾きにくくなります。特に洗面室やランドリールームは人が常時滞在していないため、温度が低くなりがちです。
洗濯物が冬場に乾きにくいのは、室内の温度が低いためです。室内の温度を上げることで湿度の上昇も抑えることができます。最適な温度は20度以上です。
暖房によって環境を整えましょう。暖房器具を置く予定のある場所に、コンセントを設置しておくことをおすすめします。
乾かないランドリールームにしないための対策③「十分なスペースを確保する」
スペースの確保も重要なポイントです。
多くの方が洗面所と兼用していますが、独立したランドリールームを考える場合、目安として2〜3畳の広さが必要です。洗濯物を干すだけでなく、洗濯機や洗濯物を畳む台、収納家具などを考慮すると、意外と広いスペースが必要になります。
物干し竿が3本ほどあれば、4人家族でも室内干しをしやすいです。風通しの良い空間を作るために、ゆとりのあるスペースを確保しましょう。
乾かないランドリールームにしないための対策④「空気を循環させる」
洗面室やランドリールームは、通常人の出入りが少ないため、空気の循環が悪くなりがちです。閉め切った空間では、洗濯物の水分が蒸発するスピードが遅くなり、細菌の繁殖や生乾きの原因となります。
空気の循環を改善するためには、間取りの段階から考慮する必要があります。風通しの良い空間を作るために、できるだけ2箇所以上に窓を設けることが望ましいです。
また、サーキュレーターなどを使用して人工的に空気を循環させる方法もあります。サーキュレーターを設置する場合は、窓の近くに配置することで効果的に空気を循環させることができます。
湿度・気温・風通しが重要！
この記事では、乾かないランドリールームにしないための方法について、詳しく解説しました。
ランドリールームの乾燥性を向上させるためには、湿度・気温・風通しの3つの要素を適切に調整する必要があります。
建物が完成してしまった後では、改善が難しい場合もあります。ぜひ、参考にしてみてください。
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